月夜にあらわれた妖精
今回は自作品の挿絵リテイクです。
とある妖精風の女性をイラストで表現しようとしたのですが、最初はこんな感じでした。
(B6画用紙/鉛筆画をモノクロ加工)
でも、これではちょっと作品に使いづらかったので、ひたすら場面描写に徹しようと思いました。
描き直したのがこちらの構図です。
(B6画用紙)
手前がぽっちゃりヒロイン。奥で噴水に腰掛けているのが目当ての女性ですね。
以下、ちくちくと作画を進めてみました。
①夜なので空を塗ります。
②適宣、濃さを足しながらぼかします。
③ふつうのMONO消しゴム、細消しゴム、練り消しで白を入れます。
④だいたい入れ終わりました。
⑤最終調整に線と影を三種類の鉛筆を使って描き足したあと、噴水の水飛沫をカッターで削ります。ちょっとだけです。
仕上がった絵は、次のような三通りに加工しました。
* * *
【夜を意識した青】
スマホのフォト機能で線を青に変えています。
ほか、影を濃い目に。あえて暗くしました。
言いたいことはわかるのですが、原画の柔らかさはほとんどありません。そんなにシリアスな場面でもないのです。
【ぼかしモノクロ】
では、柔らかさを追究したら……? と、ぼかし機能を最大限まで使いました。塗りの線そのものをうやむやにする方法です。
水彩っぽくて、これはこれで好きです。
【手描き風合いを残した茶系】
鉛筆の風合いを残しつつ、地色と加工色を併用して影や奥行きを表現できないか試しました。
塗りの線も残したいので、それをほどよく満たしてもらえるパターンです。
……。
やだ、すごく真面目ですね(愕然)
淡々と書いてしまいましたが、大丈夫でしょうか。
個人的には、妖精さんのシースルーの衣装を描くのが一番楽しかったです。
ささやかな手描き絵ではありますが、月明かりに照らされる雲ですとか、噴水ですとか、ヒロインのおでこやほっぺですとか。
見るかたによっては、いろんなところを楽しんでもらえればと思いました。(*´ω`*)←
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