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【閑話】嫌いじゃない



 息子と旦那と風呂に入った。

 風呂上がり。


 夫婦の寝室にて。


「うう……セイコに裸にひんむかれた……もうお嫁にいけない」


 アスベルがバカなことを言ってた。

 本当にあほだねえ。


 一方で、アンチは私の膝の上でちょこんと座っている。

 私がアンチの髪の毛をタオルで拭いてあげていた。


「かあたまとのおふろ、たのしかったです!」

「おほー! そうかそうか。また入ろうな、毎日でも入ろうなぁ!」

「うぃ!」


 ああ、息子は本当に可愛い。

 義理の息子だけど、関係ない。もうアンチは私にとって家族だし、本物の息子だなぁって、おもう。


「セイコぉ、俺も……」


 アスベルが涙目で言う。

 こいつも私に構ってほしいらしい。


 親子そろって甘えん坊だな。

 似たもの親子っていうんだろうか。


「ったく、しょうがいなぁ。アンチ、どいてやってくれ」

「うぃ!」


 アンチは超絶ウルトラいいこなので、父親のために、場所を譲ってあげていた。

 ああもぉお、優しい子だよぉおお!


「で、では失礼してっ」


 アスベルが私の膝の上に乗っかる。

 ったく、こういうときは、普通逆じゃあないのかね。


 まあいいけどね。

 私は旦那の髪の毛を拭いてやる。

 アスベルの銀髪は、アンチと同じで、少し青みがかかっていてきれいだ。


 見ていて全然飽きない。

 私とアスベルの間にできるだろう子供も、こんなふうに綺麗な銀髪を持っているんだけどな。


「セイコ? どうしました?」


 ……私がアスベルについて考えていると、それを察知した旦那がすぐさま訪ねてくる。


「もしかして、俺のこと考えてくれてたんですかっ」

「あー、まあ、な」

「やったー!」


 ったく、妙な男だ。自分のこと考えてたってくらいで、それだけで喜ぶんだからね。

 変なやつ。でも、嫌いじゃあないね。


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― 新着の感想 ―
第2章 お疲れ様です大変 愛情深くて心が満たされました。普段は完結したものしか読まないんですが、この話は 常に追いかけて 読んでます。早くこの話がコミカライやアニメーションになってくれたら嬉しいです。…
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