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192話 姫咲さんと雹
「普ー、雹が降ってるな」
「雹が降ってますね姫咲さん」
「ところで雹と霰の違いってなんだ?」
「粒の大きさじゃなかったですかね? 霰も当たると痛いですが、雹は大きい分もっと痛いです」
「大きさで名前が変わるっておかしくね? デカイ猫も小さい猫も、歳が同じなら猫は猫だろ」
「別に何でもいいんじゃないですかね」
「私が思うに、霰は当たると『あらー』と溜め息ついて、雹は当たると『ひょー!』と叫びたくなるから名付けられたんだと思う!」
「貴女のその場の思い付きを命名の由来にしないで下さい」




