表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/108

>「そう信じている者もいる」という意味で、「善悪の判断は、人の主観による」と思っています。それが正しいかどうか、認めるべき主張であるかどうか、馬鹿の戯言であるかどうか、等は別にして

>「そう信じている者もいる」という意味で、「善悪の判断は、人の主観による」と思っています。それが正しいかどうか、認めるべき主張であるかどうか、馬鹿の戯言であるかどうか、等は別にして


主観と客観で区別するなら「善悪の判断」は限りなく客観的に判断しなければならないと思いますよ。


何故かと言うとその成り立ちが関係しています。


では

科学的に順序立てて善悪の概念の成り立ちについて考えてみます


ここで大事なのは、「善悪とは人の創った概念である」という考え方で


この定義を否定する事は、人間の創った「精神文明」の否定です


「文明」などいらない「人間は唯の動物」で他の動物と同じと定義して

物質文明で作られた服を捨てて裸になって

精神文明で創られた「言葉」も捨てて生きると言い出すなら狂人ですので


まず「精神文明」と「物質文明」を肯定して

そこを曖昧にする「オカルト」を排除して論理的に話を進めます


つまり

人間より先に「善」や「悪」があって「人間」は有史時代に今の状態で創造された

というフィクションを現実と混同させないという事ですね


それを混同すると何でもありで何もかもが疑わしい混沌になり

論理的に区別する事ができなくなりますので


★カルト宗教などでは、「オカルト」こそが「精神文明」だという嘘で他者を騙して支配し「善悪」を誤魔化してしまいます





●1

人間という動物が太古に「毛無の猿」同様に裸で洞窟で暮らしていた時代

群れを作る動物として暮らしていた頃、本能的な力に従う「弱肉強食」の「規律」は存在しても「善悪の概念」は存在しませんでした


そう、この時代に「善」は存在しません

他の野生動物と同じ動物的本能に従った “ 「弱肉強食」=動物的ルール ”のみの時代です



○1

●1の事実から考えて

ここで論理的に大事なのは「規律」と「善悪」の概念は混同せずに別物として考える事です


つまり

ルールとして正解=正しい事と「善い事」は別の概念だと定義される事ですね


そうでないと「強いものは何をしても許される」という「規律」が善になってしまいます




●2

環境の変化で「毛無の猿」は、

言葉を使った知識の伝達と共有と継承という「精神文明」を得て

火を扱い服を着るような物質的発明で「物質文明」を得て、

「人間」という概念で他の動物と種の明確な差を区別します


「精神文明」の基礎である “ 区別し分類し考察するという「論理」 ”を発明して

「物質文明」で「武器」を発明して

「毛無の猿」は「原始人」になります


「物質文明」の進歩で余剰物資が生じ

「精神文明」では「管理」の概念と「富」の概念が発明され

「損得」の概念やが発明されますが


未だ「善悪」は発明されず

“ 「弱肉強食」=動物的ルール ”から

「掟」とそれを保証する「神」を発明して「原始人」は群れ同士で争いあいます




○2

●2の事実から考えて

ここで論理的に大事なのは、「損得」と「善悪」の概念は混同せずに別物として考える事です


つまり「得な事=良い事」と「善い事」は別の概念だと定義される事ですね


そうでないと「得になれば何をしても正しい」という「掟」が善になってしまいます






●3

やがて、

「狩猟」によって他の動物や植物を採取して生きる時代から

「農耕」や「牧畜」によって命を育てて糧にする時代になる過程で


「毛無の猿」の群れが「原始共産制」の集落へ変化していき

「人間」の「社会」が構築されます


この時代に「精神文明によって共存し、物質文明で自然に抗って生きる」という

現代に続く「人類の生存戦略」が生まれ


共存のための「公平」の概念」が発明されます


“ 「精神文明」を護り「物質文明」によって支えあい、富を「公平」に分配 ”する

「支配」という概念が発明されます



 そして “ 「弱肉強食」=動物的ルール ”の「掟」で動く「原始人」は「征服」という概念を発明して

自分達にとって富をもたらす「略奪を正しい事」として行動します


それに対し

 

