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ハズレスキル『ガチャ』で追放された俺は、わがまま幼馴染を絶縁し覚醒する ~万能チートスキルをゲットして、目指せ楽々最強スローライフ!~  作者: 木嶋隆太
第一章

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第23話



 魔物を仲間に出来る数などは、特に制限はないようだ。

 とはいえ、魔物を仲間にするということは彼らの生活を保障することにも繋がるだろう。

 食料、住むところなど、色々と問題が出てくるはずだ。


 とりあえず、俺は初めに拠点にしていた洞穴近くへと来ていた。

 そこでゴブリン、ウルフ辺りが仲間にできないかと考えていたのだ。


 まずはゴブリンからだ。

 すぐにゴブリンを発見したので、戦う。

 ……殺す、ではなく倒すのだ。


 つまり、ゴブリンに意識がある状況で倒す必要があるだろう。

 ゴブリンがとびかかってきたので、それを剣で受ける。ゴブリンは棍棒を持っていた。

 そいつと戦い、蹴りで攻撃していく。まさかのここで格闘術が効くとは思わなかった。


 それからしばらくダメージを与え続けたところで、ゴブリンがよろよろと立ち上がりこちらを見てきた。

 まだ戦意は失っていないようだ。

 ど、どうやって仲間にするんだ?


 魔物使役を確認する。すると、魔物使役を使う対象を選択できるようになっていた。

 迷うことなく使用する。ゴブリンは驚いたようにこちらを見てから――。


「があ!」


 激高した。

 失敗したのは明白だった。もう一度やろうとしたが、魔物使役は発動できなかった。

 ……たぶん、成功確率か何かあるんだろう。


 レベルが上がれば成功確率がアップする、とかな。

 そのゴブリンは仕留め、次に向かう。

 同じように戦っていく。


 その時だった。五体目のゴブリンとの交戦中だった。俺はあきらめ半分でスキルを使った瞬間――。

 ゴブリンが驚いたようにこちらを見て、それからすっと棍棒を下した。


 ……お、おお!?

 ちらと見るとゴブリンが友好的な目を返してきた。


 こ、これは成功なのか? 驚き半分、少し警戒しながらゴブリンに近づく。

 子どもほどのサイズのそいつは、俺が伸ばした手をたたいてきた。

 

 それから、少し笑った。


「……仲間でいいんだな?」

「ゴブ!」


 こくり、とうなずいた。

 ……これで、テイム成功ってところか?

 なかなか苦労したな。小さく息を吐きながら、ゴブリンを見た。


「ゴブリン、俺の言葉わかるか?」

「ゴブ」


 一応理解はしているようだ。

 こうして誰かと話をするのは久しぶりだな。滅茶苦茶うれしかった。


「よし、今日からおまえも仲間だ。一緒に生活していくぞ!」

「ゴブ!」


 俺が手を伸ばすと、ゴブリンは思い切りたたいてくる。

 ……痛い。

 

「ゴブリン、こうやって手を出されたら握手するんだ」

「ゴブ!」

「いや、たたくな……握手、こうだ!」


 俺が無理やりゴブリンの手を握りしめる。

 しかし、ゴブリンは俺の手をばーんとたたいてくる。


 こ、こいつ、脳みそ詰まっているのか?

 畑仕事とかの雑事を任せたかったが、不安だな……。


 そういえば、魔物指南のスキルがあったか。

 魔物にも、ステータスのようなものがあるかもしれない。俺はゴブリンのステータスを鑑定してみた。


 これまで、戦闘の時に調べてもゴブリンの名前しか出なかったが――今は違った。


 名無し(ゴブリン)

 主:クレスト

 

 力15

 耐久力4

 器用3

 俊敏12

 魔力1

 賢さ1


 あらやだ、うちの子滅茶苦茶おバカ。

 ……そうじゃなくて、賢さという項目が新たに追加されていた。

 俺のステータスを見ても特にないことから、魔物限定のステータスのようだ。


 もしかしたら、これが原因なのかもしれないな。

 俺が握手を教えてもまったくもって通じる気配がない。

 この賢さをあげるにはどうすればいいのだろうか?


「ゴブリン、握手っていうのはこうやって手と手を優しくつなぐことなんだ。仲良くなった人同士でやることだ」


 いや、ゴブリンは魔物なんだけど。

 俺は人同然として扱っていくつもりだ。せっかくできた仲間なんだからな。

 次はウルフを仲間にしたいため、ずっと探していたが……中々見つからない。

 その間、ずっとゴブリンに握手を求め続ける。


「ほら、握手するぞ」


 また叩かれるんだろうな、と思って手を差し出したときだった。

 ゴブリンが俺の手をみて、ぎゅっと握ってきた。


「い、いっだ! 力強すぎだ! もっと加減しろ!」


 ゴブリンを叱りつけ、再び指導していく。

 ……だが、前に進んだ。

 ゴブリンのステータスを確認する。


 賢さが1から3に上がっていた。

 ……どうやら、このやり方でいいようだ。

 何かを教えて、段々と賢さをあげていく。

 これほど効率が良いのは魔物指南スキルの効果もあるかもしれないな。

 

 ……ここまで魔物がおバカなら、もしかしたら魔物指南が一番のあたりかもしれない。


 きっとほかのステータスも俺と同じように上がっていくだろう。

 この調子でウルフも仲間にしようか。


 そういえば、魔物進化術というものがあったな。

 俺は試しにゴブリンに使ってみた。

 しかし、ダメだ。どうやら経験値が足りないらしい。


 ……経験値ってなんだ。

 経験……その値。そういえば、魔物は戦えば戦うほど強くなり、個体によって進化できるといわれている。

 つまり、戦闘の経験ってことだろうか?


 進化術の画面を見たところ、進化先は3つあるようだ。画面の感じから、付与魔法に似ているな。


「ゴブリン、握手」

「ゴブ!」


 ウルフを探している間に、見事にゴブリンは握手ができるようになっていた。

 ステータスを確認する。


 名無し(ゴブリン)

 主:クレスト

 

 力17

 耐久力5

 器用4

 俊敏13

 魔力2

 賢さ10


 魔物とは戦っていないが、移動の間に全部のステータスが微妙に上がっていた。

 ……力はまあわからないでもないな。散々人の手を叩いていたからな。

 これも魔物指南スキルのおかげだろうか? こうなると、早くレベルマックスにしたいな。

 

 そんなことを考えながら、俺はウルフを仲間にするため森を歩いていった。

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― 新着の感想 ―
[一言] これ、賢さが20になったら戦闘指示も受け付けるようになるのかな(ドラクエ脳)。
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