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『発熱』

 オフェーリアは中庭にゲルを2つ出した。

 これはオフェーリアがいつも使っている住居型ではなく兵たちが休憩などに使う内部が広いタイプだ。

 ここに具合の悪そうな者とそうでない者を分けて入れてまずは着替えを勧めた。

 ジョーンズが宿に備え付けの貫頭衣のような寝巻きを配っているのを尻目にオフェーリアは表の結界を確認に行った。


 この宿屋が受け入れた避難民はジョーンズが迎えに行った者の他に自力で避難してきた老人を加えて47名、元々の宿泊客がオフェーリアを入れて4名、それに宿屋側が3名の54名。そこに兵士が14名加わって完全にキャパオーバーしている。

 本来なら共倒れ必至だがそこはオフェーリアの異空間収納で完全にカバーできる。


 ジョーンズが折り畳み式のベッドと寝具を運び入れたあと、薬湯を持って兵士全員の様子を見て回った。結果最初から分けた連中の中から発熱しているものが出だしたのだ。

 お茶代わりに薬湯を飲ませ熱冷ましの丸薬を与える。

 あとは夕食まで横になっているように言うと症状ごとにパーテーションで仕切ってゲルから出た。


「フェリアさん、どう?」


 女将が調理場から顔を出して聞いてきた。


「今発熱してるのは1人だけど今夜中にはあと何人か発熱するでしょうね。

 薬が効いて軽く済めばいいのだけど……

 お爺さんは治療が早かったのでこれ以上悪くなることはないと思うわ」


 そうなのだ。

 兵士は元々体力があるのでそれほど心配はしていない。だが老人は違う。

 あっという間に進行して亡くなってしまうことが多いのだ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公の善意に頼り切ってる人達にイラっとくる。 薪が無いのなら、建物解体するなりして確保すれば良いじゃない。 覚悟と自覚が足りないよね。
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