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キスと弾丸  作者: 蒼治
2 湾岸倉庫火災事件
28/53

10

 さて。

 ソフィアがジョンとアーサーに言わなかったのは、別に悪意があってのものでは無い。単純に言いそびれていたからである。

『イザベラに会いに行ったのか』

 ルヴァリス公爵はそう言った。修道女イザベラ。彼女がキャスの行方について知っているということだ。それを思い出したのは、翌日のことだった。

 そしてその名前にソフィアはうっすら心当たりがあったのだ。


 以前、ヒューゴと話をしていた時に聞いた話だ。首都のかなりはずれのほうにある小さな修道院。そこのイザベラという修道女は人徳に溢れており、貧しい子供たちに手を差し伸べているというものだ。

 ヒューゴもパトリックもイザベラも、苦労しているもの同士、噂が伝わっているようである。

 もしかしたそらのイザベラかもしれないと考えたのだ。当然同名の人違いということもあり得るがソフィアは気分転換に少し遠出してみることにした。


 ジョンに声をかけようかと思ったが、よく考えてみれば自分はジョンの家すら知らない。ヒューゴに聞けば「イザベラのところには私が行くからいいよ」といわれそうだ。いつも多忙な彼に確信もないことを伝えるのも気が引ける。

 そんなわけでソフィアは一人、首都の外れまで出かけたのだった。たどり着いてみれば修道院は想像以上に小さいものだったがきれいに手入れされていた。それはその修道院に一人でいるイザベラの人となりそのもののようでもある。


 イザベラは老いた修道女だった。

 修道院の庭は静謐としていた。真冬であり、庭の木々に葉はついていない。風に枝だけ揺れていた。いきなり訪れて扉を叩いたソフィアにもイザベラは優しい態度だった。

「ウィルシャー先生のお知り合いなんですね」

「はい」

「先生にはいつもお世話になっているんです」

 痩せた顔の目じりに優しいしわを浮かべて彼女は微笑んだ。


「ウィルシャー先生は、あの港の倉庫街近辺の方たちとも交流があって、今回キャスが居なくなったことを心配していたんです」

 ソフィアは人の良さそうなイザベラに嘘をつく後ろめたさを感じつつも、用意してきた言葉を並べる。ソフィアの言葉にイザベラはため息を付いた。


「……そうね。一体サムはどこにいってしまったのかしらね」

「ここに連れてきたのは……」

「若い男性だったけど。近日中に引き取りにくるから少しだけ預かっていて欲しいということなのよ」

「……その方は」

「それがね、びっくりしたんだけどルヴァリス公爵が後ろに居るみたいなのよ。彼は篤志家で有名でしょう。キャスの話も聞いて、後見人になってくださるらしいの。キャスはとても賢い娘だから、ちゃんと育ててもらえれば、兄のようにはならないですむでしょう」

「キャスは……」

「ええ、連れてきましょうね」


 イザベラは席を立った。彼女が一旦姿を消した間に、ソフィアは窓の外を眺める。

 ヒューゴの名前は予想以上に人々から信頼を持って迎えられていた。いつもくたびれた粗末な身なりで、充分なことなんてなにもできないよ、と語るが、それでも分かる人はわかってくれている。

 自分は一体どんな医師になりたいのだろう。

 そもそも医師になりたいのだろうか?


 いつもぼんやりと考えている不安をまた呼び起こしてしまってソフィアは首を横に振った。と、再び扉が開いてイザベラが戻ってくる。横には十代前半の娘を伴っていた。明るい茶色の髪に、利発そうな目をしている。質素な服装ながら身奇麗にしていて、イザベラの気遣いが感じられた。

「こんにちは」

 ソフィアの言葉にキャスは戸惑いながら頭をさげた。見知らぬ娘が会いに来たことが不思議なんだろう。

「あなたがキャスね」

 頷く顔に緊張があるのを見て取る。イザベラも居ることだしあまり突っ込んだ話はできないなと悟った。


「元気そうで良かったわ。ウィルシャー先生にもいい報告が出来る。イザベラ、ありがとうございます」

「スピア司祭が亡くなってしまって本当に悲劇だったけど、でもウィルシャー先生がいるからまだなんとかやっていけるわ」

「スピア司祭は大変優しい方だったそうですね」

「私はなかなか都合があわなくて彼とお話したことがないのだけど、手紙のやり取りはしていたの。とても優しくて聡明そうな方だったわ。こんなことになるなら、なんとか都合をつけて会っておけばよかった」


 サムがパトリック殺害の犯人かもしれないということは、まださすがに想像の範囲外であるらしい。先日盗み聞きしたサムとルヴァリス公爵の会話からすると、サムはキャスに会いに来ているようだった。若い娘のソフィアでも、一応用心してけしてキャスとは二人きりにしないイザベラだ。サムが会いに来ればわかるはずなのに、そういう事実は無いようなのが不思議だった。秘密にされているのだろうか?とも考えたが、イザベラがごまかしているような気はしない。ではサムは夜にでも忍んで会いに来ているのだろうか?


