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167話 姫咲さんとオーロラ
「普ー! オーロラ見たい!」
「今度はオーロラですか姫咲さん。非常に綺麗らしいですけど、日本じゃ無理ですよ」
「なにー!? じゃあどこなら見れるんだー!?」
「アラスカ、ですね。『行こうぜー!』とか言わないでくださいね姫咲さん」
「むー、じゃあまた私が修得すればいいのか?」
「前回のアレは修得したんですか。まあ、それで済むなら、それでどうぞ」
「うーん、私ばっかり頑張って覚えるのも不公平だからな! オーロラは普に覚えてもらおう!」
「え? ちょ、姫咲さんなにを……」
「ほら、綺麗になった!」
「……虹色のカーテンを僕に巻きつけて満足ですか? 姫咲さん」




