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174話 姫咲さんと催眠術

(あまね)ー! コレ見て!」


「……糸でくくった5円玉、ですか? 姫咲さん。何をしようと言うのです?」


「そーれ! 貴方は段々眠くなる~! 眠くなる~!」


「ああ、催眠術ですか姫咲さん」


「眠くならないの?」


「ええ、全く」


「おかしいなー、私はコレされたらすぐ寝ちゃったんだけど」


「非常に素直で特殊な人にしか効かないでしょうからね姫咲さん」


「あ! じゃあ誰でも寝ちゃうヤツにするよ!」


「そう言いながらなぜ拳をこちらに構えるのですか姫咲さん」

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「普ー! もっとまともな小説読みたいぞー!」
「それならばこちら≪孤児院出の魔法騎士≫がオススメですよ姫咲さん」

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