「本当は明日会う予定だったのよ」

 イザベラは悔いるようなため息をついた。

「スピア司祭は大きな祭事を計画されていたの。確か誰かが引き継いだと聞いたけど。シナバーである高名な大司祭様をお招きしてアーソニアの教会で祭儀を執り行う予定なの。私も声をかけられたのだけど、子供達の世話があるからお断りしたの。でも一度くらいはスピア司祭とお会いしてみたかったわ」

「シナバーである大司祭様とは珍しいですね」

「そうね。だから大司祭様を見に、アーソニア周辺のシナバーの参加も多いんじゃないかしら。きっと大司祭様もスピア司祭の死去を悼むでしょう」


 イザベラは眉根を寄せて首を静かに横に降った。彼女の素直な心根が感じ取れる。そんなイザベラにキャスの兄がパトリック・スピア司祭を殺した疑いがあるなどとても口に出来ない。

「キャス」

 ソフィアはなるべく優しく見えるように呼びかけた。

「お兄さんは会いに来たりするのかしら」

「こないわ」

 キャスは短く答えた。これではあんまりかと思ったようで付け足す。

「お兄ちゃんは別にあたしを気にかけたりしなかったし」


 ……そういえば、酒場の女もそんなように言っていた。でもそうなるとサムが今になってキャスを気遣っているというのがおかしなものになる。自分が失踪して、キャスのことなどほっとおいておくのが彼らしい。

 しかし、ルヴァリス公爵と話していた彼はキャスのことをとても心配していた。

「……あの、どなたか、キャスに会いに来ました?」

「ええ、ルヴァリス公爵の使いの方が」


 ……それはサムではないのだろうか?でもキャスは兄ではないという。もしかしたら兄から自分では無いと言う様に言い含められているのかもしれないが、こんな子供にそんなごまかしが出来るものだろうか?

 ソフィアは思わずキャスをじっと見つめてしまった。ちらりと見かけたサムの顔とはあまり似ていない。それに。

 もういいわ、とイザベラが言うとキャスは面白くもない相手との話から解放されるとばかりに、他の子供達がいる中庭へ駆け戻ってしまった。キャスが戻ってきたことで中庭からの子供たちの声がいっそう大きくなる。


「お兄さんとは結構年が離れているのですね」

 ソフィアはなんとなく聞いてみた。彼の子供であると言われてもおかしくないような年齢だ。

「いいえ、そんなことはありませんよ」

 イザベラは首を傾げた。

「サムはあなたと同じくらいか、もう少し下くらいだったらしいわ。それなのに、悪知恵ばかり働いて、良くない仲間と知り合って。でもそれはサムのせいばかりではないと思うのです。サムもそうしなければキャスと二人で生きては行けなかったのでしょう。そういった社会であることは大人が恥じなければならないことだと思います」


 ゆっくりとイザベラの視線は中庭をさ迷う。そう言いながらも自分の無力さを噛み締めている彼女の横顔をソフィアは見つめた。

「キャスもあのままなら娼婦くらいしかなかったかもしれません。こんなことを言ってはいけませんが、サムが行方不明になることでキャスがルヴァリス公爵の目に留まったのなら彼女にとっては人生の大きな好機になったということでしょうね」


 イザベラの横顔はヒューゴに雰囲気が似ている。きっとパトリックもよく似ていたのだろう。何かを変えたくても自分の力が足りないことにあがいている人間の顔だ。胸がつまるのは、彼女達の無力感が伝わるだけでなく、それでもと力を振り絞る姿が美しいからだろう。おそらく自分はまだそんな顔をしてない。

 なにがしたいのかもわからないのだから。

 良かったらウィルシャー先生にも会いに来てください。

 ソフィアはそう言って小さな修道院を後にした。



「君は僕のことを変わっていると言うが、僕から言わせれば君こそ相当頭がおかしい」

 変わっているとは言ったが、頭がおかしいと口にしたことはないわ、思っているけど、と不満を覚えながらソフィアはジョンの言葉に肩をすくめた。


「ひどい言われようだわ」

「言いたくもなる」

 二人が今日集っているのは、大学近くのカフェである。授業後、ソフィアは大学の門の前で待っているジョンを見つけた。顔だけなら文句のつけようのないジョンである。通行人の多くがちらちらと振り返るほどに視線を集めていた。


「ソフィア」

 そんな美青年が声をかけたのはいまひとつパッとしない娘だということを自覚しているソフィアなので、思わず目を逸らしてしまった。しかしそんなこと当然意に介することもなく、ジョンはやってくる。

