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70.放っておけない、諦め切れない浪漫が多過ぎる(一)

勇者、じょそうでむそーする。

(誤解を招きやすい表現)


 ベルクート達が去って、本格的な夏がやってきた。


「出たか。次から次へと性懲りもなく」


 田んぼの脇に腕組みをして立っていたトールは、いつになく眼光鋭く辺りを睥睨した。


「またしても生えたな……?! この――雑草共め!」


 稲作二年目の今年も、水田には雑草が現れた。

 異世界の植物は地球と違って、光や水、土ばかりでなく魔力が豊かな場所に生えてくる。

 トール達の水田にはその全てがそろっているので、当然ながら稲の間にちょろちょろと別の植物が伸びてくるのであった。

 放っておくと稲の方が押し負けてしまう。

 雑草だけ取らなくてはいけない。

 しかし、手作業では絶対に間に合わない。昨年、身をもって理解した。

 地球の有機栽培稲作――つまり化学合成農薬を原則使わない場合――においても、一番の難関は雑草対策と言われているくらいである。

 病害虫は化学合成ではない農薬――種類は限られるものの一応ある――を使ったり、(ネット)で作物を覆ったりという代替手段がなくもないのだが。

 雑草はこれが難しく、基本はひたすら引っこ抜くしかないから、だ。

 それで去年は勇者のスキルを活用して雑草だけ取り除くという荒技を使って退治した。


(あれをもう一度やってもいいけど、芸がないからな)


