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15:レベリングは計画的に

ここまでの話を一旦改稿しました。1話増えてるのは途中の話を分割した影響です。

必要のないところを削ったくらいでそこまで大きく変わっているところはないので、既にここまで読んでくださっている方は16話からご覧ください。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ロダメアとルナが去って数分後。

 未だ月泉小湖に残るヒメユリは、おもむろにメインメニューを操作して誰かとの通話を始めた。



「あ、やっほー! 今話せる?」


『ヒメユリか。君からかけてくるとは珍しいな。時間はあるが、まず何についての話かを聞かせてもらっても良いかな』


「『惨骸』についての話だよ~。私から連絡する事っていったら今はそれくらいじゃない?」


『まあ、確かにそうだな……例のプレイヤーを誘ったのか?』


「んー、誘う予定だったけどなんかいつの間にか勝手に始めてたんだよね。だから正直私のレベルもまだ心もとないんだけど、まあ早めにできるならそれが一番でしょ」


『そうか……だが、こちらの方もまだ話を付けられていない状況だ。ウチの物理アタッカーたちは何故かユニークにさほど興味がないからな……そもそも誘えるかがわからないというのはこれまで通りだ』


「あ、それなら心配ないよ。運よくいい感じの物理アタッカー見つけたからその人に頼むつもり。まあ例の人のリアフレなんだけどね? まさに鴨がネギ背負ってきたって感じでそっちの子もなかなか凄いんだ」


『なるほど。それならこちらの準備は問題ない。ハザニエルの調子も最高だ』


「それは何より。じゃあ、日にちが決まったら改めて連絡するから」



 通話を終了し、ヒメユリは腕を大きく伸ばして息を吐く。



「さて、アリフラではどんなロダメアちゃんが見れるかな……っと」



 そう言いながらヒメユリは足元から石を拾い上げ、湖に向けて投擲する。

 石は勢いよく飛んで行って――湖から飛び上がった魚型のモンスターの頭部に直撃したのだった。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇





 ヒメユリと別れた後、私は一旦ログアウトすることにした。

 こまめな水分補給はフルダイブの基本。いくらゲームが好きでも肉体まで廃人になるつもりはないのでその辺はきっちり守っている。

 まあ、どうしてもぶっ続けでやらないといけない場面もあるので、その時に備えて平時にはなるべく健康的な行動を心がけようという何とも捻じれた考え方ではあるのだけど。


 予報よりも気温が高くなっているらしく、部屋はエアコンをつけているのに若干熱い。

 1度だけ設定温度を下げておいて、それから冷蔵庫に常備してあるみかんゼリーを食べることにした。

 なんというか初ログインでいろいろなことがありすぎてもう一日経っているような気がしていたけど、現実ではまだ2時間くらいしか経っていない。

 ゲーム内では現実の3倍速く時が進むとは言え、それでも6時間。ヤバいな。なんか長い夏休みになりそうだ。


 ……さて、食べ終わったしそろそろログインしようかな。空の容器をゴミ箱に捨てて、私は本日二度目のフルダイブを行うのだった。



――――――



 ログインすると、ルナからメッセージが入っていた。



「ん……ルナ、来れないのか」



 どうやら仕事関係で急に予定が入ったらしい。大変だな……休みとかちゃんとあるんだろうか。本人は楽しんでやっているようだからこっちから口を出すようなものでもないよなと思いつつ、結構気になってしまうところではある。

 まあ、とりあえずここからは私一人で進めることにしよう。ルナならすぐに追いつけるだろうし。


 さて、ユニークモンスターに挑むにあたってヒメユリから私へ二つ課題みたいなものが出ている。

 まず一つが『王都レオーネ』まで行くこと。そして魔法使いの上級職である『魔術師』になること。


 王都レオーネは始まりの都市エアリーズから数えて5つ目の都市エリアだ。5つ目と言っても途中で分岐があるので、初期エリアから都市を二つ、メインエリアを三つ経由すればたどり着ける。

 で、魔術師に関してはシンプルに魔法使いのジョブレベルが20になれば転職が可能になるらしい。

 転職をするためにはレオーネのギルドに行く必要があるようで、まあ結局レオーネまでは行くことになる。


 そういえば今のジョブレベルに関して全く確認してなかったのを思い出したので、一旦ステータスを見てみることにした。



――――――――――――

 PN:ロダメア=アレキサンドラ

 LV:23

 種族:ティムシーカー

 職業:魔法使い(13)

 HP:123

 MP:441+65

STR:12

VIT:12

DEX:28

AGI:31

MND:25

LUC:31


――通常魔法――

《ファイヤボール》

《バーニングスマッシュ》

《アイシクルエッジ》

《サンダーアロー》

《ウォータースプラッシュ》

《ウィンドスパイラル》

《マッドスパイク》

《ダークメルト》

《ライトクロス》

――ティムシーカー魔法――

燃えよ(イース)

万象燃えよ(ファヴラ・イース)

荒ぶる波(ティルア)

捻じれる大波(ルー・ティルア)

拒む壁(フォージ)

水よ滴れ(フーラー)

荒ぶ風(レギメス)

背押す雄風(ファタ・レギメス)

――――――――――――



 ……なんかすごい上がってるな。魔法も結構増えたし。



「最後に確認したのが確か四季森林で、そのあとにフラワリングボアと戦ってヴィムファロジカを撃退して……それで今こんな感じになってるのか」



 相変わらずMPが凄い勢いで伸びてる。HPは23しか伸びてないのに。なんならステータスポイントとかまだ割り振ってないし、そこまで合わせるとさらに凄いことになる。


 というか今確認したらもうレオーネまでの推奨レベル超えてるんだけど……。本来はレベル20くらいでレオーネまで行けるらしい。

 もしかしてレベル上げとかいらなかったんじゃないかこれ。結果的にヴィムファロジカに遭遇できたわけだし良いんだけど。

 なんかヒメユリの方でも色々準備が必要らしいので私が魔術師になったらすぐに挑戦! って感じでもないみたいだし、別にレオーネ以降を進めてしまってもかまわんのだろうってことでどんどん先に進んでしまってもいいのかもしれない。どうせ暇人だしな。


 そんなわけで、私は一人レオーネを目指して進み始めたのだった。

一応主要エリアの位置関係はこんな感じになっています。

挿絵(By みてみん)

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