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偽りの惑星―fake planet―  作者: 過去(10年前)のくろひこうき
最終章
22/32

二つの立てこもり

 午前8時45分


 「で、警察の方がこんな朝から何の用ですか?」


 朝出勤したての戸田はかなり不機嫌である。


 「申し訳ありませんねー少し緊急事態なもんで。」


 その押し掛けた当人である藤堂はその様子を察し、少し決まりが悪そうである。


 「ていうかあなたどこかで会ったことあります?」

 「えっ。」


 唐突にそう言われて藤堂はすっかり忘れていた。以前身分を偽って潜入していたことに。


 「そ、そうでしたっけ?私は記憶にないですけどー。似ている人じゃないでしょうか?」


 その言い方が完全に胡散臭い。ごまかすのがへたくそなのは性分である。


 「そうですか。まあいいでしょう。で、何の御用ですか?今日は何かと忙しいのですが。」


 戸田はそんな藤堂を見て鬱陶しそうな表情で爪を切り始める。


 「そうですね。こちらも緊急事態でした。単刀直入にいいます。新田川でテロともいえる立てこもり事件が発生しました。首謀者はVIMPATIOR(ヴィンパティオ)と名乗る新興宗教団体です。」

 「・・・ほう。その立てこもりに私が関係しているのですか?」


 戸田の表情は冷静であったがさらに険しくなる。


 「話はここからです。犯人の要求は、あなたなんですよ戸田陸将。犯人はあなたを連れて来いと言っています。」


 それを聞いて戸田の顔色が少し変わる。


 「なぜ私なんだね。」

 「それはわかりません。奴らは驚くことにマシンガンを装備していました。実際に捜査員に発砲しまして。」

 「それは・・・君たちの失態なんじゃないのかね?なにせガサ入れの最中に発砲されたとあっちゃあ・・・」


 藤堂はニヤリと笑う。


 「おや?どうしてガサ入れの最中であったと知っているのですか?」


 藤堂が言うまでもなく失言してしまったと自分で気づいた戸田。


 「と、とにかく私は行かんぞ!君たち警察が何とかする問題だ。さあ帰った帰った!」


 戸田は立ち上がり、部屋を出て行こうとする。そうすると、


 「プルプルプル・・・」


 部屋の電話がその行動を遮るように鳴る響く。


 「ああもう!何なんだ全く!」


 戸田は乱暴に受話器を取る。


 「え?なんだと。わかった。通せ。」


 受話器を叩きつけるように電話を切ると、戸田は額の油汗を拭った。


 「さあ帰った帰った。今から部下が来るんでね。」

 「ちょっと待ってくださいよ!このままだと奴ら撃って出るって言ってるんすよ!?」


 先ほどから隣で聞いていた大谷は我慢しきれずに身を乗り出した。


 「タイムリミットは明日の明朝6時です。それまでにあなたが来てくだされば無駄な犠牲を出さずに解決できるかもしれないんですよ?お願いします。」


 藤堂も声を荒げ、戸田に詰め寄る。


 「何度言ってもだめだ!帰れ!」


 戸田も今まで以上に興奮してそれに応える。その時部屋の扉が急に開いた。


 「失礼します。そのお話詳しくお聞きしたいですね。」


 そこに現れたのは長身で、がたいのいい若い男とその男より少し身長の低い若い男だった。いずれもスーツを着用している。


 「ノックもせずに入ってくるとは無礼者!」

 「失礼いたしました。何せこちらも緊急事態でして。」


 長身の男が一礼をして謝罪する。


 「次から次と何なんだ!」


 戸田はイライラしすぎて顔が真っ赤である。


 「閣下、カッカとするのは体にお悪いですよ。落ち着いてください。」

 「閣下だと!?貴様茶化すのも大概にしろ!!」

 「そうだぞ正成。さすがに今のは笑えないぞ。」

 「うむ、ギャグを言って笑わせようとしたのだが、時と場所をわきまえるべきだったようだな。無礼をお詫びします。戸田陸将。」

 「ああもういい!要件を言え。」


 終始ニヤニヤしている正成と呼ばれた男。あまりにも現実離れしたやり取りに藤堂と大谷は空いた口が塞がらない。


 「・・・そうですね。警察の方でしたか?」

 「あ、はい。」

「少し席を外していただけませんか?代わりにこちらからもお話したいこともあるので後程お時間を作っていただけませんか。」


 先ほどギャグを急にかました男は笑顔でさわやかに語りかけてきた。


 「・・・失礼ですがあなたは?」


 藤堂は直観的に目の前の若い男を睨んでしまった。


 「まあそう警戒なさらず。私は、楠木正成三佐と申します。あなたたちの方にもなにか重大な事件があったようですが、こちらも大変なことになりましてね。総理の密命を受けてここにいます。後程詳しくお話しします。」


