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HSP少女とHSPカレシ  作者: なみだいぬ
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第五十二話

 今夜はゲーム集会の日なのでオンラインゲーム“ディバドラ(ディバインドラゴン・オンライン)”を立ち上げた。

 ログインすると、部屋にはまだ私しかいない。

 最近はみんなでプレイするのは週に一回になっちゃったから、何だか久しぶりだ。


 先日、ずっと一人でゲームしていてレベルが上がっちゃったから、みんなビックリするかな。一人で巨猿を倒せるまで強くなったし、武器と防具も新調して強化した。

 

「ヤホー、ヤホー、久しぶり~」

 いつも通りヒカリの声が聴こえて、キャラが部屋に現れた。


「久しぶり!」

 今日、大学で会ったけどね。ゲームキャラとして考えると一週間ぶりだ。


「どうもー。お疲れ様ですー」

 次はアカリの高い声が響いて部屋に現れた。


「ウィッス、久しぶり」

 ユメも落ち着いたテンションで部屋に現れた。


「あれっ? カスミ、キャラの服が変わってるじゃん。あれっ? レベルが上がってるじゃん」

 アカリの驚きの声が響いて、キャラが私の周りを走り回っている。


「一人で遊んでいたらレベルが上がっちゃって……」

 私は申し訳なさそうに言った。


 レベルはヒカリとユメが二十三、アカリが十九、カスミが三十。


「すごく上がってんじゃん! 武器も強そうなのに変わってるし!」

 ヒカリも珍しく驚いた声を上げた。


「レベル三十でモーニングスターというのが装備できるようになったから買っちゃった」

 メイスの先と鉄球が鎖で繋がれたような武器を皆に見せた。


「それは頼もしいな。強くなってくれるのは助かる」

 ユメは以前は私が一番レベルが低かったのを心配していたみたいだった。


 以前は、レベルが低くて守備力も弱く、死にそうになる時が多くて迷惑を掛けたけど、強い装備に変えたから暫くは大丈夫だと思う。


「山奥の村から続きで散策に行きましょう、メインクエストを進めるから。ルーンストーンで移動するよ」

 ヒカリはリーダーらしく今回の行先と目標を周知した。


「オッケー!」

 アカリとユメと私は各々が準備をしながら言った。

挿絵(By みてみん)

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