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160話 姫咲さんと雪吊り

(あまね)ー、『ゆきつり』ってなんだ?」


「雪吊り、ですか。樹木の枝が折れないように縄で枝を守ること。雪が付着して枝が折れないための対策、ですね姫咲さん」


「へー、たまに人の家の庭で見るアレかー」


「それがどうされました?」


「いや魚釣りの『釣り』だと思ってたからさ、雪を釣るってどういう事かなー、と思ったんだけど」


「あぁ、ただの認識違いでしたか。これで一つ賢くなられましたね」


「うん、上空まで行って釣り針垂らしてたんだけど、なんか違うと思ったよ」


「なんの脈絡もなく『上空まで行って』とか言わないで頂けません?」

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「普ー! もっとまともな小説読みたいぞー!」
「それならばこちら≪孤児院出の魔法騎士≫がオススメですよ姫咲さん」

『小説家になろう 勝手にランキング』
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