 そう言って藤堂と大谷は部屋を追い出されてしまった。


 「なんなんすかもう!俺この間からさっぱりと事態が分からないっす。」

 「いや、俺もそうだ。何かとんでもないことが起こっている。そんな気がする。」


 藤堂と大谷はまるで時間に取り残されたような気がしていた。



 時は遡ること午前5時

 まだ暗いその時間。この日はたまたま基地内に人が少なかった。だが昨日搬入された大量の銃弾や爆薬が倉庫内を埋め尽くしていた。この物資は数日後に行われる公開訓練に使用するものであった。それをひそかに運び出す男が2人。この日早番だった福田3等陸曹と塩田1等陸士である。何やら音を立てずに爆薬の入った箱を担架に乗せて素早く運び出している。その手つきは何やらただならぬ気配を漂わせていた。


 「ん?そこの2人何してる?」


 倉庫の前を不意に通りかかった隊員が2人に気づいて声をかけた。


 「・・・」


 2人は何の返事もせずにただ黙々と作業をする。


 「だから何をしているのかって・・・」


 痺れを切らした隊員が2人に近づこうとしたその時、背後から強烈に殴打された。


 「うっ・・・」


 倒れる隊員の後ろに立っていたのは山本だった。その顔には生気がない。


 新田川駐屯地を乗っ取ることは訳のないことだった。監視カメラなどのセキュリティを解除し、早番で基地内にいた隊員たちを眠らせたら、あとは静かに息をひそめるだけだ。出勤してくる自衛隊員たちを順番に眠らせて行けばいいだけである。普段ならばこんなことは到底できないが10月21日、この日だけは特別にセキュリティが薄かったのだ。この日をまるで見計らうかのように犯行に及んだという訳だ。


 「隊長。眠らせた隊員たちは順次この庁舎に運んでいます。」

 「よし、ご苦労。」


 新田川駐屯地のほぼ中央に位置するメイン庁舎の一室にあの平本の元教え子山本2等陸尉がいた。そばには無線機をはじめとした通信装備が所狭しと並んでいる。山本が操作するひときわ大きな機械から聞こえてくるのは自衛隊の通信や警察無線など様々だ。

 「さあ、準備は整った。今こそ我らの意思を示す時だ。福田、田中、塩田、古川、お前たちの健闘を祈る。」

 「「はっ!」」


 隊員たちは一斉に敬礼をする。しかしその目に覇気はない。まるで機械の様にきびきびと動くだけ。



 9時25分


 「お待たせしまして、すいません。」


 1階のロビーで待っていた藤堂と大谷に対して詫びながら近づいて来たのは先ほどのスーツを着た長身の男であった。


 「いえ、早速で失礼ですが何やら緊急事態とおっしゃっていましたが何があったんですか?先ほどから職員たちが騒がしく動き回っていますが。」


 藤堂は警戒の色を隠せないでいた。先ほど見た楠木と名乗った男はどこか異質であった。緊急事態と言いながらなぜかひょうひょうとしているのが藤堂の気に障る。


 「・・・そうですね。隠してもしょうがないと思いますしこれから結局京都府警に行かねばならないのでしっかりとお話ししましょう。」


 楠木の表情が急にこわばる。


 「はっきり言いますと、自衛隊新田川駐屯地にて立てこもり事件が発生しました。」

 「な、なんだって!」


 2人は驚愕する。ただでさえVIMPATIOR(ヴィンパティオ)の立てこもり事件で精一杯なのにまた新たな立てこもり事件が起きるなんて、正直もはや何が何だかわからない状態である。


 「そ、それは、どういう・・・」

 「私たちの方でもまだ飲み込みかねていますが、午前8時ごろに防衛省に直接電話がかかってきましてね。内容は『我々は正義の名のもと蜂起する』という何やら軍国主義丸出しのようなものでした。」

 「要求は何なんです?」

 「・・・戸田正俊陸将が行った悪行の数々を公表し、謝罪すること。笑えるでしょ?」

 「なんだって・・・」


 まさか、と藤堂は思った。あまりにもVIMPATIOR(ヴィンパティオ)の要求と酷似している。佐々は混乱した。


 「し、しかし。なぜこのタイミングで。戸田が・・・」


 藤堂は考える。要求が酷似しているのは偶然とは思えない。


 「ほう、その様子だとそちらの要求も同じようなもののようですね。全く同じタイミングで全く同じような籠城事件が起こる。これを偶然と呼べることはできないでしょうね。」

 「くっ!」


 藤堂は下を噛んだ。そばで大谷が目を回している。


 「とりあえず今から京都府警本部に行きます。幸いまだこの一件は公表されていない。警察と協力してなるべくことが大きくならないようにする必要があります。では、失礼します。」


