『ハイオーク(亜人)との邂逅』
オフェーリアの生まれ育った中大陸、そして東亜大陸でもオークは魔獣として認識されているが、ここでは独自の進化をしたようである。
「ハイオーク?
でもハイオークだって魔獣のはず……
それともここでは亜人として認められているのかしら」
「とオくのもりニ、ワるイおーく、いル。
あいツら、モっとちイさい。
コトバしゃべラない」
やはり別の種族に分かれたようだ。
「見分けかたってあるの?」
「チイさいおーく、キたナイ。
あいツら、ぎゃーぎゃーウるさいヨ」
「なるほど、声をかけてみて意思の疎通ができなかったら魔獣のオークなわけね」
オフェーリアは話を聞いてホッとした。
なぜならオーク肉のカツは彼女の大好物なのだ。
それに魔法族独自のタレを使った焼肉は万人に好まれる料理となっている。
「……変なことを聞くけど、あなたたちはその小さいオークを食べたりする?」
「おウ、あいツら、やイたらウまイ。
ヨく、狩リにイく」
どうやら共食いという感覚はないようである。
「め神さマ、ドうかムラにキてほシイ」
「ん〜、ありがたいけど馬車に戻らなきゃならないのよ。気持ちだけ頂いておくわ」
「め神さマ……」
「そうだ!
さっきの魔獣、もらってもよかったかしら」
「殺ッタのはめ神さマだ、だカラあれハめ神さマのモのだ」
「ありがたくいただいていくわ。
じゃあ、ね」
ふわりと浮き上がったオフェーリアはそのまま高度をあげていく。




