1 異世界は本当にあったんだ!!
処女作です、暇な時に書きます
俺の名前は紺野春治黒髪黒目のフツーの大学生。彼女もいたし、それなりの経験もしてる。………と自己紹介でもしてみる。
異世界モノあるあるの1つは、自己紹介から始まるからな。
「あーあ、異世界にでも召喚されないかね」
と大学の授業が終わり、薄暗い道をボーッと歩いていると。
ドンッ!と背中に軽い衝撃を感じ、スッと寒気を感じた。
振り返って見てみると…
知らないおっさん、手に包丁、赤く濡れてる、だんだん体に力が入らなくなってる。
これは…あぁ、ま、運は良いとは言えない人生だったし。
最後に家族にありがとうでも伝えたかったなぁ。
いまさら、こうかいなんてね。
ぐっばいおれのじんせい。
おやす…み……。
「ここは…」
どこまでも真っ白な空間で、ふわふわ浮いている、どっちが上下かもわからない。ただ、目の前には、光の輪を頭に浮かべた羽の生えた女性がいる。あと、めっちゃ美人。これ大事。
「女神様…ですか?」
「いいえ、私は神に仕えるただの天使です。」
「あー、そうなんですか。」
「はい、地球という惑星で包丁で刺殺された紺野春治様で間違いないでしょうか?」
「あ、そーいや刺されましたね、はい、僕は紺野春治です。」
「その件につきまして、実はこちらの都合のせいで春治様はお亡くなりになられまして、まことに申し訳ありません。」
神の都合で人を殺すなんて、やっぱり神様は横暴なのだろうか、あと天使様まじキレイだな
「いえ、決して気分で殺めたという訳ではないのです。異世界の邪神が復活しそうだったので、因果律を歪めた結果、このような事態になってしまいまして、予測できなかったこちらの不手際です。」
あ、天使様も心読めるのね、やばい、下心バレてたな。意識すると余計に…
「とにかく、なのでお詫びに、ある程度の望みを叶えて差し上げようという事なのです。///」
あ、頬が少し紅くなってる。
「天使様まじ天使。」
「望みはなんでしょう?」
「じゃあ、剣と魔法のファンタジーの世界に転移で!あと、回復魔法とか、健康でいられる感じのヤツください、あと便利なのオススメでいくつか。」
「少しお待ちください………はい、可能です。ところで転生でなく転移でよろしいのですか?」
「はい、転移がいいです。」
もう自分と家族を繋げるのはこの体だけだから、なんて言ったら未練がましいかもしれないけどね
「それでは、都市の近くの森に転移させますがよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします。」
「それでは、どうか良い人生を。」
春治の足元に魔法陣が浮き上がり、目を覆うほどに眩しくなり、そして、紺野春治は姿を消した。
「よかったのですか?あれだけ付けるなんて、危険因子になりかねませんよ?」
天使は虚空に呟いた。すると、天使の後ろに白髪で髭を蓄えた老人が姿を現した。
「案ずるでない、エリスよ。主神ゼーラが考えも無しにあれ程をやる馬鹿では無いわ、これを見てみよ」
ゼーラは虚空に画面を出しエリスに見せた。そこには紺野春治の生きていた時の行動を映していた。
「な、あの事があったとはいえ、これほど自己犠牲が出来る人間なんてそうそういませんよ。」
「しかも奴は、回復系統を欲するだけで、攻撃系統のスキルは一切口にしなかった。まあ、人間なんてそうそう変わらぬ。だからじゃよ。」




