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213話 姫咲さんと焼肉
「普ー、そのお肉そろそろ焼けたんじゃない?」
「もう少しですね姫咲さん、中までしっかり焼いてから食べましょう」
「そっちの肉、焦げてきてるんじゃないか?」
「おっといけない、これは僕が食べておきますね。姫咲さんはこっちのキチンと焼けたお肉をどうぞ」
「なあ普、やっぱり二人で焼いたほうが絶対効率いいと思うんだが」
「貴女に『調理』をさせるわけにはいきません。現状のままでいきましょう」
「でも共同作業のほうが楽しいし」
「楽しさを求めて命を落としたくはありませんので」




