表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放されたお荷物テイマー、世界唯一のネクロマンサーに覚醒する 〜ありあまるその力で自由を謳歌していたらいつの間にか最強に〜  作者: すかいふぁーむ
お荷物テイマー、ネクロマンサーに覚醒する

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/215

020 ユニーク

「さて、Sランク冒険者として認められたわけですが……」

「名乗らないぞ? まだ」

「そうだろうと思っていましたので大丈夫です。しばらくはギルドとしても観察期間ですしね」


 動じることなくニィナさんは続ける。


「まずネクロマンサーの関連情報に関してですが……現在ギルドにネクロマンサーとして登録された冒険者の数は、ゼロでした」

「ゼロ!?」

「はい。過去のデータを洗いましたが、ネクロマンサーという名は見当たりませんでした」

「そんなに珍しいものなのか……?」


 見知らぬスキルや職種名が現れることは良くあることだが、その数がゼロになることは想定していなかった。


「珍しい、というより、ギルドはこれをユニーク職種と認定しました」

「ユニーク……」


 ユニークは文字通り、それだけの固有の力として認識されているもののことだ。

 例を挙げるなら、一番有名なものは魔王と勇者だろう。

 他には賢者、剣聖、聖女とかか……。

 とにかくすごいことだった。


「ユニークは何かしら特殊な条件の上で成り立つ存在。勇者のように形骸化して複数存在する任命式のものもありますが……各種属のキングや、龍種、固有精霊種なども職種とは異なりますが同じですからね」

「なるほど……こうして並べるとやっぱり……」

「はい。それぞれユニークの名を冠するものは全て、その能力も抜群に優れています」

「いいのか俺をそこに並べて」


 龍なんてもう、神話の世界の種族だ。

 勇者や魔王はもちろん、賢者、剣聖、聖女もそうだ。その並びにネクロマンサー、というより俺がいて良いのだろうか?


「ランドさんはSランクパーティーに順調に進んでいったので実感がないかもしれませんが、本来Sランクというのはもはや人知の及ばない超級の存在ですからね?」

「まあ俺はただの荷物持ちだったからなぁ……」

「ただの荷物持ちにギルドもSランクは出さないのですが……まあいいです。とにかく、今や単体戦力でSランクを名乗れるのですから、十分に並ぶのですよ。これらの強大な存在と」


 実感がない……。

 だがまあギルドの決定にいちいち何か言っても仕方もないな。


「ユニーク……まあ、名に恥じないように頑張るか」

「ギルドとしても期待しています」


 ニィナさんはにこやかに言うが、なかなか荷の重い話ではある。

 まして一般的に外れ職種と揶揄されがちなテイマーからの昇進だ。


「頑張るか……」


 改めて呟いた俺をニィナさんはニコニコした顔で眺めていた。

朝更新!

今日もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] なんか主人公のキャラぶれぶれじゃない?
[気になる点] ギルドの意思決定あまりに早くないです? 話が通ったのはまだわかるとして、会議の時間もなかったてしょうに。
[気になる点] 国の看板の割に試験が甘い
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