あとがき
内容に関しては特に語るつもりはありません。ここまで読んでくださったのでしたら、そういうことですとしか言えませんので。
この『ゼムナ戦記 過去からの裁定者』は鍵の三部作の総括的位置合いになります。なので短いし、どちらかというとエピローグが本編みたいな感じも否めません。邪道ですね。
では総括として触れるとすると、実はこの鍵の三部作+最終章はゼムナ戦記の外伝として構想しました。本伝は、ロイドとディアンの活躍を描いた三星連盟史のほうだったんです。
ただ本伝があまりに長く、山場に欠け、面白みがないということで文章化する気にはなれなかったんです。ゆえに長さもほどほどでドラマティックに描ける外伝だけを文章化しました。
まあ、過去の戦史をあれだけがっつりと作ってあり、本文中でもさんざん触れてきたので、勘のいい方はそれとなく気付いていらっしゃるでしょう。
それで、次から始める『星間銀河編』がネクストジェネレーションとして本伝の扱いで構想しています。
こちらも飽きさせないくらいの章立てにしてあります。舞台は星間銀河にと変わり、超光速航法が当たり前で戦闘艦や人型機動兵器がびゅんびゅん飛びまわる世界。主人公や場所を変え、様々なテーマに挑んでいくつもりです。
もちろん、このゴート編を忘れるわけではありません。年代記らしく、彼らや彼らの子孫たちも今後登場していきます。
(内緒の話、星間銀河編だけの構想でも、既に十本近くストックがあります)
幕開けは『ゼムナ戦記 狼の戦場』となります。明日より新連載となりますので、引き続きご愛顧いただけると幸いです。では。
八波草三郎




