父さん、職場にて!
翌日、父さんは職場にいった。
体調は良くないが、どうしても違う母さんのことで会わないといけない人がいる。
夜遅く、その人と会うために、残業していた。
それを、お月様は見ていた。
お月様『俺が主役か!よーし』
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同僚 「すまん、少し遅れた」
父さん「長い会議だな」
同僚 「長いだけで、中身がない」
父さん「仕方ないさ…ところで、悟!」
悟 「いい、スマホで読んだ。皐月がねえ」
父さん、始まったな。
俺は月だ。
詳しい説明は、藁麿から聞いた。
え?何故、藁麿からだって?
カッパが藁麿に繋ぎをつけて、藁麿から俺と太陽に依頼をしてきた。
品の依頼なんぞ、いちいち聞いていたらキリがないんだが、藁麿からの頼みは断れない!となってな……
悟 「皐月がか!」
父さん「何を今頃だ」
悟 「アイツめ!」
父さん「何かあったのか?……ゴホゴホ!」
悟 「おい、風邪か?」
父さん「すまん、少し良くなった」
悟 「皐月のことは任せてくれ」
父さん「頼むよ……聞いていいか?何があった!」
悟 「いろいろだ。子供のこと、俺のオヤジとお袋のこと、そして……俺のことだ」
父さん「離婚するのか?」
悟 「皐月が言ったのか」
父さん「ああ、ダンナであるお前と、別れるそうだ」
悟 「ヤレヤレ、またか!アイツは!」
なんと!
父さんは浮気相手のダンナと喋ってるぞ!
二人は知っているもの同士とは!
悟 「皐月、近頃、疲れているんだ」
父さん「現実逃避か!」
悟 「ああ、昔の男にな!そして、しばらく続いていたお前に!」
父さん「耳が痛い……」
悟 「まあ、いい。俺を呼んだのは、恐らく皐月を止めて欲しいんだろ?」
父さん「頼むよ」
悟 「まあ、ダンナの仕事だよな」
どうやら、かなり深い仲のようだ。
火遊びをした方と、盗られた方が、あの様な会話……何故だ?
父さん「あてはあるのか?」
悟 「まあ、任せろ!」
父さん「本当に頼む!」
悟 「先に帰れ。まだ、少し仕事が残っているから」
父さん「……すまない、風邪がまだ……」
悟 「何も言うな」
父さん「じゃ、悪いな言いたいだけ言って……そのネクタイピンまだしているのか?」
悟 「ああ、御守りだ。昔の思い出だ」
父さん「矢だな……形が」
悟 「うらやましいだろ?」
父さん「良い年こいて!じゃあな!」
父さん、職場から帰って行った。
気になるな……
悟という人間が……
悟 「仕方ないな、アイツに頼むか」
ん?
アイツ?
スマホをいじくってるぞ。
悟 「もしもし、ひさびさだ」
相手 「……」
悟 「じつはな、皐月の奴が……まあ、そうなる」
相手 「……」
悟 「お互い様だな。切り出しはアイツらだがな」
相手 「……」
悟 「頼むよ、アイツを救えるのは、お前だけだから!しかし、火遊びはダメとは知りながら……だ!ん?ネクタイピンか?この片割れ?まだ使っている。えっ、いいだろ!とにかくだアイツを救えるのは、お前だけだから……おう!じゃあな!」
火遊び……火遊びかあ。
少し見えきたような、見えないような……
ただ、父さんと悟と言う人間、皐月と言う人間と何かがあった……くらいしかわからんな。
もう一つ言えば、悟と皐月は父さんと母さんみたいな仲だと言うことだ。
ウーン……この先どうなるやら、さて藁麿に教えてやるかな。




