少しでも
千堂君視点
「…あ、えと、……」
「…何ですか?」
「いや、…そ、の」
古賀さんが反応に困っている。いや、…困らせてしまったのは僕だ。
それが申し訳ないけれど、少しでもそこに躊躇いがあれば、僕は嬉しい。
今更「いいよ」なんて言葉を聞ける可能性がないけど、古賀さんの中に少しでも僕が居たら、教えて欲しい。
僕は、断られてしまった…きっぱりと。
…だけど、諦められるわけもなかった。
諦めたくなかったから。好きでたまらなかったから。愛している…から。古賀さんが欲しくてしょうがないから。古賀さんに求めてほしいから。古賀さんを知りたいから。
だから、何度でも突っ込むと決めた。
迷惑なのはわかっている。気持ちが悪いのもわかっている。気持ちが一方通行なのもわかっている。僕の気持ちが全部伝わらないのも分かってはいるけど、ただ伝えるだけじゃ、僕の気持ちだけが強く、大きく育つだけなのもわかる。感じてる、のに…言いたい。
自己満足なのは仕方ない。古賀さんを想う気持ちが大きいから、理解してほしい。
狂っているのは仕方ない。古賀さんを想う気持ちは強いから、いくらでも膨らんでいく。
結果を期待してしまうのは仕方ない。古賀さんが居ないと寂しいから、どこにも行ってほしくないし、独り占めしたいという感情が渦巻く。
全部、仕方のないこと。
僕が決められることじゃない。
だって、理屈じゃなくて、感情だから。
僕の中であふれる仕方がないことが積み重なって、僕を変えた。
今なら言える。
「古賀さん」
大好きな人の名前を口にする。
だけど、この名前を呼ぶと僕は落ち着く。
「…僕のことを、どう思っているか…教えて下さい。」
更新が遅れました。orz
どうでしょうか?
よろしければ、『ツン100%の君を落としてみた』の方もよろしくお願いします。
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