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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
対外戦争
72/117

戦争屋

 獅子の紋と王冠(リオングラウス)王国の東北部において草原の国(ツァツァール)と対峙しているのが東部戦線とすれば、王国中央を挟んで西方に広がる地域で勃発しているのが、西部戦線である。

 緊張状態が続く南部、比較的平穏な北部及び中央を除いて二つの正面を抱えることになったリオングラウス王国の首脳部は、その最高意思決定機関である御前会議において、西方への対処を優先した。

 両正面に同時に対処は愚策。

 その点で、軍部も、文官も、王家も意見の一致を見た後に争点になったのは、ではいずれから対処すべきであろうか、という点だ。

 そして彼等が西方を優先したのは、結論から言えば、東部は外国からの侵略だが、西部は外国からの侵略と内部の反乱が同時に生起したから、という危機感からだった。

 ある意味では正しく、ある意味ではまったく理由にならない政治的な理由から、彼らは西方戦線を片付けるべく全力を挙げることになる。

 そして一度意思決定がなされてしまえば、リオングラウス王国は迷わなかった。

 軍部からは“英雄の弟子”ディルアン将軍を最高指揮官として派遣。持ちうるカードの中で最高のモノを切って勝負に出る。

「勝算はどのくらいある?」

 気弱な様子の少年王に問いかけに、最高指揮官に任命されたディルアンは、胸を傲然とそらし、口の端に不敵な笑みすら浮かべた。

「三か月で、敵を完膚なきまでに我が国から叩き出してご覧に入れましょう」

 群臣居並ぶ中での発言に、どよめきが起きる。

「戦争屋が偉そうに……」

「いくらなんでも自信過剰だ」

 という声も聞かれたが、群臣の大半を占めたのは、流石は英雄の弟子との声だった。

 彼は、即座に軍に招集をかける。各方面の国境警備隊を残した国軍と、補助戦力としての騎士隊。貴族家の抱える従士をはじめとする私兵達。

 リオングラウス王国の持っているあらゆる階層の戦力を集中させておよそ4万五千。

「西方国境、グリオルド平原に軍を集結させる」

 大国ロスデリア帝国から出発した遠征軍はおよそ4万。

 両軍合わせて8万五千。

 その数を集結させられる大規模な平野は、西方では限定された。その中で会戦ができるような地形はさらに限定される。

「反乱と外患の関連がないと思うほど、俺ァ耄碌しちゃいないんでな」

 不敵に笑いながら本隊となる一万程の兵力を率いた英雄の弟子ディルアンは、反乱を起こした西方諸家のうち最大の勢力を誇るミディ家に狙いを定めた。

 グリオルド平原を選んだのには、このミディ家から最も近いという点もある。

 敵にしてみれば、リオングラウス王国内の友軍と合流できる最も近い位置。

 我にしてみれば、敵をまとめて倒せる好立地。

 彼我の条件が折り合ったそこが、決戦の地だった。

 ディルアンは、反乱を起こした西方諸家の領地を徹底的に荒らして、反乱を起こした諸家の貴族や豪族を戦場に引っ張り出す。

「後の統治に障るのでは?」

 補佐のために付けられた西方貴族の中で、反乱に与しなかった下級貴族の疑問に、ディルアンは不敵に笑って答えた。

「まず、勝利をこそ第一とする」

 彼が戦争屋かあるいは名将と呼ばれる所以である。

 思い描いた戦場に、思い描いた敵を撃破することをこそ、最も重視する。だから、戦争は外交の一環であるとか、後の統治のことを考えて、手心を加えるなどということは、他の奴が考えれば良いと本気で考えていた。

 その為なら、敵の領地の住民がいくら苦しもうが関係ないし、後で赴任してくる貴族がどれほど統治に苦しもうと、それは彼らの責任だ。

 そしてそこを割り切れるからこそ、彼は強かった。

「宰相には、後で心づけを送らないとな」

 二か月後、彼は国内の移動を経てグリオルド平原の大地を踏んでいた。

 目の前には、未だ集結もままならないロスデリア帝国の3万五千。

 そして彼の後ろには、想定した通り四万五千の兵力が控える。

 無理難題あるいは、戦争以外の全てと言い換えても良いかもしれないそれを宰相に丸投げして、条件を整えてもらったのだ。

「さァ、約束通り三か月で敵を我が国から叩き出すか」

 手にした馬上槍を肩に担いで、縦横陣に並んだ味方の最前線を馬で走らせる。

「諸君、戦友諸君! 良く集まってくれた! 眼前を見よ。侵略者がその姿を現した! 我らリオングラウス王国の友邦を侵す敵だ!」

 良く響くディルアンの声は、リオングラウス王国軍のざわめきを止めた。

「このままでは、諸君の友、財産、愛する者達は奴らの奴隷となるであろう! それを許すのか!? 否、断固として否だ! 諸君らの、私の手にある者は何だ!? 諸君らを守るもの、諸君の大事なものを守るもの、そして侵略者を倒すための武器だ!」