 楠木は深刻な表情のままそそくさと歩いていく。しばらくの間2人は何も言うことができなかった。



 9時45分


 京都府警本部も騒然としていた。なにせ防衛省から秘密裏に連絡を受けていたからだ。


 「こんなこと前代未聞ですよ!」


 急遽開かれた京都府警の最高幹部たちが集まる会議は大いに大荒れ。何せ政府、防衛省からは自衛隊の後始末は自衛隊が付けるとの指示が出ていたからだ。無論警察庁も同じ意見である。さらに前代未聞。


 「しかし、今はVIMPATIOR(ヴィンパティオ)の包囲に機動隊も使ってしまっていますし、それに捜査一課などの人員も裂いてしまっています。ここはおとなしく自衛隊に任せるしか・・・」

 「そんなことをすれば警察のメンツは丸つぶれだ。」


 意見は2つに分かれていた。認めるか、認めないか。


 「失礼します。」


 そんな会議にさっそうと現れたのは楠木正成と菊池斗真であった。先ほどとはうって変わって自衛隊の制服を着ている。


 「私は防衛省より派遣されました楠木正成三佐です。」

 「同じく菊池斗真一尉です。」


 2人は一礼をする。


 「緊急事態ですので単刀直入に申し上げます。自衛隊の件に関しましては我々に一任していただきたい。ただそれだけです。」


 会議場は再び騒然とする。


 「しかしだね、そう言うわけにもいかんだろう。協力ということならともかく、一任となると我々のメンツが保てん。」

 「それならご心配なく。マスコミの方もしっかりと対策を立てますので。悪くは書かせないようにしましょう。私を会見に立てていただければ問題はありません。」


 楠木は終始ニヤニヤしている。しかし不謹慎ともとれるこの不気味な笑いのことを咎める者はこの場にいない。


 「本部長。ご決断を!」


 皆が一斉に高橋本部長の方を見る。高橋本部長は険しい顔つきでしばらく何も言わなかった。静寂が場を支配した。


 「・・・わかりました。そちらにも総理のご意向があるのなら、こちらにもあります。お互い全力を尽くしましょう。緊急事態に優先されるべきは人命です。皆さんいいですね?」


 高橋の強い言葉に反対意見を言う者などいなかった。


 「・・・ありがとうございます。」


 楠木は礼をしてそそくさと会議場を後にするのだった。



 10時15分


 「なんだって!?自衛隊で立てこもり!?そんなバカな。」


 馬崎は驚きすぎて声が裏返りそうになった。この時間になってようやく自衛隊の一件を知った馬崎は今度こそ完全に全身から力が抜けて行くような気がした。今朝から計算違いのトラブルが起こりすぎて精神的な疲労がピークであった。さらにその件は自衛隊に一任されるということを聞いてなおも驚いた。しかしよかったと安心する自分が心のどこかにいることが馬崎には苦痛でならなかった。


 「くそっ!」


 下を向いてそうつぶやいた馬崎。そこに藤堂と大谷が帰ってくる。2人の表情もあまり良いものではない。


 「・・・聞いたか?馬崎。」

 「ええ、私の失態です。」


 藤堂は憔悴しきった馬崎の顔を見てとても心配になった。


 「お前の悪い癖だぞ。完璧主義すぎるんだ。すべて自分のせいにするな。こんな事態誰が予想できたんだ?」


 藤堂にできることはこれぐらいであった。無論今日の事は全ての捜査員たちに動揺をもたらす者であったが、指揮している者にとってはその非ではないことは明白だった。


 「馬崎さん、なんかやばそうっすね・・・」

 「ああ。」


 藤堂はタバコに火をつける。


 「俺も、何が何だかわからない。」

 「先輩のそんな弱気な姿見たくありませんよ。」


 大谷は急に藤堂に迫ってきた。


 「こんな時こそ、笑顔っすよ!ほら二~。」

 「キモい。」

 「ガーン。」


 藤堂は顔を近づけて変顔をしてきた大谷にきつい一言を浴びせる。ニコリとも笑っていない。


 「ひ、ひどいっすよ~」

 「あのな、お前に言われなくてもわかってるよ、そんなことぐらい。それにな、馬崎はそんなに軟じゃない。それは俺が保証する。あいつのことは良く知っているからな。」

 「そういえば何で馬崎さんのこと知ってるんすか?」


 大谷は唐突にそう切り出した。


 「昔、あいつが研修で来た時に一緒だったのさ。あいつはキャリアだったが、礼儀正しいやつだった。挨拶の時に自分を新人の巡査だと思って下さいって言うんだぜ?そんなこんなであいつはいろんなことを経験してあっという間に成長して、人事異動だ。今ではあの若さで警視長だってよ。なにか警察の弱みでも握っているのか、と思っちまう。」


