表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
217/617

『裁断、染色』

 いい加減読書にも飽きてきた頃に、ダイアナが我に返って話しかけてきた。


「フェリア、見たところ変わりないように見えるけど、念のためにサイズを測るわよ。

 そこのフィッティングルームで服を脱いでちょうだい」


 有無を言わさない迫力である。

 オフェーリアは言われた通りすごすごと扉の向こうに消えていった。



「まあ!

 バストが5mm増えているわよ。

 よかったわね」


 5mmくらいなんだというのだ。

 オフェーリアは魔法族の女性らしくない貧乳だ。


「大丈夫。

 ちゃんと寄せて上げて谷間を作ってあげるわ。

 もちろん、あなたの嫌いな補正下着はなしよ。

 ……あら、ウエストが2cm細くてなっているわね。

 ヒップは変わりなし、と。

 相変わらず形の良いお尻ね、惚れ惚れするわ」


 なんとも言えない手つきでお尻を撫でると、ダイアナは型紙の作成に入っていった。


「明後日の昼に仮縫いのチェックに来てちょうだい」


 オフェーリアは有無を言わずに追い出されてしまった。

 さすがに都でも名の通った“衣装狂い”のダイアナである。

 彼女のアトリエからは濃厚な魔力が溢れ出ていた。


 繊細なボディスだけは型紙を使うが、あとは布の上をハサミが滑るように動いている。

 ダイアナの魔力が目一杯注ぎ込まれたハサミはまるで生き物のようにドレスのパーツを切り抜いていく。


 染めも魔法を使って行う。

 仮縫いのために大きめに裁断したパーツを、ダイアナ独特の染魔法で染色していった。


「フェリア……

 私たちの愛しい子。

 あなたのために、私は持てる技術のすべてを注ぐわ」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] オフェーリアさんの美しさと巨匠ダイアナさん作成の宝石がちりばめられた素敵なドレス&最高級の魔宝石の首飾りの豪華なお姿にオフェーリアさんのファンが(女性からの方が意外にも多かったりしてw)また…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