ただの買い物
どこか変な場所があれば言ってください!
ジャンル別日間ランキング31位です!
本当にありがとうございます!
総合ポイント250突発!
これからもよろしくお願いします!!!
古賀さんたちの要望通り、駅の中に店を構えているインテリアショップに入った。
適当に目に映ったものを物色していく。
それからみんなは黙々と気に入る物を探していた。
「お、これいいかもな。」
「なあ、朱莉、これとかどうだ。」
そう言って差し出したのは、充血したリアルな目が異様に離れていて、妙に前歯が大きく、そばかすだらけのウサギのキャラクターの置き物だった。
・・・・・・好みは人それぞれだと思う。
「ん?おお!?お兄ちゃんナイス!メッチャいいじゃん!」
「ハハッ、おい、痛いからあんまり背中叩くなよっ。」
「ごめん!でも、ありがとっ!」
「ああ。」
・・・・・・好みは人それぞれだと思う。…
たぶん。…いや、絶対、…江口家は、どこかズレている。…
いや、良い言い方をするとすれば、――――……ごめんなさい。言葉が見つからないや…ダサくてもいいのなら、スペシャル。………
・・・ほらね。
で、でも、僕は、悪くないと思うんだよ。………
ゴホンッ
ま、まあ、江口君たちが仲良くしていることはいいことだ。
もともとそれが目的だし。
・・・ただ、僕たちはアドバイスの一つもできないことが分かった。
「アレをあげると喜ぶよー。」だとか、「アレって、良いよねー。」というような会話が、できないのだから。…
江口家特有の価値観が分からない!!
正直に言うと、その今出てきた置物の良さが分からない!
気持ち悪いという感想しか出てこないのだけど…
もっと言うと、何が「ナイス!」で、何が「ありがとっ!」なのか、まるで分からない。
最初手に持った時なんか、「あ、誰か嫌いな人にプレゼントするのか。」と思ってしまった。
隣にいる古賀さんは、さっきから全く話さないし、顔を引き攣らせてばかりだ。
まあ、それも仕方ない。
事前情報がなければ、僕もそうなっていた。
しかし、今は【彼らは、独自のフィールドを展開していた。】というナレーションが入ってもおかしくないのですがっ!
・・・・・・なんというか、疲れる。
突っ込みどころ満載な兄妹で、見ているだけなのに、どこか体力が削られる。…
僕たちは今、息を切らして江口家の買い物を見せられていた。
どうでしょうか?
感想,アドバイス等ありましたら、よろしくお願い致します!




