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振られたその日から逆転するラブコメ  作者: スクールストライカー
本物にする気持ち
45/59

ここにいる資格

※古賀さん視点



 千堂君は、この頃おかしい。…というか、何と言ってしまえばいいのか。


 千堂君は、何かを伝えようとしてくれている。


 だけど、なぜかいつも、ごにょごにょと口を動かしては、「なんでもないごめん。」としか聞こえない。




 


 私は、考える。





 


 千堂君とこんな風に、間ができてしまったのは()()()()()()()の誕生日会での()()()()の告白をしていた時から。






 普段、聞いた事もないような低い声を出して、普段、見たこともないような静かな怒りが顔に表れていた。


 当然、驚いてしまった。










 告白の内容よりも。







 私は、考える。






 あの怒りは、人として、倫理的考えてきたものか、それとも、相手が私だからか。


 

 もっとも、千堂君が家族として見てくれているのは知っている。いや、気づいてる。

 




 だから、両方なんだろうなぁ…と、どこか寂しい気持ちの私がいる。





 私の言っているこれは、わがままだ。


 と、解ってしまう。


 


 もう、自分の置かれている状況が分からない子供じゃないから。







 私は、考える。





 このわだかまりは何だと。


 どうして私は、寂しく思うのか。


 どうして私は、家族として見て貰えるのか。


 どうして私は、こんなにも千堂君ばかりを気にするのか。


 どうして私は、こんなにも千堂君に返しきれない恩を作るのか。


 どうして私は、――――――――







 今、分かる気がした。

 




 



 全部じゃなくても、千堂君が、教えてくれる気がした。







 自分で見つけられない理由が、わからないまま。






 今の私は、答えだけを求めている気がした。





 それだけで、無性に千堂君に謝りたくなった。

 今まで感謝したいことはたくさんあったのに。

 謝罪が一番に来てしまう。




 でも私は、千堂君は、それを望んでいないのは知っていて、謝ったところで、何が何だかわからないってのも分かる。




 何も解決しない。

 気がするのではなく、必然的に。

 

 逃げてきた、頼ってばかりだった私には分かる。














 


 この場所と言えば、()()しかない。


 校舎裏で二人きり。


 ああ、嬉しいな。だけど、嬉しいのに、嬉しいのに、変な緊張を覚える。




 私は、弱いなあ。





 それを今知った。






 それを、家族が私を置いていった日に知った。






 お父さんの事情を知った日に、再び思った。









 私は弱い。







 だから、やさしくて、強い、千堂君の手を取る。








 本当は、そんな資格なんてないのに。






 頼る事しかできない。





 教えてもらう事しかできない。





 自分から、聞きに行くこともできない。








 私の仮面は、傷だらけの穴だらけ。

 いつもの私は、虚勢も虚勢。






 私は、都合のいい女。






 カッコ悪くて、惨め。





 




 こんな私には、ここにいる資格はない。












 こんな私は嫌だ。

 大っ嫌いだ。








 変わりたい。







 どうやって?







 わかんない。






 知りたい。






 私の力で。

 私の、力で。





 





 変わって、逆転、したい。





 私は、強くなりたい。




 私は、千堂君に返しきれない恩を返したい。








どうでしょうか?

感想,アドバイス等ありましたら、よろしくお願いいたします。


毎日投稿できなくてすんませんでした。orz

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