表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放されたお荷物テイマー、世界唯一のネクロマンサーに覚醒する 〜ありあまるその力で自由を謳歌していたらいつの間にか最強に〜  作者: すかいふぁーむ
領地開拓……?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

155/215

155

『お疲れ様でございます。主人様。早速で申し訳ありませんがお耳に入れたいことが』


 ダンジョン攻略から帰ってくるなりロバートに捕まった。

 わざわざこのタイミングでロバートが呼び止めるのだからそれなりのようなのだろうな……。


「何があったのか?」

『マロン様より言伝がございます』

「マロンが? 帰ったばかりだろう?」


 ダンジョン攻略に向かう直前まで街に滞在していた。いやむしろそれからもしばらくいたんじゃなかったか?

 街に一般人を入れるに当たってアンデッドたちの身なりについてアドバイスをもらっていたはずだ。そしてそのままアドバイス通りに商品を発注しているから、しばらくすれば人前に出られるアンデッドたちが街を作り始める計画だが……。

 まあいい。そちらはもう任せきりだしな。


「で、何があったんだ?」

『情報収集を頼んでいた件でございます』

「あー」


 マロンには商談の他にも依頼をしていた。

 俺たち、特にヴァンパイアであるミルムやアンデッドに敵対することになりそうな相手に関する情報だ。

 特に今注意を払うべき魔法協会については念を押して頼んでいたんだった。


『魔法協会、会長ミレオロの動向は現在、関係の深い者たちであっても追えないような状況だそうです』

「行方不明ってことか?」

『ええ。どこかに身を潜めているとのことですが、何せ研究施設は無数に存在するそうでして……行方がわからない時は決まって何か公にできないことを行うときだとか』

「わかりやすいというかなんというか……」


 一度正面からやりあってミルムの実力を感じ取ったからこその準備期間だろう。

 入念な相手だった。ただでさえ俺は勝てなかったというのに……。


『マロン様からの言伝の内容はこうです……あの女ならば必ず勝てる準備を整え襲ってきます、相手の想定を超えた準備を、と』

「なるほど……」


 気になるのはミレオロだけでもないしな。

 メイルとクエラもいるのだ。二人とも敵対するとなれば強敵になるはずだった。


『セラの作る武器はそのための一つの武器になります、ともおっしゃられていました。とはいえこのアンデッドタウンの仕組みを考えれば、相手がいかに準備しようとも数で対抗できそうなものですが』

「数も揃えて、その上でミルム対策をしてくる、ってわけか」

『どこから揃えてくるかはわかりませんが……』

「ありがとう。まあ最悪王都騎士団にも貸しがあるようなもんだし、数はこちらも考えよう」

『そうですな。いざとなればそのあたりの死体を集めてくればよろしいかと』

「冗談……だよな?」


 微笑むだけのロバートに深入りするのが怖くなったのでそれ以上話を続けるのをやめておいた。


https://book1.adouzi.eu.org/n1926gk/

連載中の作品です。

短編で一位を取った時の話まで更新が終わったので是非覗きに来てもらえると嬉しいです。

ブクマ、感想、評価お待ちしておりますー


7回も殺されたのにパーティーを組んでやるとか、こちらから願い下げだ〜ループする世界で仲間に7度裏切られて死んだ俺、8周目の人生は第三王女の『鑑定』と溜め込んだ莫大な経験値で相棒と共に無双する〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ミレオロって、教会の次期聖女候補?的なやつ攫ってったけど、魔法教会と教会の関係悪化しないのかね。
[一言] 各話タイトルとして使えそうならご活用下さい 140アンデッド軍団 144アイルの練兵 145「奈落」周回攻略の作戦 147「栄光」はミルム頼り? 151商談 153「栄光」2 154「栄光…
[一言] ミレオロよりもこの優秀な執事の方が怖い気がします・・・
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