表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/61

父さんと母さんと

 医師と話合いの夜のこと。

 じいちゃんの時間に、終わりがあることを知った父さんは、母さんにそれを打ち明けた。

 じいちゃんは寝ている。

 幸洋といっしょに

────────────────────────────

 父さん「とうとう、言われた」

 母さん「……そう」


 なんだろう

 かなり、落ち込んでる


 クマ 『じいちゃんのことだな』

 カッパ『そうだな』

 ハート『順番よね』

 クマ 『……』

 

 じいちゃん

 ……


 母さん「打ち明けるの」

 父さん「迷ってる」

 母さん「わかるわ、でも時間もないわ」

 父さん「うん」


 クマ 『父さん……』


 母さん「父さん、つらいけど、これは使命よ」

 父さん「わかっている」

 母さん「ごめん」

 父さん「謝ることない」


 なんだろう

 どうしたの、ポン太

 二人から何か出てるよ

 え? なんにもないよ

 見えてはないけど……

 じゃあ、なんにもない


 ハート『ポン太、やるわね』


 え?

 どういうこと?


 ハート『確かにでてるわよ』


 ホント!

 ウソだ、見えてない!


 クマ 『確かに見えないな』

 カッパ『オラはわかった』

 クマ 『おいおい』

 ハート『どうやら、クマもわかってないわね』


 ハート、教えてよ

 ききたいハート、なにが見えるのか


 ハート『わかったわ。よく理解してね』


─────────────────────────────

 第四十二話

 オーラ


 人間ひとはね、喋って会話する以外に実は、相手と会話する方法を持っているのよ。


 「え!」

 「しゃべるほかに?」


 そうよ。

 今、あの二人におかしな何かが出てる。

 気付く人間ひとは気付く。

 気付かない、人間ひともいる。

 そんなモノよ


 「なに?」

 「よくわからない」


 人間ひとはそれを……


 オーラと呼ぶの


 オーラはね、気が付かない人間ひとがほとんどだけど……

 踏み込んだら、気付くの。

 相手の心にね。

 それは、私達……


 くちも同じよ。


─────────────────────────────


 そうなんだ

 ……ボク、踏み込んでないの?


 ハート『ニャン太は、踏み込んてるけど……見えないの』


 ……

 意味がわからない


 ハート『いずれわかるわ。いずれね』


 父さん「幸洋は?」

 母さん「お義父さんと、寝てますよ。近頃は、おじいちゃん子みたい」

 父さん「……そうか」

 母さん「寝ましょう。今は」

 父さん「……ああ」


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