“ 「弱肉強食」=動物的ルール ”を否定して「文明」を肯定した「人間」は

「善悪」をここで発明し「掟」に代わる「法」を発明します


「精神文明を護り物質文明によって支えあい富を分配」する人類の生存戦略に則した「善」


“ 「弱肉強食」=動物的ルール ”の「掟」に従って「人間」を

「毛無の猿」の群れへと返してしまう人類という種の自滅本能という「悪」です


そこから

従うべき「掟」と区別して、護るべき「法」という概念や

善悪に関係ない「区別」と悪によって「公平」を損なう「差別」という概念が発明されます


○3

●3の事実から考えて

ここで論理的に大事なのは

「善」とは「人類の生存戦略に則した」概念であっても「個々人の生存を目的とした」概念ではないという事で



「支配」と「征服」の概念は混同せずに別物として考える事で


「区別」と「差別」も「掟」と「法」の概念も、また混同せずに別物として考える事です






つまり


「精神文明」の基礎である “ 区別し分類し考察するという「論理」 ”を肯定し

ルールとして正解=正しい事と「善い事」は別の概念だと定義し

「得な事=良い事」と「善い事」は別の概念だと定義し

「支配」と「征服」を別の概念だと定義し


「人類の生存を目的とした」生存本能を元にした従うべき「掟」

を絶対視して「征服」をする事を認めず


制限する「法」で「公平」を望み

「精神文明を護り物質文明によって支えあい富を分配」する人類の生存戦略という「方法論」を支持するのが



 自分達を客観的に見るという「精神文明」の積み重ねで「善悪」と「法」という概念が発明された目的です



●4

前史の時代は終わり「戦争」という「征服と抵抗」の中で


やがて「軍人」という戦いを生業とする人間達が

「征服」と「支配」を混同させ君臨する時代が訪れます


人類にとって「良い事」で「善い事」でもある創造と生産を行う人達から


「略奪を正しい事」とする「征服」で奪った「富」を

「軍人」達に分配する行為を「支配」であると誤魔化した「封建主義」のシステムを構築し

「貴族」と「平民」という「悪のための発明」で差別します


もちろん「人間」が完全に「善悪」という概念で分かれはしないので

「封建主義」の「征服社会」にも「善」を護ろうとする人間は生まれるので


長い「封建主義」の時代


「神」というオカルトで「精神文明の意義」を誤魔化し

「征服」を「支配」と呼んで混同させて誤魔化し

“ 「善」から客観性を排除した「独善」 ”を“ 善を護る「正義」 ”と混同させて誤魔化し

「精神文明」を生産者から「略奪」するマインドコントロールをし続けます


こういった「征服型社会」が形成される事で

こういった誤魔化しから精神文明を護るための発明も生まれます


「法」を護るために「悪」を行う「必要悪」と

「善」を護るという行為自体を指す「正義」を区別し

「方法論」と「意義論」を分けてと


「征服型社会」が複雑化する過程で

「精神文明」と「善」を護る発明と

それを誤魔化して混同させる「悪」との

精神的攻防が繰り返し行われ現代まで続いていきます



○4

●4の事実から考えて

ここで論理的に大事なのは「独善」と「正義」を混同せずに別物として考える事であり


「善悪を混同させるための誤魔化し」を肯定しない事です


つまり

客観的分析なしに「人類全体にとって」という視点で

「善」と「正義」と「必要悪」を混同させずに区別した「意義論」を基に論理的に思考し

「善」と「独善」や「偽善」を混同させずに区別した「方法論」で発言しないと

「征服型社会」では「善悪を混同させるための誤魔化し」に加担してしまうという事ですね



けっこう解り難いかと思って説明と論拠の文章が長くなってしまいましたが、意味が伝わったでしょうか?


逆に解りづらい話になった気もしますし

読む気が失せてる気もしますが


この物語を


欲望を煽る事で資本主義を拡大するための

悪の精神文明の産物である


一見正しそうな

「誤魔化しの理屈」


というものがあふれかえった時代に対抗して

善悪をテーマとして語る物語で


「一見正しそうな」という事についての描写だったので

論理的道筋を立てようとしたらこうなってしまいました


あまり頭が良くないのでこれでも上手く伝えられてない気もしますねぇ


まあ

拙作を投稿するための資料が基ですが

あくまで一読者の無責任な感想で

悪意や作品の批判ではありませんので御容赦を


どうにも細かなことが気になってしまうのが僕の悪い癖で(笑)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