「やあソフィア」

「どうしたの、こんなところまで」

「君の下宿に行ってみたらエイミーが出て来て驚いた。君は外出中だったらしいが。君と行き違うのは二回目だ」

「そういえばエイミーがあなたが来たって言っていたっけ」


 カフェに移動したところで、ソフィアはその日の不在について語ったのだった。キャスの行方を追ってイザベラの修道院に行ってきたのだと。

 それに対するジョンの返事が「頭がおかしい」だったわけである。


「どうしてよ」

「君は残念なことに忘れているようだから僕が教えてあげるが、君は二度も命を狙われているんだぞ。しかもそれはまだ解決していない。それなのにどうして一人でふらふらできる!せめて僕に声をかけるとか!」

「どうやったらあなたと連絡つくのか、わたし知らないわ。あなたの住所も知らないし。それにあなたよりわたしの方が強いもの、一人で平気よ」


 おそらく。

 この場にエイミーがいたら、「ダメよソフィア、そんなことを言ってしまったらジョンの立場が……」と遠い目をしたに違いない。しかもソフィアのその言葉は別に彼に嫌味で言っているのでもなく、普通に事実を言っているだけなのだ。

 ジョンは呆然とソフィアを見た。暴言を言われ慣れていないから、ではない。おそらくその言った人間が問題なのだ。そして普段ジョンにその暴言をなんとかしろと言っているソフィアなのに、自分の発言の酷さには気がついていない。もともと礼儀正しいソフィアの暴言はジョンにだけのみ発揮される。他の人間は気がつくことがない、だからきっと指摘もない。


「ソフィア」

 ジョンはぐっと言葉に詰まる。一回目を伏せたがそれから勢いを取り戻しした。

「そのとおりだ。君から連絡をとる方法を全く考えていなかったのは僕の失態だ」

「別にいいのよ。それほど機会は無いと思うから」

「いや、至急考慮する」

 そこに、女給が頼んでいた紅茶を持ってきた。ソフィアはそこにたっぷり砂糖を入れる。今日もこれから勉強しなければならない。甘いものを飲むとはかどる。


「それと、君の単独行動の話だが、仮に僕が腕力という面で劣るとしても一人より二人のほうがマシだろう」

 ソフィアはそこでマデリーンのことを思い出す。最後に彼女と戦った時、ジョンが襲われたら助けられないと焦ったのだ。人を守りきるだけの力は自分にはない。でもそれを率直に言うことはできなかった。

 今まで感じたことのないほどの恐怖。そして彼女の死に今でもどうしての拭い去れない罪悪感。マデリーンの名前を声にすることができない。


「……そうね」

 ソフィアはおとなしく頷いた。反論できなければそう言うしかない。

「以後単独で動くことは慎んでくれ」

 そう言われると腹が立つが。


「それで、キャスはいたのか?」

「ええ」

 ソフィアは頷いた。行き会えたら言おうと思っていたのだ。

「大事にされていたわ。それで、キャスの後見人にはルヴァリス公爵がなるみたいなの」

「へえ?」

 ジョンは目を見開いた。

「ルヴァリス公爵に直接確認できたわけじゃないけど領地に帰るときに連れて帰るみたい」

「……そうなるとやはりサムがルヴァリス公爵に関わっているのは間違いないな。自分の妹だから公爵に頼んだのだろう」

「でも」

 ソフィアは酒場の女の話を思い出す。


「キャスはサムにあまり大事にされていなかったみたいだけど。だって売れるならとっとと娼館に売りたいなんてひどいことを話していたと聞いたわ。どうして今になって責任を持とうとするのかしら」

「……僕は人に気持ちには疎いが、確かに一貫性は無いな。だが行動に一貫性がないのもまた人間と言える」

「そうよねえ……。でも、ルヴァリス公爵とどうしてうまくいっているのかしら、サムは」

「どういうことだ?」


 ソフィアは少し長い話になるけど、と前置きして、ポールのことを話し始めた。

 ただ詳しく話すのもこの場にいないエイミーに失礼だと思い、エイミーとポールの名を伏せた。男尊女卑を隠さない、少々自分とは馬が合わない男性知り合ってしまったことと。そしてルヴァリス公爵はその彼からソフィアを庇い、勇気付けてくれた。ルヴァリス公爵はアーサーが懸念するように、人心を容易くつかむ素晴らしい人格者であると。


「そんな人が、悪党で妹すら省みないサムとどうやってうまくやっているのかしらって。そりゃ確かに内面はわからないわ。銀朱原罪論者であったように、残忍な面を持ち合わせてサムと意気投合しているのかもしれない。でもわたしには、ルヴァリス公爵は銀朱原罪論者という点を除いては確かに立派な人間だと思えるの」