 今回は別の方法を試してみることにした。


「雑草は枯らす――雑草は許さない――」


 題して聖女セレスト式の言い聞かせる作戦である。

 ラクサならではの、収穫を止める際にもやった方法だ。

 あの時は突如、精霊が現れてびっくりしたものだった。

 が、効果はあった。だから雑草相手に、二匹目のドジョウ狙いというやつだ。

 ただし。


「……雑草は滅びてしまえ――いや待てよ? やめた方が良いかなコレ。暗黒面に堕ちそうな気がしてきた」


 田んぼに向かってぶつぶつと呪詛を垂れ流す勇者、という怪しい構図になっている。

 見ている者はいないけども……

 と思ったら。


「ゆーしゃだ」


「ゆーしゃだー」


「ゆーしゃ、こわい」


「だめだよーゆーしゃ」


「きずつくからだめー」


 どこからともなく小さな観客が現れて、トールにまとわりつく。

 勇者に懐いている精霊達だ。

 今回は何人かが涙目になって、トールにひしっとしがみついてくる。


「ご、ごめんごめん。怒ってないぞ! 他の草に負けない立派な稲を育てたいと思ってるだけだから!」


 精霊は大変に心優しいビビリのため、すっかり怯えさせてしまった。

 慌ててトールはなだめにかかる。


「じゃあ、どうすれば良いんだ? 教えてくれる?」


 尋ねると精霊達は機嫌を直し、きゃいきゃいとはしゃぎ出す。


「あのねーかっこいーのー」


「ゆーしゃ、かっこいいのやって!」


「しゅぱっ! ずばっ! ばーん! みたいなの!!」


「やっぱ、そっちの系統かぁ……」


 トールは頭をかいた。

 どうも精霊達は前年踏襲、きらきらしいのがお気に召しているようだ。

 農業魔法が使えない代わりに勇者のスキル応用でど派手な異世界風?農業をやってきたのが、彼等のつぼにハマってしまったらしい。

 精霊は幼稚園児くらいの外見をしているのもあって、子供の頃に見ていたナントカ仮面やナントカレンジャーを思い出すトールである。

 あんな感じで勇者っぽいパフォーマンスを披露すれば良いだろうか。

 日本人としては、こっ恥ずかしさもあるが…… 高校生だった召喚直後ならまだしも、トールだって良い大人なのだし……

 だが、こういう場合は思い切りと開き直りが重要で、ちゃんとなりきった方がむしろ恥ずかしくない。

 四年の勇者経験で骨身に染みている教訓である。

 ――元より女神に遣わされた最強の勇者なのに、なりきるも何もない点に触れてはいけない。


「よーし分かった。じゃあ、みんな並んで」


「わーい!」


「はーい!」


「ワクワク〜!!」


 わちゃわちゃと整列した精霊達の前で、トールは聖剣と聖鎧装を呼び出した。


「雑草退散! ついでに害虫退散! ()()()()!!」


 ヴン! と空気が唸り、蒼い雷光が水田を縦横に飛び交う。


「やったー! むそー!」


「むそー!」


「たんぼでむそーするー!」


 無駄に格好いい様相を見て、精霊達は大受けである。

 きゃーきゃー歓声を上げて田んぼの中へ飛び込んでいく。

 普通なら泥飛沫が上がるはずだが、そこは精霊の不思議な力でなんとかしているらしく、アメンボがすうっと水面を滑るようにして走り回り始めた。


「これで何とでもできちゃうって、農家として良いのかって気もするなあ」


 精霊は極度の人見知りかつ臆病で、戦いの役には立たない。

 しかし魔王を倒して農家をやっている今、トール最大のチート能力はこの「精霊にめちゃくちゃ愛されている」という点ではないだろうか。

 先日、魔族との待ち合わせ場所を開墾した時にも思ったのだが、本当に際限なく何でもできてしまうのである。


「また、どっかの開拓にでも行ってくるか。まあ精霊次第だけど」


 トールがつぶやくと、精霊の一人がちょこちょこと寄ってきた。


「ゆーしゃ、おでかけ?」


「ん? そのうちな。こっちの田んぼだって、まだまだ目が離せないだろ?」


「うん! ゆーしゃ、あっちのたんぼも! ばーんって、むそーやってー!」


「分かった分かった。でも、その向こうはセレストの田んぼだからダメだぞ」


 少し離れた水田を、トールは指さす。

 セレストもセレストで、熱心に水田の世話をしている。

 勇者のスキルと聖女の農業魔法で差が出るか、栽培試験の一種でもあるのだ。

 いくら仲間同士でも、許可なく手を出すつもりはない。


「しってるー! せーれー、あのこもすきだよ。まりょくキレーだもん」


「セレストだもんなあ」


「ゆーしゃのともだち、すきー」


「そうだな。全員、大事な友達だよ」


 相手が無邪気な精霊なので、トールも素直に物が言える。

 精霊もエヘヘと笑ってトールに飛びつき、他の精霊達もわらわらと田んぼから出てきて勇者にひっつく。


「ゆーしゃ、いちばんすきー」


「あそんでー」


「むそーもっとやってー!」


「仕方ないなー」


 トールは精霊をぞろぞろ引き連れて、次の除草へ向かった。

 今日も勇者の田んぼは平和である。


「――雑草退散!」


 時折、水田の真上で稲妻が閃いてはいるが。



✳︎✳︎✳︎



 農作業のあとは、屋敷に戻って休憩を挟んでから領主のお仕事だ。

 マーシェの根城のようになっていた執務室だが、何かあればトールも顔を出す。

 〈伝書〉が必要になる関係上、セレストやフェンもよく姿を見せる。

 先日からはシャダルム、そしてリンテも加わっており、新たな溜まり場になりつつあった。


 辺境伯領の統治――と言っても現状は大部分が荒野であり、イナサの町と周辺の開拓、川の治水などになる――はジョーが抜かりなく辣腕を振るっている。彼に任せておけば問題はないものの、時々は意見や判断を求められることもあった。


「今回は何と言ってきたのだ?」


 椅子に巨体を沈めているシャダルムが言う。


「はい、『空を飛ばなくても構いませんので、イナサとスピノエスの移動時間を短縮する方法はありませんか?』ですね」


 イナサのエレイシャから〈伝書〉を受けたセレストが答える。


「エレイシャかマイカ辺りに、飛行魔術の話を聞きつけたんだろうねえ」


とマーシェ。

 ジョーは日本の技術や制度に興味があるようだが、代官として多忙な身だ。なかなかトールと仕事以外の雑談をする余裕がない。

 そこに飛行魔術の話が出たため、好奇心を押さえ切れなくなったのかもしれない。


「移動手段か……色々あるけど、こっちで再現できるかって言われると」


 魔法が基本のラクサ王国は、日本と前提条件が違い過ぎる。

 瞬く間に汚れが落ちる清浄魔法や、水道を必要としない〈水生成〉の魔法、ガスも電気もなしで簡単に加熱調理が行える様々な火魔法――

 日本よりも便利で発展している、とも言える訳だ。

 一方、魔法があまりに万能過ぎる影響で「魔法以外」の技術レベルは、日本より遅れた状態にとどまっていることが多い。

 そういうラクサ王国に、蒸気機関や発電設備を持ち込むのは……


「ちょっと無理じゃないかって気が。あとは、まあ単純に俺の問題でさ、全部説明できないんだよね」


 自動車にしろ鉄道にしろ、詳しい構造までは知らない。


「もうちょい勉強しとけば良かったかな……今さらだけどな」


「まだ勉強する気かよ」


 頭脳職のフェンにまで言われる。


「勇者様は、そんなに学問をされていたのですか?」


 朗らかな声で言ったのはリンテである。


「学問って言うほどじゃないと思う。俺、向こうでは未成年扱いだったからな。大人になるまでは勉強しとけって感じだったんだ。俺だけじゃなくて、子供はみんな学校へ行ってたよ」


