旗頭への就任と指揮下部隊の編成
大規模な激突を前にした前哨戦。
会戦において地理的な優位を取るための下準備に、獅子の紋と王冠王国と三日月帝国多量の血を流していた。その下準備が、どれだけ会戦において有利になるかを、リオングラウスの総指揮官ディルアンも、エルフィナス側の将軍も理解していたからだ。
武勲として詩になるような活躍とは無縁の戦いが、昼夜の別なく続いて行く。大軍の見守る前で名乗りを上げるでもなく、敵に静かに近寄り、奇襲をかける。眠る間も惜しんで歩き続け、昨日勝ち取った地域が、翌日には敵の攻撃で再び取り返されるなど日常茶飯事の地域の制圧戦。
鬱蒼とした森の中は、人の侵入を拒むように視界を遮り、風を殺し、停滞した空気は、蒸し暑さとなって人間達の精神を削る。
一体どこで嗅ぎ付けたのか、屍に集る蝿が、耳障りな音を立て自身の周囲を飛び回る。蝿だけではない。血を吸う蚊、毒を持った芋虫、毛虫。それら都市にいれば、普段は出会うことのない身の毛もよだつ虫達が、森に入った侵入達に、敵味方の区別なく集まり精神を削る。
気分の滅入る薄暗い森の中で、黙々と与えられた任務をこなす騎士隊は、自らの汗と、敵の血にまみれ、いつしか目だけが爛々と輝くようになっていた。
そしていつ終わるとも知れない地道な戦いに、先に根を上げたのはエルフィナス側だった。
◇◆◇
「これでは被害が増すばかりではないか! 将軍はいつまで森林内の戦いを繰り広げられるのだ!」
エルフィナス側が拠点としている城塞都市ゲイルノアの会議室において、怒鳴り声を上げたのは近隣の領主代表として参加している年老いた貴族。
「そうだ! 早くも傭兵達は、根を上げ始めている。このままでは敵が会戦に臨む前に、全軍の士気が崩壊する!」
それに続くのは同じく近隣を領地もつ初老の貴族だった。
他の部屋よりも広く作られた会議室には、円卓の机があり、余計な装飾を排除したその殺風景とも言える部屋は、城塞の設計思想をよく反映していた。つまり、余計な物は不要ということだ。
怒鳴り声をあげる諸将の声を、腕を組んで聞いていたのは未だ年若い将軍。エルフィナスの首狩り総督イブラヒムから派遣されたアブドゥルという名前の青年は、内心のため息を漏らさないように苦労していた。
聡明なるアブドゥルは、彼等近隣に領地をもつ貴族達の主張が、森林での戦いに耐えかねた悲鳴なのだと理解している。
しかし理解はできても、不快感が腹の底から沸き上がってくるのを押さえることは、できなかった。元々この城塞都市ゲイルノアを防御の拠点として活用しようと言い出したのは、彼等近隣領主だ。
エルフィナス側からすれば、拠点の背後に彼等在郷領主達の領地があり、後輩に補給基地をもてるという点で、彼らの主張に一定の理があったことは確かだろう。しかし、勝手に傭兵を連れて参戦してきて、被害が大きいとなればイブラヒムの直轄軍を率いるアブドゥルが不甲斐ないと糾弾し、挙句の果てには戦略にまで口を出してくる。
若き指揮官アブドゥルは、彼らにほとほと愛想が尽きていた。
しかし一方で、数の上では彼等近隣の在郷領主達の兵が多いのも事実。その為に声が大きいのだ。腹の中で何度、彼等在郷領主を始末するか思案を重ねたか。正面のリオングラウス王国軍に向かい合わねばならない時に、余計な思考を割く愚かさに、いつも途中でその思考を中断していた。
余計な雑音を無視して、聡明なるアブドゥルは、視線を円卓に広げられた地図に注ぐ。
正面の街道沿いには、敵の一部勢力が突出して地域を確保しつつある。小競り合い程度は発生しているものの、大したことではない。突出しすぎれば、城塞都市ゲイルノアから打って出て、出鼻をくじけば良い。
北側に広がる塩湖は、近隣の船を全て没収した上で破壊してある。少数ならまだしも、大軍を渡らせるほどの移動手段はない。塩湖の水深は深く、服を脱ぎ捨てればまだしも、リオングラウス王国軍のように鎧をまとった重装備では渡れるものではない。
それに、塩湖には人を喰う魔獣もいる。
大軍で塩湖に入ろうものなら、それこそ魔魚の餌となるだけだ。
問題は、南の森林地帯。
明らかに、押されている戦況は、全体の戦況に影響を及ぼしつつある。森林地帯を制圧されると、街道沿いに突出させている敵の兵力が活きて来る。
街道沿いの敵を叩きに出て行ったところを、森から突かれ、横っ腹を食い破られかねない。
エルフィナス側が有利であれば、同じようなことをするだろうから、当然リオングラウス王国軍はそれを考えているのだろう。だが、ここまでの戦いで有利なのはリオングラウス王国側だった。
