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母さんと違う母さん

 手違いで消したのでら再度投稿しました_(._.)_

 春先、違う母さんが家に来ていた。


 父さんは、じいちゃんと病院へ行っている。

 母さんと違う母さんは、二人で話し合うことになる。

───────────────────────

 皐月 「スミマセン!居ますか?」

 母さん「あら、皐月!久しいね。どうしたの?」

 皐月 「……居ないの?」

 母さん「お義父さんの付き添い。土曜日だけど、クスリの日なのよ」

 皐月 「メールで来ると私、入れたのに!」

 母さん「メール?」

 皐月 「そういう関係よ」



 始まったよ。

 うん。

 母さん、大丈夫なの。

 わからない。



 カッパ『そう言えば、どうして母さんは父さんをかばったんだ?』

 クマ 『さあな……藁麿からお前聞いてないのか?』

 カッパ『藁麿は、面白いでおじゃると言っていた』

 バス 『面白いでありますか。カッパ殿、その藁麿様は何かを知ったのでは?』

 カッパ『どうして、そう思う?』

 バス 『根拠はありません。感であります』

 クマ 『バスの考えに、俺も賛成だ』

 バス 『ありがとうごさいます』



 藁麿は来ないの?

 来ないの?



 カッパ『ああ、用事らしい』

 クマ 『オマルがか?』

 カッパ『こう見えて、忙しいらしい……ただ、藁麿も気まぐれだから』

 クマ 『気まぐれね』



 幸洋 「……」



 幸洋は寝ている。

 お昼寝、みたいだ。



 皐月 「あの人に会わせて!」

 母さん「上がりな!」

 皐月 「私は、アナタのダンナの……」

 母さん「だから?」

 皐月 「え?」

 母さん「とにかく話をしようよ!」




 《家の中》


 母さん「いい家でしょ?」

 皐月 「……」 

 母さん「……知っていたわ。父さんもビックリしてた」

 皐月 「え?うそ!」

 母さん「火のない所に煙はたたない……そういうことよ」

 皐月 「お願い、別れて!」

 母さん「悟さんがいるでしょ!」



 カッパ『悟さん!』

 クマ 『どうした?』

 カッパ『藁麿から聞いた名前だ。確かお月様から、悟と言う名前を聞いたらしい』



 皐月 「悟さん、他に好きな女がいるの」

 母さん「へえ……誰?」

 皐月 「このカード見て……取ったの悟さんのカード!」

 母さん「……これは!」

 皐月 「そういう所に入り浸ってるのよ!」

 母さん「ゴールド……カード?へえーその手の女よね」

 皐月「私に魅力がないみたい、子供産んだら、はいさよなら……」

 母さん「歳をとって、老いるのは仕方ないよ」

 皐月 「私だって、まだそんな歳じゃあ……」

 母さん「しーっ!幸洋が起きる」

 皐月 「……スミマセン」



 クマ 『母さん、上手いな』

 バス 『上手いとは?』

 クマ 『幸洋を使っている』



 どーいうこと?

 ポン太、母さんは幸洋を使ってるよ。

 え?

