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第百三十九話
夕食の時、私は両親にシェアハウスについて話をした。
「友達が三人ともシェアハウスに引っ越しすることになって、私もしようかなって思って」
「友達同士だったら楽しいんじゃない? 私も若い時にしてみたかったわ」
母親は本当に羨ましそうに言った。
「自分の部屋はあるんだろう?」
父親は珍しく興味があるように聞いた。
「人数分の個室があるからプライベートは別々で過ごす感じになると思う」
私は想像しているシェアハウスの雰囲気を答えた。
「いつ頃からシェアハウスに住み始めるの?」
母親は少し落ち着いて聞いた。
「来月の下旬ごろにしようかなって思ってる」
私はアカリさんと同じタイミングにしようと思って言った。
シェアハウスに引っ越したら、こんな風に両親と喋る機会が減ってしまうのは寂しく思えた。
「ご飯はちゃんと食べるようにね。栄養バランスも良くね。近くにスーパーあるんでしょ?」
母親は私の体を心配してそう言った。
「スーパーは駅の近くにあったと思う。コンビニも近くにあるし」
私は以前の記憶を思い出しながら言った。
「コンビニご飯は偏ってるから、そればっかりだと太るわよ。高カロリーで甘いものが多いし」
母親はもう一度、私の体を心配してそう言った。
「友達と喧嘩しないようにな」
父親は小さな声で言った。




