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104話 姫咲さんと鍋
「鍋が美味しい季節になったな普ー」
「そうですね姫咲さん、すっかり冷え込む季節になりました」
「鍋やろうぜ、鍋ー! すき焼きでもしゃぶしゃぶでも昆布だしでもキムチ鍋でも!」
「うんいいですね、姫咲さん、家でも冬はよく鍋をされるんですか?」
「うん、まぁまぁ。でも私は何故かいつも鍋に食べ物入れるのやらせて貰えないんだよねー! いつも食べる係!」
「……ちなみに姫咲さんにとって鍋に具を入れる行為とはなんでしょう?」
「え? 料理だろ? あ、闇鍋もいいなー! 普の家でやろうぜー! 私も色々持ってくる!」
「貴女が主導だと街が闇に包まれる気がするので止めましょう」




