何のお話?(本編とは関係なく)
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「よう、千堂」
「ん?ああ、江口君おはよう。」
「あ?何言ってんだ?…お前もう、昼だぞ。」
「ふぇ?…そう、だったんだ。…どうしよう、授業中ずっとぼーっとしていたよっ!」
周りを見れば、教室の各地でそれぞれお弁当を広げていた。
本当だ。
「フンッ、とか言いつつ、お前はどうせいつもテストで学年一位取っているじゃねえか。」
「ま、まあ、テストは、ね。…でも、江口君も学年でも上位方じゃなかったっけ?」
いつも張り出されるテストの順位表で、僕の名前の近くで江口君の名前を見た気がする。
「あ~まあ、九位な。…それでも、お前との点数の差はえげつねえけどな。」
ハハハ…僕、極振りだけどね……。
「あ、そういえば、お前の彼女も学年で…何位だったか?」
江口君の目線が心なしか隣に向いている。
「ご、ゴホホンッ、か、彼女じゃないよ。そして、もし、それが古賀さんの事を指しているのなら、古賀さんは二位だよ。」
「ふ~ん。…どっちもすげえな。」
江口君に褒められたことは嬉しいけれど、すごく、すごく、誤解を生んでいるようなので少し他の人にも同じように思われてないか心配になった。
い、いや、顔、なんて…赤くないし!
けど、江口君が「はいはい」となんでもなさそうに流すのは頂けない。
心の中だけでも、悶々と唸る僕を見て、江口君は話題を変えた。
「つかさ、どうでもいい話だけどさあ。お前ら家どこなの?」
ぎくりっ!
そういえばのそういえば過ぎる事実なのだけど、僕たちは同棲?している事実を隠していた。(親同伴)
゛隠している゛これに大して意味はない。
ただ、恨まれごとを増やすべきではないと判断したまでだし、べ、別に、古賀さんとの二人だけの秘密だからというわけでもない…。そもそも親も知っている!(ちくしょう!)
というわけで、噓をつきました。
大した意味はあります。とびきりのが!
それは、同居していることが広まり、そこから古賀さんの家庭の事情にたどり着かれるのを防ぐためだ。
因みに、今考えたものではない。
古賀さんとの取り決めによるものだ。
故に、古賀さんからすれば、信用していると思われているのかもしれないし、人畜無害だと認識されているのかもしれない。
だからまあ、…………うん。もういいや。
もし、後者だった場合万物有害になってヤルまでだ。それでいい。(にししっ)
他人の思考なんて、計算できるものではない。
公式は存在せず、手探りの状態。
それはみんなも一緒で、……例えるなら、みんなより探るための腕が短い、みたいな?
「どうして、きゅ、急にそんなことを?」
「いやまあ、…なんだろうな。……いつも一緒に帰っているから、か。」
確かに、気になるのもしょうがない、かもしれない。
僕にはよくわからないけど…
と、いうか、江口君は一度僕の家の前まで来た気がするのだけど……
忘れた?
「あ、あのね、僕の家は来たことあるでしょ?」
「む、ないぞ?」
え、
「この前一緒に遊びに行った帰りに解散したところだよ。」
「ん、うーん。わからん。」
「その近くが古賀さんの家だよ。」
噓は良くないけど、これも事前に決めていたこと。
因みに、いつそんなことをしていたかと言えば、それは昨日だ!…てへっ
「そ、そうか、良かったな!うんうん……で、本当は?」
「!?本当はって、あ~、そのー、本当ぉ、本当ぉだよ。」
「ハァ、……噂じゃ、お前ら同居しているって聞いたぞ。」
「!?なんだ、と。…誰から?」
「お前のストーカー」
「いや、なんだ……って、本当?」
「ガチ」
「・・・僕、男だよ?」
「安心しろ、そいつも男だ。」
いや、何を?
何を安心すればいいの?
余計に心配なんだけど!
「まあ、今のは冗談として、何でも、そいつが言うには…お前の家から出されたゴミに古賀さんのにおいがしたらしいぞ。」
いや、何が冗談なの?
リアリティが足されただけなんだけどっ!
ってか、何でゴミのにおいなの?
ゴミはゴミのにおいしかしないでしょ。判別できちゃうの?犬レベルだよ!
あと、もっと他にあるでしょっ!
同じ家から僕たちがそろって出てきたとか。同じお弁当を持ってきているとか。
あ、そもそも、その人は古賀さんのストーカーでしょっ!
そ、そうに違いない。
こ、古賀さんは、人気者だからな~。
大変そうだな~。うんうん
それはそれで問題か。
「ま、そいつは、俺の妹なんだけどな。」
じとー
「・・・・・・」
「な、なんだよ。」
ありえる
「…いや、だからな、ぜ、全部作り話だぞ(?)」
「・・・・・・」
「これこそガチだぞ!」
「・・・・・・」
「ま、マジで!」
「・・・・・・」
「も、もういい。」
「…ほ、ほんとビックリしたー(ふざけんな)。江口君、(このあほが)分かりにくい冗談はやめてよー(次はないぞ)。心臓に悪いよ。」
「…ぉぉ!わ、悪い。今度はもっと分かりやすいのにしとくぜ。」
「た、頼むよー(そういう事じゃねえよ)」
「お、おう、またな」
「うん」
その日、江口君への憧れは完全に消滅したことは、いうまでもない。
途中に出てくる( )は、本能による叫びです。
千堂君がグレたわけではありません。
どうでしょうか?
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