 ディルアンの走らせた馬が、彼の直接率いる騎馬隊の前に来る。天上から見下ろせば、全軍の左翼に当たる部分であった。

「諸君らの戦いを神はご照覧ある! 勇気を示せ! 騎士たる誓いを果たせ! 我らの敵に正義の鉄槌を! そうあれかし(エィメェン)!」

『エィメェェン!!』

 唱和する声は、全軍に広がる。

 掲げられる獅子の旗。

 突撃の合図だった。

 手にした馬上槍を掲げ、ディルアンは先頭に立つ。

 ロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエも、その中の一つとして、たなびく獅子の旗を見上げていた。


◆◇◆


 辺境伯領から急ぎ王都に戻ったロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエは、すぐさま組合に依頼の完了を告げる。

 辺境伯領から早馬が、先に到着していたのか。

 増えたはずの騎士隊すら余裕をもって維持できるだけの報酬を受け取ると、そのままロズヴェータは、情報収集のために伝手を頼った。

「それで、何が知りたい?」

 同期で友人のリオリスに真っ先に連絡を取る。

 久しぶりに出会ったリオリスは、新婚のはずなのになぜかげっそり痩せていた。

「……なんか、大丈夫か?」

 思わず出会って一言目にかけた言葉に、リオリスは苦笑する。

「何かと忙しくてな」

 リオリスの副官に視線を向けると、彼女は無表情を装って口を開いた。

「昼は騎士隊の訓練に、夜は……新婚ですので」

「死ねよ。自慢かよ」

 思わず口からもれたロズヴェータの本音に、リオリスは豪快に笑った。

「はっはっはっは! これぞ王族の特権。お前もさっさと結婚しろ」

「……まぁ、いいけど」

 それで、と切り出したロズヴェータの質問にリオリスは、くすんだ金色の髪を掻いて苦笑した。

 未だ癒えぬ傷跡を再確認して、お互いの距離感を図る。

 親友と呼べる間柄だと認識しているからこそ、彼らの間にはお互いに立ち入ってはいけない境界があった。

「なんのことはない。戦さ。もう噂が飛び交っているようだが……」

 周囲よりも頭一つ高いリオリスが、きょろきょろと辺りを見回す。

「ちょっとそこに座って話すか」

 待ち合わせにしたのは、王都の公園。午後の日差しは冬の肌寒さを和らげ、午睡を楽しむのにちょうど良い。しかしながら、二人の若者が口にするのは、血の滴るような話題だった。

「……で、どこと戦うんだ?」

「せっかちだなぁ。ロズデリアさ」

「大国だな」

「そうだな。相手の将軍の名前までわかっている。グノーシフォというらしい。何度か我が国とも交戦経験がある。まぁ歴戦の将軍ってところだな」

 数は約4万、それに対してリオングラウス王国は、西方国境で迎え撃つ。こちらの数は、4万五千。将軍は、ディルアン。

「それが基本戦略さ」

「相手よりも、数が多いんだな」

「基本だな、相手よりも多い数を揃える方が強い。将軍の質も、多分勝っている。できれば、会戦をするところまでに敵の一部を拘束して数を減らしたいところだが……」

 リオリスが自然に語る内容は、身近に軍の実力者がいるからこその具体的な数字に裏打ちされていた。辺境で少数を相手に悪戦苦闘していたロズヴェータは、その話を聞いて僅かに自身と友との間にある身分の差というものに、嫉妬した。

