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比較的真面目な作品

ダンジョンの宝箱

 見つけた宝箱を開ける

 そのためにパーティに入った


 じっくり観察して

 魔物の擬態じゃ無いと結論

 規則性のあるこの音は

 何らかの機械仕掛け


 どういう仕組みか知らんが

 ダンジョンにある宝箱の罠には

 時限爆弾だってある

 その罠は人間が存在を認識した瞬間動き出す


 火薬の量を知るスキルなんて聞いたこと無い

 だから火力は未知数

 ダンジョンの壁は神か悪魔か魔王にしか壊せない

 そしてここは袋小路の一本道


 魔物よりか弱く

 自分自身にとってかけがえの無い自分を守るには

 罠を解除する選択のみ


 宝箱に触れる

 わずかな振動

 鍵穴の死角に仕掛が埋もれている


 先人が犠牲を積み重ねて残した知恵

 俺自身の経験と判断

 ピッキングツールで歯車を外して一安心

 仲間は簡単に外せたと解釈したようだが

 いつだってギリギリだ


 宝箱を開ける

 落胆が輪唱した

 俺は黙って

 仕掛けられた機構と火薬と油を処理


 お前ら喜べ

 俺たちは

 俺たちの命を得たんだ

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― 新着の感想 ―
ゲームだと、宝箱に擬態したモンスターだ! 倒せー! ってなるけど、この宝箱の方が命の危機に瀕している罠って感じでゾワゾワしました(´・ω・`) 追放ものなろう系に出てきそうな主人公な雰囲気。 続きの…
赤を切るか青を切るかたい焼きか… ほっ… セーフ。
(。•̀ᴗ-)b✧<GJ!
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