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【受賞&書籍化】転生した悪役令嬢の断罪(本編完結済)  作者: 神宮寺 あおい@受賞&書籍化


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悪役令嬢は疑惑を深める

頼みごとを快諾したからか、その後クレアとはだいぶ打ち解けることができた。

涼やかな目元をしているため彼女はどちらかというとキツめの印象を与える美人だ。


オーウェンとは幼少期からの婚約者らしい。

小さい頃は一緒に外を転げ回って遊んでいたそうだが、さすがに年頃になってからはお淑やかになったとか。


でもきっと今でも体を動かすことは好きよね。


見る限り彼女は運動によって締まった体形をしている。

そして、きっとオーウェンに対して好意を持っているのだろう。


刺繍の話をした時はどこから見ても恋する乙女な感じだったし。


となると、今後もしヒロインがオーウェンルートを選んだ場合、もれなく彼女は悲しむことになる。

そしてゲームの通りに進むのであれば、ヒロインが選んだ攻略対象の相手、つまり婚約者の結末はもれなくアンハッピーだ。


その最たる者はエレナなのだが。


それは…ちょっと嫌ね。

少し話しただけでも、クレアが気立のいい性格のご令嬢というのがわかったし。


「あっ!」

そんな彼女が、不意に小さな声を上げた。

その視線が食堂の入り口に向いている。


入り口側を背にしていた私は少しだけ振り返った。


あ。

このタイミングで遭遇するとは。


数人の集団がちょうど食堂に入ってきたところなのだが。


ライアンとエマとオーウェンと、そしてメガネくんだ。

メガネくん。

つまり宰相の息子で、名前はベイリー・クラーク。


エマを除く3人が一緒に行動していることは別に珍しくはない。

なぜならベイリーとオーウェンはライアンの有力な側近候補だから。

ただそこにエマが加わっていることに、食堂内ではざわめきが広がっていた。


普通に考えるといくらクラスメイトとはいえ男爵令嬢が王太子とその側近たちと一緒に食事に来るというのはいささか不自然なことだ。

ゲームをしている時には気にならなかったけれど、この世界の住人として考えると男爵令嬢が恐れ知らずに思える。


これがゲームの強制力なのかどうかはわからないけれど。

少なくとも、やはりここが『黄昏の時にあなたを想う』の世界であり、エマ・ウェインがヒロインであることは間違いない。


エマはどういうつもりでライアンたちと一緒に食堂へ来たのだろうか。

そしてどちらから声をかけたのか。


もしかするとエマはさっそく攻略に動いているということなのかしら?

ここにきて私の中でエマ転生者疑惑が深まる。


悪い予感というのは、得てして外れないものなのだ。

数多の作品の中から読んでいただきありがとうございます。


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