家族の時間
本日最後かな?
伸び悩んでおります…。
応援して下さる皆様には本当に感謝しております。
ただ、伸び悩んでおります。
・・・それだけです。
「えー、では、お母さんの誕生日を祝いまして、カンパーイ」
[[カンパーイ]]
「さあ、さあ、どんどん食べてくださーい。」
豪勢な料理が、食卓を彩る。
「母さん、おめでとう。」
「真也もありがとっ!」
母さんは、相変わらずお酒に強いのか、なかなか度数の高いものを片手に料理を口に運んでいる。
因みに、この料理は古賀さんが作った物だ。
今思い出しても、あの包丁さばきは見事だった。
惚れ惚れする程で、味も素晴らしい。
「古賀さん、この刺身もおいしいよ。ありがとう。」
「どういたしまして。あ~、ふむふむ。そう、千堂君は、お魚系タイプの人が好みなのかな?」
「!?ち、違うよ!…てか、お魚系タイプって何?」
「いやまあ、隠さなくてもいいんだよ!親の前だからってそんな…」
「・・・・・・サラダもおいしいね。」
「千堂君、お魚系か草食系かはしっかり選んで。両方は駄目だよ。」
「だから、そういう意味じゃないって。…もう」
古賀さんは、満足そうに母さんたちと笑っている。
本当に、古賀さんはひどい、いじめっ子だ。
でも、こうしてみると、僕たちは本当の家族のようだ。もちろん、僕はそう思っている。
ただ、幸せを絵にした様。そういいたいのだ。
それから、お誕生日会も終盤に差し掛かったところでケーキの登場し、全員が沸いた。
しっかり、食べられるサイズだ。
均等に切り分けて、それぞれが好みのお菓子を乗せる。
僕は…梅でも昆布でもないものを選んだ…。当然!
二人で一緒に作ったケーキは、やはり格別だった。
父さんなんかは、父さんの為に作ったわけじゃないのに感動泣きしていた。
母さんも、いつも大抵ニコニコしているけれど、今日ばかりは筋肉痛が予想できるほど嬉しそうにケーキを頬張っていた。
そんなこんなで家族のビックイベントが終了した。
とっても楽しい時間だった。
前の千堂家だけでは、こんなにも盛り上がる事なんてなかった。
古賀さんは、僕たちにとって太陽のようだ。
僕たちがこんなに輝いているのは、光があってこそだ。
僕たちはもう、光が無くては生きていられない体質になってしまった。
たとえ曇って、一時期見えなくても、再び光を目にすることを願っていたのだろう。
そして、それは母さんたちも同じだったようだ。
「紅羽ちゃん、ちょっといいかい?」
お誕生日会の片づけを終えた古賀さんに、父さんが話しかけた。
その隣には、僕もいる。
一緒に片づけをしていたからだ。
まあ、父さんの表情から大事な話だろうと言うのは想像できたから、席をはずそうとすると、「真也も座りなさい。」と、立つ前に制される。
気になってはいたので助かるけど、一体どういう話をするのだろうか。
あれ?そういえば今日、父さんはお酒を飲んでいなかったんだ…。
身の毛が立つ思いをした。
事の重大さをなんとなくだけど理解したからだ。
お誕生日会の名残はあるけれど、父さんやこの場の雰囲気は張り詰めたものになった。
そして、父さんの口元が再び動く。
「楽しい時間の後で申し訳ないけど……俺も、腹積もりができた。・・・紅羽ちゃん、君のご家庭について話さなけならないことがある。」
父さんがそう口にして、僕の体は固まった。動けなくなった。
まるで、地獄に突き落とされたみたいに。
どうでしょうか?
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次の更新は17日のどこかでしたいなぁと考えております。
『「私は、ネカマです。」なんて、今更言えない。』の方もよろしくお願いします!




