表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わくわく異世界冒険?  作者: りんごはるさめ
2章 ご主人様と奴隷ちゃん
67/102

60話 鳳凰の果実と依頼完了

最近微妙な時間にお腹が空いたりします

中途半端に食べると後が辛いんだけどなぁと思いつつ食べますw

……腹が出ないことを願います


最近になって始めの方を見返して思ったのですが長い!

ということでちょこちょこ改稿していこうと思います


11月7日に改稿してます


 60話 鳳凰の果実と依頼完了


 一部危険?な場面もあったが、俺たちは無事ブレストの街に戻ってこれた。まぁ、俺個人で見れば危険な場面なんて1度たりとも無かったのだが……。無かったよな?

 それはともかく、早く風呂に入りたい!依頼中も洗浄魔法クリーンで綺麗にしていたが風呂の魅力は別物だ。この世界で一度入ってからというもの歯止めが効かない。


「ハヅキ、まずはギルドに報告に行こうと思うんだがいいか?」


 ですよねー。先に宿に戻るとか無いですよねー。


「………分かった。行こう。」


 恐ろしい葛藤の末に俺は仕事を優先する事にした。……うん、社会人だしね。仕事は大事…だからね。

 渋々ながらギルドへと歩き、中に入るとやはりというか喧騒にまみれていた。何?冒険者って騒いでないと死んじゃう生き物なの?マグロなの?

 ……いや、物静かすぎる冒険者ってのもファンタジー感ぶち壊しか、うん。そのままのあなたたちでいて下さい。ただしカツアゲはNG。


「ん?おい!ノルンたちじゃねぇか!帰ってきたのか!?」


 俺たちが受付へと向かっているとノルンの知り合いであろう冒険者が声をかけてきた。

 その呼び掛けで他の冒険者も気が付いたのか、みんな口々に声を掛けてくる。


「本当だノルンじゃねぇか!」

「セーラ様!踏み付けて下さい〜。」

「依頼はどうだったんだよ!ノルン!」

「おい!ノルン!いつ帰ってきたんだよ!」

「はぁはぁ、リーンたん僕と結婚してくれませぬかぁ……コポォ(呼吸音です)。」


 色々とツッコミを入れたいが最後のやつはダメだろ。イエス、ロリータ、ノー、タッチと言う格言を知らんのか。

 にしてもノルンたちはどうやら人気者らしい。中に入った途端これだ。そのせいか俺への視線も少なからずきていて微妙に居心地が悪い。


「おい、ノルン。先に報告を終わらせようぜ。」


 ナイス、ゲイル!まさかここにきてゲイルが常識人ポジションにつくとは。


「そう言って、ゲイルは早く酒が飲みたいだけだろう?」

「おう!仕事終わりの酒は格別だぜ?」


 ……どうやらただのアル中だったようだ。ま、まぁ仕事終わりのビールがうまいのは同意だし、酒嫌いのドワーフってなんだかファンタジー感ぶち壊しだし、そう言うことだ。うん。

 周りが話しかけてくる中をうまくあしらいながら受付へとたどり着く。


「こんにちは……って『鳳凰の果実』の皆さんじゃないですか!依頼は終了したんですか?ってあれ?なんでハヅキさんまでいるんですか?」


 それはね、色々あったからだよ……ってか『鳳凰の果実』ってなんだよ!危うくスルーするところだったよ!まさかパーティー名か?やっぱりこの世界ではこれがかっこいいのか?ついていけんぞ。


 関係のない話だが、アリアの俺の呼び方はさん付けに直してもらった。

 いや、なんかさ、〜様なんて呼び方あまり慣れてないんだよ。仕事で使うぶんにはいいんだけど、見た目少女に様づけで呼ばれるとかやばい事してそうで少し気後れするんだよ。


「あぁ、依頼は完了した。ハヅキがいることも含めて報告したいんだけどいいかな?」

「え?あっはい。それならギルドマスターに報告をお願いします。少々お待ちください。」


 アリアがギルマスことケルヴィンに取次を行うこと数分、俺たちはケルヴィンの元まで案内された。


「やぁやぁ、待っていたよ。早く中に入りなよ。」

「……では失礼します。」


 中に入って腰掛けた俺たちを見て頷くケルヴィンを確認してから、代表してノルンが話を進める。てかこのギルマス誰が相手でもこんな軽い感じなのね。


「ふむふむ、森にはランパートグリズリーがいたと。」

「はい。でもそいつはハヅキが倒しました。その時の魔石がこいつです。」


 そう言ってノルンは俺が渡した魔石を腰につけた袋から取り出して、テーブルの上に置いた。


「うん。確かにこのクラスの魔石はBクラス相当の魔物になりそうだねー。分かった、今回の依頼はこれで完了だよ。そしてタスレットの森のことだけど今回の報告を元に定期的に偵察隊を出そうと思う。一応騒動の原因は討伐されているから大丈夫だとは思うけど大事を見て様子見だね。森が完全に正常に戻ったと判断されるまでは森での狩や採取にはランクの制限をつけるからそれでいいかい?」

「分かりました。」

「それじゃあ、ノルンくんたち『鳳凰の果実』のみんなとハヅキくんもお疲れ様。」

「いえ、俺たちもこの街の役に立てたのなら嬉しいです。」


 ノルンがそう言ってようやく話が終わった、そう思った時にケルヴィンの顔がニヤリと歪んだ気がした。


「それにしても流石ハヅキくんだねー。ゴブリン・ハイロードを一人で討伐するくらいだし、ランパートグリズリーなんて目じゃないか。」

「「「「……は?」」」」


 ノルンたち4人の気の抜けた声が見事に重なった。

 ……俺、お腹が痛いので早退してもいいですか?







お腹が痛いならプールを見学する程度にしなさい


ご視聴ありがとうございました

ブクマ、評価ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
別作品の宣伝を少し失礼します
お時間がありましたらこちらもお願いします
私、勇者召喚に巻き込まれて死にました?
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