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いきなり音楽教室  作者: marron
声楽家編
36/200

11、孤独な練習

どんなに華やかに見える世界でも、芸事には練習がつきもの。練習なしには芸は磨かれない。


練習の仕方は人それぞれだと思うけれど、私は練習時でも伴奏がないと歌えない。

なので、簡単な曲はピアノを弾きながら歌って練習をする。

ところが、私の専門のフランス歌曲は、伴奏がべらぼうに難しい。とてもじゃないけれど、私ごときのピアノの技術ではとうてい弾いて歌うことなんて無理。

ということで、ピアノは録音しておく。

そのために、まずはピアノの練習をして、録音して、それから歌の練習をする。

歌の練習を始めると、自分の録音したピアノ伴奏があまりに下手で、歌えないこともある。

それで、再度録音となる。(ピアノの先生なのに、下手という・・・)



声楽の勉強は、ただ歌うだけではない。

言葉が重要になってくる。日本歌曲だけを歌う声楽家はいないのだ。たいてい、イタリア語やドイツ語は誰でもできる。私はフランス語もやるし、人によってはラテン語やチェコ語の歌もすらすら歌う。

読めて、意味が(単語だけでも)わかって、そして正しく発音できなければならない。

ということで、意外にも机上の勉強が多い。

この過程も、地味で孤独。


その成果、外国人が日本歌曲を歌う場合も、非常に美しい日本語の発音が聞ける。

ぜひ聴いて欲しい。


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