自力が違うのか、兵士の質なのか。異様に高い士気を保ったまま、リオングラウス王国側は、森林地域の支配地域を広げている。
このままいけば、遠からず城塞都市ゲイルノアに籠城しての籠城戦を戦わねばならない。
そこまで考えて、チラリと聡明なるアブドゥルは、視線を近隣の在郷領主達に向けた。
その時、彼らはどのように動くか。
冷徹な計算が、アブドゥルの頭の中で働いていた。
◇◆◇
リオングラウス王国側が森林の戦いで有利に立っているのは、ロズヴェータ率いる三頭獣の奮戦が大きい。
前衛指揮官や、果ては総指揮官ディルアンにも届く程、その戦果は大きくなっていた。森林内での戦いで戦果があった、と認められる戦いには、ほとんど全てと言うぐらいに参加している。
決して突出して戦力が高い、と言うわけではない。
ならばなぜかと問われれば、ひとえに他の騎士隊との連携が極めて円滑だったと答えるしかない。
他の騎士隊からは忌み嫌われる四つ腕の毒蜘蛛とも連携が取れるというのだから、使う側からすれば非常に使い勝手の良い駒だった。
自身は辺境伯家の三男で貴族籍を持ち、騎士隊の質は、戦力と言う側面よりも無駄に殺しをしないお上品な騎士隊。それでいて、他の騎士隊と円滑に連携して多大な戦果を挙げて来る。
いつしか、ロズヴェータにいくつかの騎士隊をまとめる旗頭を任せようという声が、リオングラウス王国側の上層部に広まっていた。
そんな上層部の思惑とは関係なく、ロズヴェータは今日も森の中を走り、他の騎士隊とともにエルフィナス側との戦いに明け暮れていた。
紋章旗は泥で汚れ、連日の森の中の行進で服はボロボロになっていたが、それでもロズヴェータは愚痴一つ零さずに、与えられた依頼をこなし続けていた。
時には、文句をこぼす兵士をたしなめ、自身が積極的に最前線に出ることによって彼らの不満を抑え込む。そうしなければならないことを、ロズヴェータは肌感覚で感じていた。
兵士達は、森林の中の戦いの苦労を身に染みて知っているからこそ、前線に立ち続ける若い指揮官に文句を言うわけにもいかず、黙ってロズヴェータの指示に従う。
最も苦痛を引き受けているはずの少年に、更に苦労を背負い込め、などと言えるほど彼らは恥知らずではなかった。時には、その少年が気遣ってさえくれるのだから、ロズヴェータに対して不満などぶつけられるはずもない。
自分達が理解されている、と思えばこそ彼らは過酷な戦いに文句の一つも言わずロズヴェータに従っていたのだ。
三頭獣の作戦は常に簡明であった。
二日間歩き続けて敵を発見し、他の騎士隊と連携して1日で敵を撃破、地域を確保したら他の騎士隊に引き継ぎ、報告と休憩のため1日で陣営地に戻り、そして最初に戻るという4日に1日の休憩のローテーションを繰り返していた。
ロズヴェータが鍛え抜いた三頭獣をして、そのローテーションは多大な疲労と困難を伴うものだった。
ローテーションの休憩の度に、戦力の追加を上申したロズヴェータに対して、上層部は前哨戦にこれ以上の戦力抽出は、不可能との返事をよこすばかり。
流石に4回も同じ返答を貰えば、ロズヴェータとて、徒労を感じずには居られない。しかし、自身と部下の生存率を少しでも上げるため、無駄かもしれないと思いつつも、やるだけのことは、やるつもりであった。
だからこそ、苛立ち紛れに報告を上げて、短い休憩で如何に疲労を抜くか、そればかりに頭を悩ませていたロズヴェータは、報告の後に呼ばれた天幕で総指揮官を目にしたとき、驚愕よりも、不審が勝った。
案内された天幕でディルアンは一人、地図を睨んでいた。ロズヴェータが案内されてきたことを確認すると、視線を上げてにやりと笑う。
「よぉ、ご活躍だな」
「……何か御用で?」
思わず無愛想に聞き返すロズヴェータは、すねた子供のように感情が顔に出ていた。
「おいおい、そう身構えるなよ」
苦笑を張り付けて腕を組むディルアンは、よいしょっと声を上げながら立ち上がると、無造作に置いてあった勲章を掴む。
「ほれ、これで今日から旗頭だ。指揮下に加える騎士隊は選んでいいが、申請が必要だから忘れないように……なんだ鳩が豆鉄砲でも喰らった顔して」
「ああ、いえ……突然のことに驚いておりまして」
口を半開きにしたロズヴェータが思わずと言った風に口を開くと、ディルアンは苦笑を深める。
「信賞必罰は、武門の拠って立つところっていうだろ? お前は働きは、評価しているんだぜ?」
「はぁ……」