 ソフィアはテーブルの上の紅茶に目を落とす。


「なんだかおかしな気持ちだわ」

「サムも実は立派なにんげ……」

 ジョンは言いかけて突然言葉を切った。不自然な沈黙にソフィアは顔を上げてジョンを見つめる。

「……そうか」

 ジョンが呟くのをソフィアは聞いた。彼は合点が言ったとばかりに大きく頷く。

「……サムじゃない」

「え?」

「サムはもう死んでいる」

 ジョンの言葉に、ソフィアはとっさに発するべき言葉がない。ジョンの中では何かが確定しているようだが。


「サムが死んでいるって……いつ?」

「もうずっと前にだ。確実に一ヶ月は立っている。彼は」

 ジョンは確信をもってソフィアに告げた。

「彼はあの港にある倉庫で死んだんだ」

「それはスピア司祭でしょう?!」

 ソフィアの言葉にジョンは確かに一度頷く。


「そう思っていた、僕も、君も、ヒューゴも世間も。でも火事現場から発見された死体は外見の判断が難しいほどに損傷していた。ただ、聖ヴァレリー教会の紋章が入った首飾りだけが彼を示していただけだ。でもそれは別にパトリックの死体じゃなくてもいいだろう?」

「死体はサムで、パトリック・スピア司祭に偽装されたってこと?」

 あまりにも冒涜的な行為にソフィアの声はかすれた。


「一体誰がそんなこと……」

「あの事件のあと、行方がわからなのはパトリックもサムも同じ。じゃあ、誰が、などという問いは無意味だ」

「……パトリックが?」

 ソフィアには信じがたいことだったが、そうしてみればつじつまは会う。


 キャスはサムは修道院に会いに来ては居ないと言った。確かに訪れていないのだろう。訪れていたのはパトリックだ。修道女イザベラはパトリックの顔を知らない。名を偽れば気が付かない。

 サムはいい金蔓が見つかったと洩らしていた。その金蔓とみられるのはパトリックだ。どうして大事な金蔓を殺してしまったのかと思ったが、殺したのは脅迫されていたパトリックのほうだったのだ。


「……多分、パトリックは、ルヴァリス公爵と関わっている以上、銀朱原罪主義だろう。彼は何かを計画しているんだ。それはサムに脅迫されてしまうようなことだったんじゃないかな。だけど、パトリックもおとなしく脅迫されるタイプの人間じゃない。逆に殺してしまったんだろう」

「自分が死んで彼に成り代わった」

 呟いたソフィアだが、話はそこで終わりでは無いだろうと思った。


「自分の存在を殺したということは、よほどの覚悟だと思うわ」

 ソフィアの言葉の意味はジョンにはわからないようだった。彼は確かに人の心の機微にはうとい。

「もうパトリック・スピアには戻れないのよ?戻れば今度はあの死体が何かってことになるでしょう?それだけの覚悟を持ってそうしたというのには、ただ殺人を隠すため以上の意味があると思うの。もっと、なにか」

「……大きな目的」

 そこで二人ははっとして、顔を見合わせた。


「銀朱浄化運動か……!」

「そういえば、パトリックは」

 思い出したことを口に仕掛けてソフィアは躊躇う。まさか、そんな残虐なことをする者が居るんだろうか。ましてやパトリックは聖職者で人格者だ。

「ソフィア、何か心当たりがあるのか?」

 ジョンに促されても口ごもってしまう。


「パトリックが中心的に計画していた活動があると聞いたの」

「どんな?」

「役所の近くにある教会で、臨時の祭儀を」

「何か問題が?」

「……それは今日なの。配給血のこともあって、わたしみたいに首都に住んでいれば一週間に一度取りにいけるけど、この近隣の人間だと、頻繁に役所に足を運ぶのも大変でしょう?月に一度という人もいるの。その場合、今日来る人が多いのよ。同じ日に首都で臨時の祭儀があれば、足を運ぶわ」


「だが……」

「パトリックが祭儀の説話を依頼していたのは、シナバーの大司祭よ。同じシナバーは興味を持つ者も多いんじゃないかしら」

「……今日、なにか起きるということか?」

「わからないわ。全て想像よ」

 ジョンは考える時間などなかった。

「行こう」

 端的にそれだけ告げる。


「……ヒューゴには何か言うべきだと思う?」

 ソフィアの迷いばかりの言葉にジョンは無言となった。ソフィアの顔を覗き込む。

「……僕にわかると思うかい?」

 その言い方はあまりにもジョンらしく。

 ソフィアはこわばった表情に少しだけ微笑みにちかいものを浮かべた。

「それはあとね。とりあえず行きましょう」


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