「なんで俺が呼び戻されたか、知ってるか?」

「将軍の発案らしい。あらゆる階層、あらゆる勢力から戦力を抽出させて、挙国一致の態勢で臨みたいんだそうだ」

 どこか投げやりなリオリスの言葉に、ロズヴェータは、疑問を覚えるがそれよりも気になったのは、その思想だった。

「なんでそんな面倒なことをするんだ? 宗派が違えばそれだけで……」

 ディルアンの唱える挙国一致が、いかに難しいか。

 国内ですら三つの派閥に分かれ、そしてその中にもさらに分派が存在する状況でそんなことが可能なのか。

 そんな疑問を覚えつつロズヴェータが問いかける。

「それを勝利によって結び付けようってことなんだろう」

「それは……」

「そうだな。英雄の仕事だ」

 かつて、それをやった男がいた。

 一世代以上前、英雄と呼ばれ東西に長いリオングラウス王国の領土を更に拡大させた男。

 英雄ガルス。

 エルクペンディアの大鷲、大剣のガルス、獅子の国のグリフォン、人喰いの大黒鷲。

 様々な呼び名で呼ばれ、未だにその名に影響力のある男。

 既に亡くなった英雄の名前だった。

「王族の端くれとしては、困ったもんだよな」

 王家派閥は、求心力を欲している。

 リオリス自身が軍の中で力を持ちたいと願うのも、王国は国王を中心にまとまるべし、と考えているからに他ならない。

「けど、一人の騎士として……いや、男としてか? それは見てみたい。英雄の戦いってやつを」

 あらゆる重圧をその肩に背負い、それでも御前会議で大言を吐いて見せた英雄の弟子ディルアン。

 その戦を見てみたいと望むのは、多感な少年であるリオリスには仕方のないことだった。

 例え、それが自身の所属する派閥とは異なっていたとしても。

 そんな友の心情をロズヴェータは、頷くと同時にどこか冷めた視線を持ち合わせていた。

 ──確かに、勝てれば良いさ。勝てればな。

 一通りの情報収集を終え、リオリスと別れたロズヴェータは、組合ギルドに向かう。

 その間も、彼の頭の中を占めるのはリオリスの語ったディルアンの思想だった。

 挙国一致を勝利によって成し遂げる。

 小さな勝利を辺境で上げたロズヴェータにしてみれば、確かにと頷ける部分はある。勝利の後は、確かに仲間との絆のようなものを感じることがあった。

 しかしそれで全てが上手くいくのか。

 そんな疑問も、ロズヴェータの中に確かに存在していた。

「依頼を確認いたします」

 そういう副官の美貌のユーグの言葉に、苦笑して頷く。

 辺境伯領での戦いから引き抜かれて、まさか他の依頼を受けるわけにはいかない。

 そうは思いつつも、騎士隊長という立場では、正式に動員命令があるわけでもなく、組合を通じて依頼を受けて、西方戦線に参加するしかない。

 中途半端な立ち位置だと思いながら、ロズヴェータは依頼を確認し、迷うことなく西方戦線への参加を受ける。

「準備を、引き続き酒保商人も必要だな」

「遺憾ながら」

 仏頂面でそう答える美貌のユーグに、ロズヴェータは苦笑を深くした。

 何はともあれ、初めての本格的な戦であった。


◆◇◆


 招集された騎士隊は、その時期ごとにまとまって戦地へと移動する。

 移動方法はそれぞれの騎士隊に任され、依頼を受けた騎士隊は現地で点呼を受けて、戦列に加わっていく。

「騎士ロズヴェータ。三頭獣ドライアルドベスティエを率いて参戦いたしました」

「御苦労」

 点呼係の国軍の役人に、到着を告げて集合場所へ向かう。

 グリオルド平原に直接集結させるという選択肢もあったが、ディルアンは慎重を期した。グリオルド平原に至る手前で部隊を集結させ、編成のなった部隊からグリオルド平原に向けて進軍させたのだ。

 彼は、国軍、騎士隊、私兵を一緒くたにするなどという愚は侵さなかった。

 国軍は国軍、騎士隊は騎士隊として、彼等だけの運用と編成をとった。

 だからこそ、騎士隊はいくつかの騎士隊をまとめて臨時の騎士団として扱い、旗頭を設けて指揮を取らせる。

 ロズヴェータは、後方の集結地において、その順番を待っていた。

「すげー数ですね。隊長」

 分隊長ヴィヴィの言葉にロズヴェータは、曖昧に頷いた。

「しかも、ガラの悪い奴らばっかりだ」

「どの口がそれを言う」

 分隊長バリュードの軽口に、元傭兵のルルが応じる。

「……しかし、これはいつまでかかるかわかりませんね」

 筆頭分隊長ガッチェが眉を顰めた。

 見渡す限りの人、人、人……。

 そして武装し、好き勝手に天幕を張ったり、焚火を起こしたり、あるいは喧嘩をしたり。乱立する隊旗が並んでいる様は、結構な壮観ではある。色取り取りの旗に、様々な意匠、目を楽しませる以上のものではないが、人間の想像力の逞しさを感じる。