「なんだ、もっと感激して泣いて喜んでも良いんだぞ? 旗頭になるなんて、一般の騎士隊からすりゃ長年の功績が認められて、ってことじゃなきゃありえんのだからな」
「……謹んで、お受けいたします」
「おう、じゃこの先もよろしく頼む」
軽く手を上げてロズヴェータを追い出すと、ディルアンは再び地図を睨み付ける。
一方のロズヴェータは、どこか現実味の無い立身出世に実感が追いついて来なかった。
自分が旗頭……。あのショルツ殿と同じ……。
頭の中で同じこ言葉が何度も繰り返され、そこから先に思考が進まない。
「ロズ」
声をかけられて始めてロズヴェータは、自分が自らの騎士隊の宿営地に戻っていた事に気が付いた。
心配そうにこちらを見つめる美貌を見て、ぼやけた思考がまとまりだす。
「大丈夫ですか? 報奨の話で何か?」
副官ユーグの心配そうな声に、瞬きしてロズヴェータは、自分を取り戻した。
「いいや、すまん。少し考え事をしていた。今日から総指揮官直々に旗頭を命ぜられた」
ロズヴェータの言葉に珍しく目を丸くして驚きを示すユーグは、直ぐに表情を引き締め直して祝いの言葉をかける。
「それは、おめでとうございます!」
声は周りを気にするように低められていたものの、ロズヴェータの出世を心底喜んでいるようだった。
「それでは、ロズ。増援の件も認められたということですね!」
「……あっ!」
思わず、そう叫んでしまったロズヴェータに、美貌の副官はその顔を手で覆い隠して天を仰いだ。
この可愛くて、敬愛すべき主君が、チョロすぎる!
いいや、と頭を振って冷徹なる参謀役は、それでも支えるのが副官の務めと思い直す。いや、むしろだからこそ自分が支えねばと、意気込みを新たにした。
その後、洗いざらいロズヴェータから話を聞いた奸智の働く副官は、美麗な顔に、にやりとあくどい笑みを浮かべた。
「……ロズ、つまりそれはあれですね。自由に旗下を編成してよいということです」
恐らく上層部はそんなことを意図していない。
今まで通り、現有戦力で前哨戦を維持させようとするために、ロズヴェータに旗頭になれと言っているのだろうと、ユーグは当たりをつけた。
個人の出世をさせて、やる気を出させようというのだろうが、生憎とうちの愛すべき主君は、筋金入りの辺境の男だ。都会の不良騎士、ロクデナシどもとは出来が違うのだと、心の中だけでユーグは吐き捨てた。
自分だけ出世して、更に部下に無理を強いるような屑どもと一緒にするなと、内心だけで罵倒する。
「そうだろうか?」
純真無垢な愛すべき主君を、説得する等ユーグにとってはお手の物。
「勿論です。総指揮官直々に呼び出されて、旗頭をやれ、しかも戦時だから面倒な手続きはなし、なんでしょう。だから必要な物は上申すれば通ります」
「確かに、総指揮官もそんなこと言ってたな」
「でしょう? だからですね。今中央軍や、後衛軍にいる予備になっている知り合い等を呼び集めて旗下を作ってしまいましょう」
つまり、ユーグが言っているのは、勝手にこっちで戦力を増強しましょうと言っているのだ。
「しかし、この過酷な任務に他の騎士隊が集まるか?」
「そこは、お任せを。いくつか心当たりがございます」
「……そうか?」
にっこりと頷くユーグに、ロズヴェータは安心したように頷いた。
「わかった。では、どのくらいで集まりそうかな?」
「今日にでも声をかけ、書類の申請を含めて、三日後には出撃できるでしょう」
「よし、ローテーションを崩すことになるが……今活動している他の騎士隊に通達して、そこは了承してもらおう」
「私は編成に必要な騎士隊に声をかけるのと……申請作業を、アウローラ達に依頼しておきます。あ、ロズも休むのを忘れずに」
「ああ、勿論だ。やることをやったら休むさ」
そう言って別れた二人のうち、ユーグの腸は煮えくり返っていた。浮かべる笑みも、整っているからこそ壮絶な笑みになっている。
「無能者どもめ」
口から吐き出される言葉は、一片の温度すらないほど冷たく、視線には、ロズヴェータと話していた時の柔らかさを微塵も感じさせない鋭さがある。
うちの働き者の主君は、真面目過ぎるからどこかで手綱を握らないと壊れるまで働きづめに働くだろう。本当は、1日で編成作業などやれてしまうが、それをすれば、またあの底なし沼のような戦いに、自ら先頭で突っ込んでいく。
人の適正と言う者をよく見てから、仕事を割り振れ、というのだ。
しかも、自分で編成してよい? 良いだろうさ。自分達でやってやる。しかし、後になって文句をつけるようなら、それ相応の覚悟を持ってもらおうか。
