藁麿とお日様
春の陽気が近い、菖蒲池神社である。
藁麿が神殿で暇をしていると、お日様が藁麿に何気ない会話をしてきた。
藁麿とお日様の会話
藁麿 『今回も、マロが主役でおじゃる』
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暖かくなってきたでおじゃる。
雪も大分消えたでおじゃる。
また春になるでおじゃるなあ。
お日様『何回目ですか?』
お日様でおじゃるか。
何回目の範囲でおじゃるかなあ?
と、言うか! お日様! アナタはそんな範囲でもないでおじゃるでしょ!
お日様『アハハハ』
……お日様、暇なんでおじゃるか?
お日様『はい、藁麿と同じくらいに』
お日様、マロをいじめにきたでおじゃるか?
お日様『アハハハ、暇なのよ』
暇……いいことで、おじゃる。
人間のような、忙しい時間は嫌でおじゃる。
お日様『そうね、人間の時間は忙しいわ』
……お日様、何故、人間の時間は忙しいでおじゃるか?
お日様『あら、藁麿にもわからないの?』
わからないでおじゃる。
何故、仲良くしないでおじゃるか?
争いだって、仲良くしてれば……悲しまないでおじゃる。
お日様『……藁麿、人間の時間が何故汚いと言われるか、知っている?』
ある程度はでおじゃる。
お日様『詳しくでは?』
知りたくないでおじゃる。
つまりそれは、知っているからでおじゃる。
お日様『……そうね』
お日様、お日様から見た人間はどうな感じでおじゃるか?
お日様『教えてほしい』
……聞いてみたいでおじゃる
お日様『藁麿、私から見た人間とは何かを教えてあげます。これは私はそう思うだけだから、そうなんだ程度にしてね』
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第三十九話
人間
人間はまず賢いと思います。
「賢いでおじゃるか!」
はい、人間は長い間に、品をたくさん作り利用してきました。
賢いですよ。
だけど、賢いが故に……
汚い時間になってしまった。
「賢いから、汚い? よくわからないでおじゃる」
賢いから、どうすれば豊かになれるかを知り、その知った事により……
争いを起こした。
自分達が豊かになりたいがために!
人間は利用する生き物です。
同じ人間を、そして品を、そんな時間を繰り返しています。
「いつまで、繰り返してるでおじゃる?」
人間がいる限りは、続くでしょうね。
ある意味、人間の時間は、苦しい場所なんでしょうね。
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苦しい場所……わかるでおじゃる
確かに、苦しいでおじゃる。
お日様『さてと、私はそろそろ、雲に隠れてしまいます。今日の所はこの辺で!』
あっ!
消えたでおじゃる。
なんだが、言いたいことだけ言って、行ったでおじゃるなあ。
まあ、お日様らしいでおじゃる。
さてと、昼寝でもするでおじゃる。
平和でおじゃるなあ。




