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『決戦、竜王ルヴィエラ』

「そーゆーことだから、このあたしが手を貸してあげる。1つ勘違いしてほしくないのは、あくまでもカレっちの味方なのであって、悪魔に従うわけじゃねえから。ふざけたこと言いやがったら即ぶっ殺す」


 まさに晴天の霹靂。

 魔界に、竜界最強クラスのドラゴン――『裁光竜』ラードニアが味方に付いた。

 これにはさすがのルヴィエラも動揺を隠せない。


「おい、冗談にしてはタチが悪いぞ。ラードニア」

「ううん、冗談じゃないよ。あたしずっと我慢してたんだよ。ルーちゃんのめちゃくちゃな命令に。最近だと、ティアちん1人だけでカレっちを殺せってのとか。アレさあどう考えてもムリゲーだよね。あたしが様子を見に行かなかったらヤバかったし」

「できないならできないと言えばよかった」

「もし断ったら、ねちっこい嫌がらせするくせに。ルーちゃん兵士の子たち何人殺したよ」


 ラードニアに言われ、ルヴィエラは少し考える素振りを見せた。

 そして、首を傾げる。


「……殺したかな?」

「そういうとこ」


 ラードニアは溜め息を吐くと、サツキにちらりと視線を送る。いや、厳密に言えばサツキの持っている魔剣ドラゴスティアのレプリカにではあるが。


「まあ、何はともあれ、貴様が敵でなくなったことは喜ばしいことだ。少しだけだが希望が見えてきた」

「魔王、確かてめえ知識マニアだったよな。だったら知ってんでしょ。魔剣ドラゴスティアの覚醒条件」

「むっ」


 ラードニアの言葉に、アズリオンはぴくりと眉を動かす。


「ぶっちゃけ、カレっちがいなきゃあ、あたしが手を貸しても今のルーちゃんには勝てない。ルーちゃんに勝つためには魔剣ドラゴスティアの覚醒しかないんだわ」

「魔剣ドラゴスティアが覚醒したのは歴史上1回のみ。滅竜の里初代族長――ユズキ=サイオンジと初代竜王が戦った時」

「滅竜魔導士たちが竜界に乗り込んできた時ね。あの時はマジで竜界滅亡寸前だったもん。てか、ちょいまてし。サイオンジって」

「私の御先祖様です」


 そう、サツキが呟いたときである。


「……」

「サツキン!!」


 まさに刹那。

 音を置き去りにする速度で距離を詰めて、ルヴィエラが始剣テリエーラでサツキを斬り殺そうとする。しかし、間一髪のところでラードニアがそれを阻止した。


「邪魔するなラードニア」

「サツキンを殺したいよね。わっかるよ。だってルーちゃんムーティアちゃんと仲良かったもんね」


 光で生成した剣で、始剣テリエーラを受け止めたラードニア。


「邪魔をするなといったはず」

「あばばば……!! へるぅぅぷ!! へるぅぅぅぅぷ!! まおー!!」


 始剣テリエーラが纏う紅炎が勢いを増し、ラードニアがアズリオンに助けを求める。


「『世界構築せかいこうちく』私の世界――」

「『永永えいえい――』」

「アズリオン、おまえの世界魔法はもう怖くない。それと、ルーワカ。おまえの時間魔法の弱点も分かった」

「むぐ……」


 ラードニアを蹴り飛ばすと、ルヴィエラはがっしりとアズリオンの顔を左手で掴む。

 その直後、ピカッと光を放ち――


「顔面を爆破されるのは初めてか」

「むぐうううううううううううううう!!!!」



 アズリオンを中心に、大爆発が起こる。

 凄まじい爆風により、皆は各方向に吹き飛ばされてしまう。黒煙が発生し、ルーワカはルヴィエラの姿を視認することができない。


「魔王様ぁぁ!!」


 悲鳴を上げるルーワカに向かって、黒煙の中から劫火が撃ち出される。

 逸早くそれを察知したのはアルバティンで、ルーワカを空間転移させて劫火から守る。


「全員!! 相手が違うけど、対カレイア作戦をここで使う!!」

「「「「了解!!」」」」


 アルバティンの指示を受け――

 最上位悪魔たちはこくりと頷くと、戦闘モードに入っていく。

 これは、少し触れるだけでも致命傷を負ってしまう銀色の焔を相手にするための作戦。

 そのような相手に正攻法で挑むと勝利は不可能だが、魔界には彼女がいる。精密な魔力操作で空間を操ることができる魔界の序列3位――『空間』アルバティン。

 アルバティンは、最上位悪魔たちが攻撃だけに集中できるよう、最後方から空間転移でサポートする。

 その行為は並大抵の集中力では不可能で、驚異的な集中力を保有するアルバティンだからこそ実現できる。


「まずはあの煙をどうにかしねえとダメなんですね。私に任せるですよ」


 先陣を切ったのは、エーテルノである。

 作戦が開始されると、エーテルノは『終焉ノ黒』で極めて高密度な重力の塊である漆黒の球体を生成し、黒煙を吸い込む。


「ナイス!! これでアイツの姿が見えた!! ボクが行く!!」

「サポートするわ!!」


 全身ボロボロのアズリオンとルヴィエラの姿が見え、先陣を切ったのはアルンフィードとサレヴィアである。

 サレヴィアは『凍星無限とうせいむげん』で無限の氷塊を天から落とし、アルンフィードは妖刀――『月夜見つくよみ』の柄に右手を添えながら氷塊から氷塊に跳び移り、電光石火の如くルヴィエラに接近するのだった。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!


戦闘開始!!

エーテルノ最高だよ!!


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これからもよろしくお願いします!!

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