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振られたその日から逆転するラブコメ  作者: スクールストライカー
変化する好きの形
34/59

ケーキ作り

本日まだ二本目です。

もう少し、ハイペースでやりたいです!



 「古賀さん、ここからはどうしたらいいの?」



 千堂家のキッチン


 僕たちは、ケーキの設計図に沿って、順調に計画を進めていた。


 「えと…ね、気泡が大事で…角が立つまで同じ作業の繰り返し…かな。」

 「・・・古賀さん、それって…まあいいや、頑張る。」

 「ああ…うん、頑張って~。」


 シャコ シャコ シャコ シャコ


 今僕は、ボールと泡だて器を使ってホイップクリームを製作中。

 ハンドミキサーは、無いので全て手動である。


 ・・・なかなか手に疲労が溜まる作業だけど、やっていて楽しい。


 けれど、この作業開始からすでに十分ぐらい経った。

 少し、違和感を抱きつつ、泡立て器を回す力を入れる。

 そろそろなはずと思い、ボールに視線を落とす。

 ・・・気泡はとうにつぶれており、まさに液体である…。

 いやいや、どうしてこうなったのか分からな……さすがに気づく。そして、指示待ち。というよりは、やり直しの合図待ちだった。自分からは……いえない。

 しかし、古賀さんもまた、先ほどから同じこと以外を口にしない…。


 「「・・・・・・」」


 本当は、二人とも気付いているけれど、互いに見て見ぬふりをしていた。

 どちらかが、指摘するまで終わらないこの時間。



 古賀さんは、次の指示が出せない!

 僕は、指示に従うだけ!


 

 こういうことである。

 ならば、現状停滞しているのは必然と言うべきなのか…。



 「ねえ、せんど…くんっ!あ、ああ、それは…」


 やられた…


 「き、気泡がつぶれてるよぉ~。」


 ニィと口角を上げる古賀さん。

 わざとらしい…


 まあ、古賀さんはそういう人だよね…知ってた。


 ・・・だったら、乗ってあげよう。


 「あ、…うん。ごめんなさい。…僕、次の指示を聞き忘れてて、さ。本当に…ごめんなさい。」


 フフッ、古賀さん。

 僕だって負けないから。


 「ま、まあ、そういうことなら仕方ない、か。」


 僕の反撃に一瞬動揺したように見える。


 「こ、古賀さん、本当にごめんなさい。」

 「もう、いいよ。」

 

 そう言って作るのは油断の表情。


 今だ!

 

 「古賀さん。ち、因みに、――「あ、因みに、次はバターを混ぜる作業だったよ。」」

 「・・・・・・」


 


 古賀さんが握っていたのは、設計図ではなくスマホだった。

 


 


 初めからスマホを使わないのは、古賀さんのただの意地だったらしい…。


 そして、悪者になるのは決まって僕だ。










どうでしょうか?

是非、評価,感想,アドバイス等ありましたら、宜しくお願いします!

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