表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読書好きが始めるVRMMO(仮)  作者: 天 トオル
5.Dランクダンジョン攻略と第二回イベント
116/271

108.カレル進化とイベント開始

≪従魔カレルがレベルアップしました。≫

≪従魔カレルのレベルが一定に達しました。種族進化ができます。≫


 結局、イベント直前まで資金稼ぎと旅の準備に費やすことになってしまった。

 パズルダンジョンでの戦闘を見るに、それなりにCランクダンジョンでも戦えそうだったが、無理せずDランクダンジョンでの戦闘を繰り返した。

 これ以上予定外の出費をして、旅ができなくなるのは避けたいからだ。

 その間、不幸中の幸いというか、司書ギルドで見かけたパーティーと会う事は無かった。


 資金稼ぎをしている間に、カレルのレベルが20に到達した。

 カレルのステータスから進化先一覧を見る。



≪従魔カレルは進化が可能です。進化先を選択してください。≫

・ビッグマンダー

・マンダー・スイマー

・マンダー・ランナー

・アクアルーパー


 カレルの進化先は4つだったが、1つだけ水棲ではなく両棲の進化先があったのでそれを選択する。



NAME「カレル」


種族「マンダー・ランナー ♂」LV20 19UP 種族特性「両棲」「健脚」

 HP 280 120UP

 MP 440 340UP

筋力 10

耐久力 12  2UP

俊敏力 45  30UP

知力 15

魔法力 35  32UP

 スキル

「隠者LV1」「水術LV2」1UP 「水魔法LV4」3UP NEW「水泳LV3」 NEW「疾走LV2」


 見た目的にはほとんど変化してないように見えるが、手触りがヌメヌメしていたのがスベスベになった。

 カレルは水の中で生活する必要は無くなった。しかし、リュックの中が気に入っているのか、休憩するときなどはリュックサックの中によく入っている。


 続いて新しい種族特性である「両棲」だが、陸地と水中どちらでも行動できるというものだ。

 淡水棲の時のような補正は無いが、デメリットも消えた。


 もう一つの「健脚」はデバフ、特性のデメリットなどで減少する俊敏力を半減する効果がある。

 そのうえ、レベルアップ時のSPが必ず1Pは俊敏力に振られる。


 エラゼムと同じように、特性のデメリットが無くなったことで大幅にパワーアップした。

 しかし、戦闘の仕方が独特だったからか、SPの振り方がかなり極端な感じになってしまった。

 今後の戦闘では普通に参加できるはずなので、ステータスの低い部分にも振られていくことだろう。


 今回の進化で必ずしも水槽が必要な状況ではなくなった。

 なので、少し資金と時間に余裕ができたのでイベント用のアイテムをそろえる。

 本来は食べ物以外持って行かないつもりだったが、少しくらいはポーションの類を用意しておくことにした。


 ……………………。


 イベントの当日、前回と同じようにメンテナンスが入るため、ログインできるようになるのは午後からだ。

 俺は春花とともに昼食を取りながら、イベントの事について話し合っていた。


「俺はログインしたら、クランルームに行けばいいんだよな?」

「そうだよ、お兄ちゃん。クランに所属していても、イベント開始時にクランルームにいないとイベントに参加できないからね! お兄ちゃんも注意してよね!」

「ああ、わかってる」


 クランへの所属はしているが、一度もクランルームには入っていない。

 クランルームの入り方はマイルームと変わらない。転移の扉で選択肢が出た時に、所属クランの項目を選べばいい。

 いつもの癖で、マイルームに飛ばないように注意しておけば問題ない。


「クランの方は第2陣のプレイヤーが多いんだよな?」

「そうだね。あまり積極的に先に進もうとするクランじゃないからね。今回のイベントの為だけに所属するプレイヤーも多いかな?」

「俺みたいなのもそれなりにいるわけか……」


 そんな話をしながら昼食を終えた俺たちは、それぞれの部屋でメンテナンスの終了を待つのだった。


 ……………………。


 メンテナンスも終わり、ログインした。

 俺は従魔たちを連れて、一度マイルームを出る。マイルームから出て、そのまま転移の門に向き直った。

 俺が再び転移の門の前に立つとウインドウが現れる。

 普段選択しているマイルームとは別に、クランルームの項目があるので選択し、転移の門に入る。


 クランルームにやってきた俺は辺りを見渡す。

 どうやら大きなホールに出てきたようで、かなりのプレイヤーがひしめいている。

 確か、クランに所属できる最大人数は50人くらいだったはずなので、ほぼ満員の人数が揃っていると言っていいだろう。


 俺が扉の前に現れたことで多少の視線が集まる。

 従魔たちの種族が珍しいからか、全くクランに顔を出していないプレイヤーだからか興味深そうに見てくるプレイヤーが多かった。

 話しかけてはこないので、従魔たちを連れて壁のそばまで歩いていく。


 俺が壁のそばまで寄ったところで、ハルが扉から出てきた。

 ハルは周りの人に挨拶されながら、辺りをキョロキョロ見回している。

 さすがのコミュニケーション能力だなと感心していると、キョロキョロしていたハルと目が合う。

 ハルが俺に駆け寄ろうとしたところで、パーティーメンバーに呼び止められる。

 俺に駆け寄ろうとした足を止めて、俺に申し訳なさそうな顔を向けた。


 俺は手を振って、気にするなと伝える。

 ハルはそれを見て、小さく手を振ってからプレイヤーが集うテーブルの方に駆けて行った。

 ハルを呼び止めたパーティーメンバーも、俺に申し訳なさそうに会釈してからテーブルに向かっていった。


 ハルたちがテーブルに合流したところで、クランの副マスターであるタイヨーが話し始める。

 今回のイベントにおけるクラン内でのルールを説明するようである。


 今回のイベントはクラン対抗戦であるが、一時加入のプレイヤーが多い為、単独・パーティー単位の行動がメインになる事。

 大人数が必要な時は、助けを求める連絡はするが、強制ではないこと。

 最後に、クランメンバーの行動を強制しないこと、これが今回のイベント内でのクラン内でのルールである事が説明された。


 他のクランメンバーは事前に知っていたようで、特に反論されることなく話は進んでいった。

 そして、イベントのために集めたアイテムを配布し終えたところでアナウンスが入る。



≪これより第二回イベント クラン対抗イベント「陣取り合戦」を開催します。≫


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