 藤堂はニヤッと笑うと、たばこの火を消して投げるとどこかへと向かっていく。


 「すごい人っすね。てかこれからどうするんすか?」

 「決まっているだろう?夜までに戸田を連れてくる。」

 「絶対来ませんよ。あいつ。」

 「それでもいい。とりあえず奴の事を手分けして調べるぞ。いいな?」

 「わかったっす!」


 大谷は再び敬礼の様なポーズを取ると自分の車に向かう。2人はばらばらの車に乗り込んで各自情報収集に向かった。



 午前10時30分


 新田川駐屯地の周りは騒然としていた。突如として大量の装甲車が配備され、周囲を完全に取り囲む。統率されたその動きは中にいた山本たちが気が付かないほどだった。


 「隊長!外が・・・」


 山本は思わず息をのんだ。なにせ完全に基地の周りが包囲されていたからだ。しかしそれだけではない。包囲しているのは全て陸上自衛隊の装甲車などである。中には戦車もあった。無論警察車両は一台もない。


 「もう完全に逃げられんな。」


 このような状況を前にしても、山本は冷静そのものであった。まるで感情がないかのように。


 「プルプルプル・・・」


 簡易通信室の電話が鳴り響く。山本はゆっくりどこから発信されているか確かめるように受話器を取った。


 「もしもし?」


 電話の相手は若い男のようだった。


 「我々の要求は聞いていただけそうですか?」


 山本は少し言葉を溜めてから話し始める。


 「残念ながら聞いてもらえそうにはないですね。戸田閣下自身は完全に黙秘です。さらに言うと自衛隊としての立場上もあなたたちが防衛省宛てに送った文書を公表することは当然できない。上の沽券に係わりますからね。ククク・・・」


 若い男はなぜか楽しそうな声で語る。しかし山本は全く動じない。


 「わかりました。では人質は解放しません。」


 そう言って山本は電話を切った。それに驚いたのは電話の相手楠木正成三佐である。


 「おいおい、冷たいな。彼は。」


 楠木は呆れながら目の前のパイプ椅子に座る。


 「なかなか手ごわいんじゃないか。どうするんだ正成。この前代未聞の事態に全指揮を任されたんだ。しっかりやれば出世は間違いないな。」

 「お前はなんかあてつけみたいなことを言うんだな。」


 楠木の目の前で座りながら足を組み、何やらスマホをいじっている男は菊池斗真一尉。2人はこの件を防衛省ないし政府から一任された防衛省の人間である。


 「で、リストは?」

 「これだよ。」


 菊池は楠木にファイルを手渡すと、楠木はまじまじと物色する。


 「ほう、みんな若手の隊員ばかりだな。全員新田川駐屯地所属か。」

 「ああ、でおそらく首謀者は中部方面輸送隊の隊長山本浩史二等陸尉。」

 「そうか。」


 楠木はニヤニヤしながらファイルを見ていたが、急に興味がなくなったようにバサッと机の上に置いた。


 「報告を。」

 「急に怖い顔するなよ。」


 菊池は少し息をついて話す。


 「10時30分現在、新田川駐屯地の周りは第3師団所属、第7普通科連隊及び36、37普通科連隊の混成部隊約2000体勢で任務にあたっています。周辺住民の避難、新田川駐屯地の包囲は完了。現在は第1班~第10班までは待機完了です。いつでも突入準備ができている。犯人の状況としては合計たったの5人でありながら。駐屯地の人質を多数取っている模様。現在確認が取れているだけで10人はいるかと。あと大事なことはたまたま昨日手榴弾が大量に基地に届いてしまっているから倉庫にあると思われますね。これは最高の人質になるかも。爆破したらひとたまりもないだろうし。」

 「うん、いい報告だな。つまり彼らは人が極端に少なく、かつ物資が割と届く日を選んでの犯行という訳だな。用意のいいことだ。」


 楠木は再びニヤッと笑うと、立ち上がる。


 「人質の解放交渉とともに、突入のプランを立てろ。メディアへの説明は今から俺が行う。会見の準備を。さあ、これから忙しくなるぞ。」


 「了解です。三佐殿。」


 菊池はヘイヘイと言うかのように抜けた返事をした。



過去のくろひこうきは、登場人物にニヤニヤさせるのが好きなようです。これでは変態がたくさんいるみたいです。かなしみ( ;∀;)

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