第七十六話
今日の放課後も大学付属図書館で勉強をするために寄った。
「……何これ」
いつもは人がまばらな静かな図書館が騒がしい。一階のテーブル席がほとんど学生で埋まっている。二階、三階も見に行ったら、全て学生で席が埋まっていた。もちろん、私がいつも座っている席にも知らない人が座っていた。
テストの時期はみんな同じだから、みんなここに集まるんだね。
こういう雰囲気で勉強するのが好きな人がいるかもしれないが、私は集中できないし、疲れるから嫌いだ。
今日は家で勉強しようかな……。
私はゆっくりと階段を下りて図書館を後にした。
自分の部屋で制服から部屋着に着替えて勉強を始めた。
心が落ち着くので、やっぱり集中して勉強ができるね。
でも、自分の部屋は何かと誘惑が多い。ベッドで横になりたい。好きな音楽を聴きたい。ゲームをプレイしたい。
心理学ってどんなテストなんだろう。専門的な言葉が多いので覚えるようにしているけど、これだけで良いかなぁ。この場面での心理現象は何でしょう、みたいな問題も出てくるのかなぁ。
例えば“吊り橋効果”みたいな場面の絵だけ描いてあって、心理現象と内容を書くとか。
バイトも試験テスト期間はお休みさせて頂けた。理解のある店長で良かった。
吉坂さんと新崎さん、店長で頑張っているのかな。さすがに人手が足りないからヘルプで誰か集めていると思う。
先日、ヒカリさんに誘われてメンバーで勉強会しようって誘われたのでついていった。
カラオケボックスで一緒に勉強することになったけど、アカリさんとヒカリさんが喋ってばっかりであんまり進まない。たぶん、このままでは試験範囲まで終わらないと思った。
一人で勉強するのが私には合っている。
二科目の試験範囲を見直すだけでかなり時間が掛かってしまった。
土曜日、日曜日であと十教科を見直せるかどうか……、テストの点数が成績に反映されると思うから……、頑張ろうっと。