 違う母さんに、大きな声を上げさせてない。



 クマ 『そういうことだ』

 カッパ『違う母さんも多分だけど、子供がいるんだな』

 クマ 『ああ』



 なるほどだ。

 母さん、凄いね。



 皐月 「可愛いわね」

 母さん「幸洋よ。皐月、アナタにもいるでしょ」

 皐月 「居ます、二人とも小学生」

 母さん「可愛い?」

 皐月 「……わからない、反抗的だから」 

 母さん「大丈夫ね」

 皐月 「え?」

 母さん「本当に奪うなら、そこまで子供のことは考えないよ」

 皐月 「私より、子供産むの遅いくせに!」

 母さん「早かろうが遅かろうが、私も子供の親よ!」

 皐月 「とにかく、悟さんは私に愛想をつかしたんです」

 母さん「だからと言って、父さんが良いなんて浅はかよ」

 皐月 「……合うの」

 母さん「合う?」

 皐月 「相性がいいの!良かったの!」

 母さん「ふうーん」

 皐月 「ふうーんって!」

 母さん「へえー、そういうことに、しておくわ」

 皐月 「相性がいいのは本当です」

 母さん「少し、説教するけどいい?」

 皐月 「私は……」

 母さん「聞きなさい!」

 皐月 「!」

 母さん「幸洋……起きてないわね。いい皐月、聞いてね」


───────────────────────

 第二十八話

 相性≠愛=紫色に


 私が子供を授かるのが遅かった理由は、正直……



 体の相性が悪かったと思うの。



 実際、父さんの好みはね、皐月みたいな女性なのよ。



 「だったら……」



 大きな声を出さない!

 幸洋が起きる!



 なんだか、悔しいと思った。

 男って正直なのよ。

 体はね



 「……」



 なに、照れてるのよ!

 あんた、本当に何しに来たの?



 ……父さんは私を大事にしてくれるの。

 私ね、どうして?って聞いたの。

 何て言ったと思う?

 私、吹いちゃったの!



 「何て言ったんですか?」



 父さんさ……顔を真っ赤にして……



 あっちは噛み合わないけど、愛しているんだ。だから、もし愛が形を変えるなら、色を変えるなら、二人の色になろう。

 俺は青色、お前は赤色、二人あわせて紫色になろう……だって!

 正直、顔では真面目に父さん見ていたけど、心では大笑いしてた。

 バカみたい……

 何考えてるんだって!

 ふと……ガラス越しに写る私は、自分の顔を見たの。

 ……不思議だった。



 「不思議?」



 大笑いしてた。

 心で大笑いして呆れてるのに、顔がくしゃくしゃだった。

 いっぱい……泣いていた。


 この時、父さんを私は愛している……確信したの

───────────────────────

 母さん「皐月、教えて!アナタは父さんにこんな事言われたことある?」

 皐月 「相性がいい……」

 母さん「それくらいしか、思い浮かばないでしょ!」

 皐月 「……」

 母さん「帰りなさい」

 皐月 「……」

 母さん「今日は帰りなさい。まあ、話相手になるわね」

 皐月 「……」



 藁麿 『母さんやるなでおじゃる!』



 藁麿!

 いつのまに!



 クマ 『オマル、ひまだなあ』

 バス 『はじめまして、オマルさ……』

 藁麿 『オマルではない、おじゃるでおじゃる!』

 バス 『もっ、申し訳ありません!』

 クマ 『バス、オマルでいい!』

 藁麿 『クマーって、疲れるからもういいでおじゃる!』



 また、カッパに乗り移って!

 いつ頃、来たの?



 藁麿 『少し前でおじゃる』

 クマ 『カッパには、拒否権ないのか』

 藁麿 『話がそれるから、喋るなでおじゃる!』




 母さん「帰ったわ、さて……」



 あれ?母さん電話だ。

 父さんに?



 母さん「うまく言ったわよ!もう……聞きたいことが山ほどあるから、月曜日逢うこと!わかった?……よろしい。あの首飾りしていくわ!……うん、大丈夫、父さんは責めないわよ。そのつもりで、お義父さんと定期治療のお供してもらったんだから

…………それじゃあ、月曜日、お願いね。幸洋は少しだけ預けますから。……そう、少しだけよ。何もなし!良いわね悟さん」



 ん?悟さん?

 誰だ。



 藁麿 『!!!』



 母さん「じゃあね……ふう、苦労も知らないでもう!」



 藁麿 『なるほど、月の話とここで……ふうんでおじゃる』



 え? 

 何?



 クマ 『何かを知ってるな』

 バス 『……』



 藁麿 『月曜日か、わかったでおじゃる』



 ?

 ?



 藁麿 『いずれお前たちにも、教えてやるでおじゃる!それではなでおじゃる!』



 藁麿、消えた。

 カッパが意識を戻した。



 母さん「さて、そろそろ、幸洋を起こしてっと!お仕事、がんばりましょう」

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