 しかし、まるでまとまりのない騎士という職業の彼らに、ロズヴェータも苦笑する。

 一体、これらをどうやってまとめて戦力にするのだろう。

 興味深くあたりを観察していると、遠くから声がかかる。

「お~い!」

 呼びかける声は先ほどの点呼係のモノ。

三頭獣ドライアルドベスティエのロズヴェータだな?」

「いかにも」

 かしこまって答えるロズヴェータは、内心の疑問を押し込めて相手の出方を伺う。

「将軍がお呼びだ。こちらへ」

 ざわつくのは、分隊長を始めとした兵士達。

「あれ、隊長、なんかやらかしました?」

「着いたばかりだろう?」

「逆にコネとかあったっけ?」

「いや……どうだろう?」

 様々に好き勝手なことを口にする分隊長達と分隊員達に背を向けて、ロズヴェータは、案内の兵士についていく。後ろに副官であるユーグだけを伴って歩き出す。

「ガッチェの指示で待機を継続。多分ここで夜を越すから、宿営の準備を頼む」

 そう言いおいて、ロズヴェータは案内の兵士に従う。

 張られた大天幕は、優に50人からなる人数を収容できる大きさ。

 その手前で、待っている人影にロズヴェータは破顔した。

「リオリス!」

「おう、ロズヴェータ!」

「あれ、蛮族のお姫様?」

「あン? 誰が!」

 待っていたのは、王族の一族に連なるリオリスと、大貴族の庶子エリシュ。

 並んだ二人と軽口を交わすと、一緒に大天幕に入っていく。

「おう、来たか」

 天幕に入ってまず目に入るのは、地面に敷かれた大規模な地図だ。周辺領域を含む戦場の俯瞰図だった。それを見下ろしていた痩身の男が、視線を上げて不敵に微笑む。

「あの時の……」

 エリシュが思わず呟いた言葉に、ロズヴェータも記憶を喚起された。

 訓練場で三人を相手に大人げなく立ち回った中年の騎士。

 そんな印象しかなかった男に、真っ先にリオリスが片膝をついて挨拶をする。

「騎士リオリス、到着いたしました。将軍」

「おう、堅苦しい挨拶はいいぞ」

 身長ほどもある槍を手に立ち上がるディルアンは、近くにいた国軍の兵士に槍の穂先で兵棋を移動させるのを指し示す。

「騎士エリシュ、到着いたしました」

「同じく騎士ロズヴェータ、到着いたしました」

「おう、ご苦労さん」

 まるで近所のおじさんのような気安さで、到着の合図を受けると、先日の遺恨などなかったかのように気軽に編成を口にする。

「卿ら3人には、騎士団として活動してもらう。騎士リオリス。お前は来年には騎士団への内定をもらっているな?」

「御意」

 初耳の事態にロズヴェータは、内心を表に出さないように身を固くした。

「臨時ではあるが、騎士リオリスを旗頭として卿ら2人をその麾下に置く」

「御意」

 エリシュとロズヴェータが頷く。そしてリオリスは、どこか納得できないように顔を上げた。

「しかし、経験で言えばこちらの……」

 思わずと言った風に口を開いたリオリスに、ディルアンは、有無を言わせぬ視線を向けた。

「卿ら不満はあるか?」

「……勲功泥棒、今度は騎士団長の地位を盗む」

 エリシュのぼそっと呟かれた言葉に、リオリスはそれ以上の言葉を飲み込み、ディルアンは、目を剥いて開きかけた口を閉じた。

「部下に加えられたのは、勲功を盗まれた被害者と騎士校で土をつけられた蛮族の姫の模様。果たしてその心境は」

 続いてロズヴェータの言葉に、リオリスは肩を震わせて俯いた。

「……ありがとう、お前等」

 リオリスの震える肩を、両側からエリシュとロズヴェータが叩く。

「……いい友を持ったな。命令は以上だ」

 彼らが退出した後、ディルアンは、しばらくその背を見つめていた。

 かつての遠き日、英雄の元で自分もそうだったのかと。


ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営

特技:毒耐性(弱)、火耐性(弱)、薬草知識(俄)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(弱):火事の中でも動きが鈍らない。

薬草知識(俄):いくつかの健康に良い薬草がわかる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇


陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)

信頼:武官(+8)、文官(+7)、王家(+7)、辺境伯家(+30)


信頼度判定:

王家派閥:まぁ国のために活躍してくれるのは、良いことだよね?

文官:そういえば、辺境で活躍しているみたいじゃない?

武官:こいつ、悪い噂も聞こえるが……。まぁ、実力はあるのかな!?

辺境伯家:このままいけば将来この人が次代の軍事の中心では?


副題:ロズヴェータちゃん、同期に甘い。

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― 新着の感想 ―
東の辺境から西に転戦とか笑えるぐらい酷い扱い 軍部掌握も出来ず文官に期待もされず外患誘致の同族がいる王の未来はどっちだ
[一言] ほんまに面白い。ご自身のペースで、更新頑張ってください。応援しています。
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