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11.攻略法



 崖を登ることになった、俺。


「ぜやっ!」


 膝を曲げて、ジャンプしてみる。

 ただのジャンプだけじゃ、全然届かない。


 ワンジャンプで崖上までいけばいいか……とおもったが、やっぱりだめか。

 崖に掴もうとする。だが、ぬるっ、つるっ、と普通に滑る。


「ちくしょぉおおおお!」


 崖下へと転落していく、俺。

 地面に叩きつけられると、ダメージがデケえ!


 俺は壁を蹴って、海の方へ向かう。

 腹から、どぼんっ、と落下した。っつぅう……。いってええ……


「がぼ! ごほっ! げほげほ……!」


 地面に叩きつけられるよりはダメージ少ない……。

 が、海に落ちたら落ちたで、大変だ。波が押し寄せてくる。


「ごぼぼぼぼぼお……」


 荒波に飲まれる俺。

 必死になって、手足を動かす。

 

 マーキュリーさんは……助けに来ない。多分、彼女が助けるのは、最初の一回だけだったのだろう。


 あとは……俺が、自力でどうにかするのを期待してるんだ。

 ……その期待は、裏切りたくない。


「うぼぉおおおおおおおお!」


 俺はクロールをして、必死になって、前に進もうとする。

 水の抵抗と、荒波に翻弄されて、全然思うように前に進めない……! くそっ!


「おぼぼぼぼお……」


 何度も何度も波にのまれて、やっと……俺は海上へと上がった。

 ぜええ……はあ……つ、かれた……


 最初のダイブのときは、大けがを負った。

 でも今回は、距離がそんなになかったからか、あまりダメージはない。


 ……それでも、荒波の中のなかでもがいたことで、かなり体力を削られてしまった。


「ぜえ……はあ……はあ……くそ……」


 駄目だ。何も考えずにトライしても、攻略できる気がしない。

 マーキュリーさんが言うとおり、どうやったら攻略できるのか、考えないと。


 リリア院長は、これを修業っていっていた。

 そう、修業。無理難題ではあるけど、できない、わけじゃあないんだ。

 課題に対する、クリア方法が、必ずあるはずなのだ。

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