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火葬場のファウスト 絶え間ないピグマリオンに関して  作者: 民間人。
火葬場のファウスト
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怖がっている話をしよう。

人間性が薄れていく、という感覚について。


自分の目の前からこぼれていくのは「良かった」という感覚ばかり。


覆水盆に返らず。即ち、溢れた良かったは陳腐になる。輝きを失った「良かった」は、無感動に取って代わられる。


代わりに記憶に残るのは、悪かった記憶ばかりだ。

自分が悪かった記憶。誰かに受けた悪かった記憶。

言葉だけで突き付けられた現実。


そういうものだけが残る自分が卑しくて、怖くて。


怖くて、表に何も出さないまま、口の中でもごもご独りごちれば、案外みんなが聞いている。


聞いているから、他の人には聞けなくて。


雲隠れ、そして。光隠れ給いにし後。


僕は今日も、一人のたまいける。

いつか死ぬことが、僅かばかりの救いです。

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