じいちゃんと母さん
幸洋を保育園に送ると、母さんは一度家に帰る。
今度からパートにでるのだが、今日はじいちゃんの病院の日だ。
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クマ 『ポンニャン、しばらく帰ってこないのか』
ハート『しばらくは、無理ね』
カッパ『いつまでだ』
クマ 『いつまでだろう』
じいちゃん「すまんのう」
母さん「なんですか? 他人みたいに」
じいちゃん「……そうか」
母さん「どうしたんですか」
じいちゃん「別に……」
母さん「はい、あっ少し電話しますね」
じいちゃん「ああ」
クマ 『母さんが、違う部屋に行ったな』
カッパ『うん』
ハート『そうね』
クマ 『ん? なんだ? じいちゃん?』
ハート『少し様子変ね』
カッパ『おや? オイラんとこ来たぞ』
ハート『何か話し合いたのよ』
じいちゃん「うれしいのう」
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第四十五話
色の移り変わり
母さんはの色は、白だ。
出来の悪い息子、つまり父さんは赤としよう。
出来の悪い息子……儂と死んだ婆さん、みんな赤だった。
赤の色に、白の色を混ぜてくれた。
今の家族は、美しく桃色にしてくれた。
他人ごとみたいに……
母さんは私ら家族になってくれたんじゃ
これは嬉しい。
だから幸洋が産まれたんだろう。
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母さん「お義父さん、早く行きましょう」
じいちゃん「ああ、生きますよ。活きますよ」
クマ 『そっか』
カッパ『幸洋が出来たのは、藁麿が……』
ハート『カッパ!』
クマ 『カッパ、これはハートが正しいと思う』
カッパ『……』




