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大崎玄蕃と名を変え生き延びた武田勝頼の末裔の咆哮  作者: 吉良山猫
第2章海津城編
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秋の夜長

また長文が消えてしまいました…ついてない

勝頼は真田昌幸を呼び出して宴に霧隠才蔵も呼ぶように話していた。


武田勝頼は三つの忍者衆を抱えており、飛び加藤と呼ばれた加藤段蔵が頭を務める甲賀忍者衆、彼らと加藤段蔵は主に西国に散っており海津城にはいない。しかし勝頼は加藤段蔵にそっくりな顔を令和の時代で見たことがあった。その名は加○鷹!?ゴールドフィンガーである!まさか子孫なのかと疑ったが追求するつもりはない。大人の都合だ!


そして霧隠才蔵率いる真田忍者衆は東国にちらばらせている。しかし霧隠才蔵は勝頼の領土の国境を守る為信濃にいる。


最後は我らが風魔葵率いる風魔衆で勝頼の身辺警護をしている。現代で言うS Pだ!


この時代忍者は身分が低く軽んじられ雇い主からも安く使われ酷い扱いであった。


しかし全国で武田勝頼だけは違った!彼らを身分で差別せずに彼らを愛し、信頼して、その情報収集能力に頼った!


武田勝頼は忍者を人てして認め、存在を認め、能力を認め、厚偶して大きな屋敷を与えて武士の身分を与えて一族を保護したのである。


忍者界において武田勝頼は憧れの存在でありいつか仕えたいと誰もが思っていた。勝頼は知らぬ間に裏世界で理想の仕官先になっていたのである。


そんな中で夜になり宴が始まった。


「皆の者、大義である!今日は忙しい中集まってくれたことに感謝する。この勝頼は皆のような素晴らしい家臣達を持つことができて果報者である!今日は無礼講だ!思う存分食べ、飲み、歌い、踊り楽しんでいってくれ!」


昌景は目尻が熱かった…幼き頃より誰よりも長く武田勝頼に付き添ってきた山県昌景…彼は我が子のように勝頼の成長が嬉しかったのである。


そんな中勝頼からいきなり話を振られた山県昌景である。


「それでは筆頭家老であり我が傅役でもある昌景に乾杯の音頭を任せたい!」


山県昌景は目尻を抑えながら若…と潤みながらも「勝頼様に指名されたので僭越ながらこの山県三郎兵衛昌景が乾杯の音頭をとらせて頂く!皆の者乾杯!!」


乾杯!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!


会場内は熱気と歓声で溢れかえる!誰もが楽しいのだ!


勝頼は山わさびの和え物やサザエのつぼ焼きや海鮮の刺身、秋鮭のちゃんちゃん焼き、南瓜のマッシュサラダ、南瓜の天ぷら、きのこ類の天ぷら、銀杏の串焼き、茶碗蒸し、鹿肉のメンチ、熊肉のすき焼き、猪肉のチャーシューなど様々なご馳走を出した!


メインは松茸ご飯、松茸のお吸い物、松茸の茶碗蒸し、松茸の土瓶蒸し、松茸の炭焼きなどを出したがそのあまりの美味さに葵は悶絶して立てないほどであり他の者達も涙を流すほどであった。


勝頼の令和の時代からの好物として出された、いくらと雲丹の軍艦巻きには本当に美味すぎて沈黙がうまれたほどである。


前田慶次郎が「そういえば風魔葵殿が勝頼様を助けたと聞いたがどのようにして匂いを辿ったのだ?」


葵はもじもじしてなかなか言えないが答える…「実はあの朝勝頼様の衣類の洗濯をする際何か嫌な予感がしたので網丸に勝頼様のふんどしの匂いをこっそり嗅がせておいたのです」


「父風魔小太郎より匂いが強いものが効果があると教えられたので…」


その瞬間網丸は放心した後泡を吹いて気を失った…嗅がされたのがふんどしと知らなかったのだろう…


勝頼はシンガポールのマーライオンの様に口から酒を噴き出していた…


ふんどしだけは勘弁してくれと思ったのだが同時に自分の洗濯ものは葵がしてくれてるのかと感謝もした。


葵は千代女が来てから危機感を持ち勝頼の身の回りの世話をなるべく全て自分で行なっていたのである。


勝頼はそんな話を聞いた後に、葵が女の子だったら良き妻になるのにと思うのであるが葵はれっきとした女の子である。


もう少し前の方が成長すれば勝頼はどうなってしまうか…


それは神のみぞ知る。


美味い飯と酒の中、アイヤイヤササと皆が笑い踊る。


締めはシャケといくらの茶漬けと栗を使ったモンブランケーキ!?


皆が幸せな宴であった…

最初の3分の2になりましたがまとめました。

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