表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HSP少女とHSPカレシ  作者: なみだいぬ
78/139

第七十八話

 テスト期間が終わった金曜日の夜、私はオンラインゲームの“ディバインドラゴン・オンライン”にログインした。


「さっき起きた。毎日、徹夜続きだったから寝てた」

 ヒカリは眠たそうな声で呟いた。


「徹夜で頑張っていたんだね」

 私はヒカリがたぶん良い点をとっているのではないかと思った。


「どうもー、アカリですー!」

 アカリは明るい声でゲーム内の部屋に現れた。


「ウィッス」

 ユメはいつもの落ち着いた声で続けて現れた。


 ゲーム内の部屋内にいつものメンバーが集合した。


「あれっ、カスミ! なんか職業が違うくない?」

 アカリは私の職業を見て驚いた。


「レベル四十になったら上級職に転職できるみたいで、私はビショップにした」

 私は転職したのがテスト期間より一週間前だったので忘れかけていた。


「レベル四十! ビショップって何?」

 アカリは気になる様子で聞いた。


「回復魔法に加えて、攻撃魔法が使えるようになった」

 私は覚えたばかりでまだ使ったことのない火の玉を放つ魔法を使った。


「すごい! 良いーなー」

 アカリとヒカリの声が見事にハモった。


「私達も早くレベルを四十まで上げて、転職しよう」

 ユメは大人な雰囲気で言った。


 私達が部屋を出て、噴水のある巨大な広場まで来た時に突然ムービーが割り込んできた。


「えっ、何? 何?」

 アカリは戸惑った様子で言った。


「サマーイベントだっけ? どんなのだろうね」

 ヒカリは眠たそうな雰囲気で言った。


 ムービーでは城下町に大きな黒い影が通り抜けると風が巻き起こり、住民が逃げまどっていた。そして、ゆっくりと羽ばたきながら城内へ降り立った。多くの城兵が取り囲んだが、クチバシや前足の攻撃で吹き飛ばされた。大きな翼と鷹の上半身、ライオンの下半身をした“グリフォン”だ。


“グリフォンの討伐”


「みんな、城内へ行くよ!」

 ヒカリは先頭を切って城の門をくぐった。


 その後を三人は追って走った。

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