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155話 姫咲さんとスキー
「普ー! いやっほおぉぉぉぉー!!」
「やはりスキーもお上手ですね姫咲さん」
「いやースピード感溢れるスポーツはやっぱりサイコーだな!」
「スピード感溢れすぎて僕にはついていけないので僕は初心者コースで滑っていますね」
「ええー!? 普も一緒に滑ろうよー!」
「だから無理ですって」
「むー、じゃあ私も初心者コースのほう行くよー」
「姫咲さん、それでは物足りないのでは?」
「普通に滑るとそうだね。だから普が滑るのと同じ速度で駆け上がる遊びに切り替えるよ」
「それはそれで『一緒に』ではないですね」