戦争指導がどれだけ忙しいのか知らないが、うちの可愛らしく愛おしい主君を蔑ろにするなら、それ相応に責任を果たらしてもらおうじゃないか。
うちの主君が愛おしくて可愛らしいからって、舐めやがって……。
更に文句を言って来るなら、誰だろうと、関係なくぶち殺してやる。
ユーグは、腰に差した細剣の手触りを確かめながら、燃えるような赤い瞳に危険な光を浮かべていた。
二日後、前衛指揮官の所に三頭獣が旗頭となった編成の申請がなされた。
旗下になる騎士隊は十二。
総勢五百を超える人数を、後衛軍と中央軍さらには前衛軍からも引き抜き、しかも兵站の実務を担っていた騎士隊や陣地の構築を得意とする騎士隊等を引き抜く編成であった。
それを受けて、画面蒼白となる後衛軍と中央軍の軍幹部達が、抗議のために三頭獣に来ると対応したユーグは、表面上だけは美貌に笑みを浮かべて総指揮官ディルアンからの白紙委任状を投げつける。
「こちら、総指揮官直々に白衣委任状をもらいましので」
「……それは」
「しかし、これはあまりに」
「文句があるなら! 総指揮官に直々にどうぞ」
お帰りはあちら、と元来た道を指し示す彼に、軍幹部達は青筋を浮かべながらも帰るしかなかった。彼らの怒りはそのままに、当然各軍指揮官に報告され、前衛軍、中央軍、後衛軍の幹部級で揉める。
誰だ、あの若造を旗頭に、なんていったのは! 誰が、悪いのだ。兵站を担っていた騎士隊をそのまま引き抜かれたんだぞ! 明日からの飯は遅延するからな! そもそも、前衛軍の指揮監督不足じゃないのか!?
喧々囂々の言い合いの中、前哨戦に割り振る兵力の不均衡が話題に上がるのも時間の問題。
中央軍と後衛軍の軍幹部は、前衛軍だからとデカい顔をする前衛軍の軍幹部が元々気に入らなかったのもあって、結託して前衛軍の兵力管理がなっていないから、あんな跳ね返りが出るんだと、糾弾する。
前衛軍幹部は、ふざけんなうちだって主力引き抜かれているんだと、逆切れ。
その紛糾は結局将軍達の所まで持ち越され、総指揮官ディルアンの元まで三頭獣の上げた編成案が上がっていくことになった。
通常ならばありえないことであったが、その編成案を見るとディルアンは苦笑と共に頭を掻いた。
「ああ、うん? 良くできているじゃねえか」
「いや、将軍。そう言う話では……」
「この馬鹿将軍、どーすんだよ。この不協和音」
「決裁を」
前衛将軍、後衛将軍、中央将軍の三者三様の反応を見せながら、三頭獣があげて来た編成案を吟味する。
その中で、ロズヴェータがあげ続けていた増援の上申を前衛軍の軍幹部が一存で握り潰していたことも知れ渡り、前衛軍の将軍が苦い顔をしたり、後衛将軍は、だからうちが預かるって言ったのに、と不満を述べたりと紆余曲折あった。
結果として、まぁちょっと俺が行って来るわ。という身もふたもない総指揮官ディルアンの言葉に、各将軍とも、いいやそれはちょっと、と冷や汗を流しつつも拒否したのだが、最終的には押し切られ、ディルアンが三頭獣に謝罪に行くことで話し合いは決着。
編成の上申が上がってから留め置かれていた三頭獣の所に、またふらりと総指揮官ディルアンがやって来るのであった。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山林歩き:山地及び森林内において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続9回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)
〇 山歩き→山林歩きに変化
信頼:武官(+60)+5、文官(+38)-2、王家(+9)-2、辺境伯家(+32)-2
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような? あまり王家には関係ないかな。
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。使い勝手が良いな。 今後も期待している。お前を信じて良いんだよな?
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?
副題:ロズヴェータちゃん、過保護な副官がやらかし、上層部にやべー奴判定をもらう。なお、ロズヴェータちゃんの胃袋へのダメージ以外は丸く収まりそうな予感。




