表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
322/617

『誘拐屋とは』

「【誘拐屋】?それなに?」


「文字通り、誘拐屋だ。

 金を持ってそうな奴を誘拐してきて、身代金を取って解放する。

 そういう商売だ。

 まあ、盗賊の一種だな」


「そんな連中がいるんだ」


「ああ、それで金が取れそうにない者は奴隷商人に売るんだ。

 今回は……あのクソガキがそうだな」


 先ほど飲んだ薬が効いてきて、うとうとしはじめているブランデルグの傍でオフェーリアとジニーが話し込んでいた。


「なるほどね。

 じゃあ無理に探さなくてもいいかな。

 もうそれなりに日数が経っているし、ひょっとしたら受け渡しも終わってるかも」


 商人2人は裕福そうだったし、役人も貴族ではないようだが育ちが良さそうだった。

 行商人は……あまりよくわからない。

 オフェーリアは一応空から捜索するつもりだったが急ぐ必要はなさそうだ。





 その日の夜には大小のゲルが2つ増え、ここは小さな野営地と化していた。

 全体を結界で囲んでいるため、全体がひとつの家のようでもある。

 そこにはゲルとゲルの間にタープを張って専用の台所まで作られていた。

 そこで今、オフェーリアが夕食を作っている。


「今日はグラタンだよ。

 たーっぷり作ったから遠慮なく食べてね」


 他には茹で玉子やハムがたくさん入ったポテトサラダ、コールスロー、一口ハンバーグなどがある。

 これに焼きたてパンを加えたのが今夜の夕食となる。


「私はブランデルグに持っていくから、先に食べてちょうだい」


 彼のための食事は、消化の良い粥だ。

 これはリゾット用の米をさらにトロトロになるまで煮て、生クリームを加えて味を整えたものだ。

 これをブランデルグは嬉しそうに舌鼓を打ったのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