 ラクサ王国では、庶民だと子供も労働力である。

 魔力持ちは神殿や魔術師団などへ引き取られて教育を受ける機会を得られるが、他の子供は小さい頃からできる仕事を任されるのが当たり前なのだ。


「どんな勉強があるのでしょう?」


 リンテは話を聞くのが上手い。

 好奇心が強い方らしく、あれこれ質問はするのものの、不思議と根掘り葉掘り聞かれる押し付けがましさが感じられない。

 兄のクリスと同様、懐に入るのが得意なのだろう。

 トールも訊かれて、指折り数える。


「えーと、国語……文字の読み書きと。数学は数字の計算。ラクサだと大陸共通語があるけど、向こうは国によって言葉が違うから英語、まあ外国語の授業と――」


 化学、物理といった理数系。古文、歴史、地理など文系。

 学年が上がれば科目選択があるけれども、トールはその手前だったため、満遍なく広く浅く、という状態であった。


「あんた、よくそんなに頭へ詰め込めるねえ」


 マーシェが呆れている。


「四年経ってるからな、正直だいぶ忘れてるよ。専門的な部分は知らないことばっかりだし」


 ジョーに偉そうなアドバイスができるか微妙だ。


「あまり難しく考えずとも良いと思いますわ」


 にこ、とリンテが笑う。


「私達ラクサの民も、この世の事柄が全て分かっているとは申せません。魔法にしても、魔法使いの方でなければ型通りの魔法を型通りに行使しているに過ぎませんもの」


「うむ、気負う必要はないぞ……トールはどこかへ行く時、どうしていたのだ?」


「学校へ行くのは電車――鉄道っていう、馬なしで走る馬車みたいな大きい乗り物だった」


 トールの答えを聞いて、シャダルムは太い眉を寄せる。


「また、ずいぶんと強烈なものに乗っていたのだな」


「は、翼竜化した魔族の背中に乗ってたヤツの言うことは一味違うぜ」


「待てよフェン?! シャダルムも! 電車はそんな特殊じゃないぞ?! 日本じゃ普通の移動手段! 大人も子供も年寄りも使ってた! 魔力じゃなくて電気って動力だけどな」


 日本では当たり前だった乗り物も、異世界では奇天烈に映るようだ。

 トールも電車通学していただけで「さすが勇者」みたいな扱いを受けそうだったので、手を振って否定する。ドラゴンじゃあるまいし。確かに細長くて高速で動くとは言え……


 ちなみにトールが知るラグリス大陸のドラゴンは大型爬虫類系の魔物の総称で、地球で言う西洋的な空飛ぶ大トカゲから東洋的な種類まで、全部ひっくるめてドラゴンと呼ばれている。


「――馬がいないのに走るって、要するに魔道具みたいなもんかね? でもさ、ひとりでに動く魔道具って、あんまり聞かないよねえ」


「自動の魔道具は、細かい制御方法を組み込むのが面倒くせえんだよ」


「馬か人に支援魔法を掛ける方が簡単ですし、初歩の身体強化は、魔力が低くても使える人が多いですから」


 マーシェの疑問には魔法の専門家、フェンとセレストがそれぞれ答える。

 なお身体強化は「自分自身」に対象が限定される魔法であり、支援魔法は自分以外の他者にも掛けられる(自分に使うこともできるが)という点が違う。


「確かに、魔道具って単純なやつが多いかも」


 身の回りの品を思い返すトール。

 こちらにも魔力で動く道具はたくさんある。


 よく見かけるのは明かりを点けておく照明器具だ。

 フェンやセレストのように優れた魔法使いならば魔法で一晩中、明るさを保っておくことができる。しかも本人が眠っている時でも揺らいだり消えたりしない。

 が、いかにラクサ王国でも彼等のような超人ばかりではないので、ちゃんと魔道具がある。

 と言っても機能はシンプルで、篭めた魔力に反応して一定時間、一定の光量で光り続けるだけのものだ。明るさはシェードで覆って調節する。

 魔道具側には明るさを変える、光の色を変える、タイマーを掛ける、といった入り組んだ機能まではないのが普通だ。

 複雑なことをしたいなら、魔法使いに頼んだ方が早くて確実という考え方なのである。


「そう考えると車って結構、機能がいっぱいあるよな」


 アクセルを踏めば加速。

 ブレーキで減速。

 ハンドルの動きに追従して方向を変える。

 基本動作だけでも三つは思いつく。


 さらに言えば日本にも自動運転の電車があり、普通自動車の自動運転技術も進歩の真っ最中ではあった。

 農業分野でもトラクターをはじめ、自動操縦の農機も出てきている――しかしながら、まだ誰も彼もに普及しているとは言えない。


「移動する魔道具の研究をしている魔法使いもいたとは思うが、主流じゃねえな。師団にいるか分からん」


「マイカさんなら知ってるかな?」


「どうだか。アイツ他人に興味ねえし」


「あー、あり得る」


「エレイシャさんは魔法使いの知り合いが多いようですから、そちらの方が良いかもしれません」


「よし、詳細まとめて代官殿に返送しようか。トール、そのデンシャとやらをもうちょい教えておくれ」


「もちろん良いけど、仕事増えたな?」


「自業自得だろうが」


「お手伝いいたしますわ」


「わたくし、お茶を淹れてきます」


 マーシェとリンテが書類を整える。

 セレストは執務室の戸棚にしまってあるティーセットを出し、魔法を活用して手早く茶を淹れる。


「じゃあ電車、というか鉄道についてだけどーー」


 温かい飲み物を口にしながら、話し合いは続いた。

 その結果ーー


「返答がありました。『大変、興味深いご提案ありがとうございます! やりましょう鉄道! 粉骨砕身! 働かせていただきますよ!!』……とのことです」


「ジョー、やる気あるなあ」


「それと『学校というものについても是非お聞かせください!!』とありますね」


「自分から仕事を増やしてないか? 過労死しないか心配になる」


「カロ……何ですか?」


「働き過ぎて、し……体調が悪くなるってやつ」


「そんなものがあるのですね、トール様の国でも」


「まあね……」


 トールは語尾を濁した。

 そう、SUSHI(スシ)TEMPURA(テンプラ)などと並んで、KAROSHI(カローシ)は地球共通語になってしまった特異な日本語の一つである。

 不穏かつ不名誉なので異世界に輸入したくない。


「セレスト。ジョーに、ちゃんと睡眠は取れよって言っといて」


「承知しました。フロウさんがいらっしゃれば大丈夫でしょうけれど」


 ジョーはひょろ長く見えて、実家はごりごりの武門の名家――つまり体育会系であり、本人が大袈裟に言うほど虚弱ではないはずだが。

 そういう人ほど怖いとも言う。

 トールは念のため、ほどほどにするようセレストにことづけたのだった。



✳︎✳︎✳︎



 ひと月ほど経って、トールの元へ魔道具職人がやってきた。


「ダンツ工房のコルトと申します! よろしくお願いするっす」


「カッソだ……です」


 対照的な二人組である。

 コルトは小柄で機敏そうな若い男。よく動く明るい茶色の目をしている。

 カッソは太めの体形をした三十歳ほどの男で、口下手らしくモソモソと挨拶を口にする。


「あ、カッソ(にい)は愛想わりーんで、すんません。俺がその分よけーに喋るっす!」


 コルトは人懐っこそうな性格が態度にも出ている。

 ニコニコと気後れなくトールを見て、頭を下げた。


「勇者様にはウチの工房をご贔屓にしていただいて、ありがとうございまっす! 親父からも! この機会に勇者様のお役に立ってこい〜終わるまで帰ってくるな〜ッと言われてるッス!」


「へえ、ダンツの息子さん?」


「そうっす。似てないっしょ! あ、カッソ兄は実の兄貴じゃねーっすが、頼れる兄弟子(あにでし)で。魔力もかなり多いんスけど、魔法使いになるより魔道具が好きで職人やってるっす」


「そっか。〈水生成〉の魔道具、凄く世話になってるよ」


 かつて王都で会った魔道具職人、ダンツのことをトールは思い起こした。


 ドワーフの先祖返りだというダンツは、酒樽のような特徴的な容姿と豪快な性格の持ち主であった。

 彼から購入した魔道具は、今日も水田の水管理に活躍している。

 これもまた、注いだ魔力を水に変えて放出するというシンプルな魔道具ではあるが。

 ダンツ工房のものは変換効率に優れており、一年使い続けても壊れることなく安定して稼働している。


『魔道具は粗悪品も結構あるからね、掴まされると大変なのさ。その点ダンツのじーさんは信用できる』


 マーシェが推薦しただけのことはある。

 そして今回も、ダンツ工房の力を借りることになったのだ。


「おおー、光栄っす! 今後とも俺ら二人で、勇者様のテツドウ事業とか、それ以外にも色んな魔道具のご相談に乗らせていただくッスよ!」


 二人はシャダルムの屋敷近くに小さな工房を立ち上げ、住み込みで開発に当たってくれる。

 ラクサでは誰も見たことのない鉄道を作るために。

 ついでに……と言ってはなんだが、他にも魔道具関連の頼み事にも対応可能という。

 例えばトールは稲を収穫した後の脱穀や籾摺(もみす)り、精米をやってくれる道具が欲しいので、その辺りからになるだろう。


「腕が鳴るッス!!」


 コルトは気合十分。カッソも無言ながら、うっそりと頭を下げた。



 ――そして彼等を皮切りに、色んな分野の色んな訳あり……来歴を持つ職人達が、ぽつりぽつりと勇者の元へやってくるようになったのである。



「天下無草」は実際に、とある除草剤に使われたキャッチコピーです。

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