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追放されたお荷物テイマー、世界唯一のネクロマンサーに覚醒する 〜ありあまるその力で自由を謳歌していたらいつの間にか最強に〜  作者: すかいふぁーむ
お荷物テイマー、ネクロマンサーに覚醒する

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「さて、お二人さんはランク査定期間だったわけだが、今回の特別依頼の達成、およびドラゴンゾンビの討伐をもって、特例だが二人ともAランクへ昇進させる!」

「おお……」

「ランドたちやりやがった! 一気にAランクだぞ」

「くそー。俺もあんなチャンスつかみてえな」

「だがよぉおめぇ、ドラゴンゾンビの相手なんざできっか?」

「そりゃおめえ……まぁ死ぬだろうな」


 俺たちよりも先に周囲の冒険者が反応していた。


「えっと……私もいいのかしら?」

「もちろんだ」


 ギレンが即答する。

 むしろミルムがダメで俺だけなるはずがない。

 ギルドのランクの基準は一言で言えば強さだ。それを考えるならミルムは余裕でSランク……あれ? 俺もSランク認定は受けてるんだったな……。

 これはなんか、時間の問題で上がるかもしれないな。

 ミルムは意外とこういうものに価値を見出してくれるようなのでワンクッション挟めたのはある意味良かったかもしれない。今も目をキラキラさせているからな。


「さらにだ! ランドとミルムの二人はその実力から、二人以上のパーティーで活動する際、Sランクパーティーとして認定する!」


 わあっと、ギルド中の温度ごと高まったかのような錯覚を受ける熱気が沸き起こった気がした。

 そのくらい周囲の反応は早かった。


「Sランクパーティーだ!」

「フェイドたち以来だが……たった二人で!?」

「だが確かに、二人でドラゴンゾンビを倒したっていうなら十分すぎるほどの力があるぞ」

「何にせよすげえことだぞ! この地域にまたSランクパーティーが生まれたんだ!」


 概ねはこんな感じで好意的に受け止められているようだった。

 一部やっかみの声も上がったが、何よりドラゴンゾンビを討伐したという実績がそういった声を封殺している状態だった。


「ねえ……」

「どうした?」


 ミルムが俺の服の裾を引っ張りながら声をかけてくる。


「これってすごいことなのよね?」

「もちろんだ」

「そう……そうなのね」


 何かを噛み締めるようにミルムが呟いた。


 そうか。

 ミルムにとっては初めて何かを認められた瞬間なのかもしれない。

 ギルドにも受け入れられ、多くの人から感謝され、そしてその功績を称えて地位を授かった。


 俺が思う以上にこのことは、ミルムにとって良い影響を与えていたかもしれなかった。



広告の下の

☆☆☆☆☆

★★★★★

にしてもらえるととても嬉しいです


完全に居場所のなくなった元パーティーの行方もお楽しみにして下さい

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― 新着の感想 ―
[一言] おもしろい
[一言] 毎日更新とか、1日複数回更新とか気にするのやめたらどうですか? 流石にこの短さで複数回更新されても、話は進まないから楽しいかもわからなくなるし、逆に記憶にも残らなくなってますよ。
[気になる点] 更新ご苦労様です。毎日更新や更新回数にこだわって読者が去っていった物語を今まで何度も見てきました。 [一言] 週刊でも構わないので、読みごたえのあるものの提供を期待します。 偉そうに書…
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